化学工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 化学工学Ⅱ
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 水科篤郎 「化学工学概論」 産業図書
担当教員 大島 達也

到達目標

1)様々な移動現象に関して理解し、基礎的な式の導出ができ、問題を解くことができる。
2)関連する語句について十分に理解し、説明することができる。
3)習得した現象に関する知識を装置設計に活かすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1様々な移動現象に関して理解し、基礎的な式の導出ができ、問題を解くことができる様々な移動現象に関して理解し、基礎的な式の導出ができる様々な移動現象に関して理解できる
評価項目2関連する語句について十分に理解し、説明することができる関連する語句について説明することができる関連する語句について理解できる
評価項目3習得した現象に関する知識を装置設計に関する諸計算に応用できる装置設計に関する諸計算ができる装置設計に関する知識を得る

学科の到達目標項目との関係

JABEE (c) 説明 閉じる
JABEE (d) 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
化学工業における製造工程に関する装置設計・運転・保守管理において装置内でどのような現象が起こっているのか理解することが大切である。代表的な単位操作を通じて基礎を習得することにより、プラント設計や運転に必要な知識を習得することを目的としている。
授業の進め方・方法:
数学、物理、化学工学I、物理化学をよく理解しておくことが望ましい。数学(特に微分積分)、物理および化学工学Iについて復習をしておくと理解を深めやすい。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
流動
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
流動の礎        
2週 流れと流体の種類 ニュートン流体について理解する
3週 ベルヌーイの式 ベルヌーイの式の導出および応用
4週 円管内の速度分布 収支の理解、円管内層流の速度分布の導出
5週 摩擦損失 ファニングの式の導出、応用
6週 流量測定 ベルヌーイの式より流量を求める
7週 伝熱 伝熱の基礎・フーリエの式・固体の熱伝導
8週 伝熱 伝熱の基礎・フーリエの式・固体の熱伝導
2ndQ
9週 前期中間試験        
10週 試験答案の返却及び解説 
対流伝熱    
試験問題の解説及びポートフォリオの記入 
対流伝熱に関する導出
11週 対流伝熱     対流伝熱に関する導出
12週 熱交換器 熱交換器の設計に関する諸計算
13週 熱交換器 熱交換器の設計に関する諸計算
14週 ふく射伝熱 放射伝熱に関する導出・計算
15週 ふく射伝熱 放射伝熱に関する導出・計算
16週 前期末試験の返却及び解説 
調湿・乾燥
試験問題の解説及びポートフォリオの記入 
調湿の基礎、湿度の表し方
後期
3rdQ
1週 調湿・乾燥 調湿の基礎、湿度の表し方
2週 湿度曲線 湿度曲線グラフの使い方
3週 調湿と乾燥 調湿と乾燥操作について
4週 調湿と乾燥 調湿と乾燥操作について
5週 拡散 物質移動についての基礎
6週 フィックの拡散則 フィックの拡散則と移動現象の相似性
7週 後期中間試験
8週 試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入
4thQ
9週 粉体 粉体に関する基礎
10週 固液分離操作 粒子沈降分離
11週 固液分離操作 粒子沈降分離
12週 ろ過・膜分離 ろ過および各種膜分離操作
13週 集じん 集じんの基礎と問題
14週 粉砕 粉砕の基礎と問題
15週 学年末試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト合計
総合評価割合1000100
地識の基本的45045
思考・推論・創造への適応力45045
汎用的技能000
態度・志向性(人間力)000
総合的な学習経験と創造的思考力10010