科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 国語
科目番号 0070 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 テオーリア 最新倫理資料集 新版二訂(第一学習社)978−4−8040−5400−1、新版四訂総合国語便覧(第一学習社)978-4-8040-3301-3、他にプリントを配付する。
担当教員 松﨑 賜

到達目標

1、紀元前のほぼ同時期に現れた叡智を記録した文献を比較・考察し、表現・思想の異同について理解する。また、それらについて自己の考えを論理的に述べる。それ以降の文献、日本文化・思想に関わる文献についても同様とする。
2、国際社会における日本、また自己の立場について考察を深め、それについて論理的に述べる。
3、近代化・国際化の中で日本人・日本社会の直面した問題について考察し、将来を展望する。                                                                                 "




ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1人類のさまざまな言語表現・思想を理解し、考察した結果をまとめ論理的に説明できる。 人類のさまざまな言語表現・思想をある程度は理解し、まとめて説明できる。 人類のさまざまな言語表現・思想を少しは理解し、まとめて説明しようと試みることができる。   A ・ B ・ C
評価項目2日本人の生き方・考え方・文章表現を世界的視野から客観的に把握・評価し、それについて論理的に説明できる。 日本人の生き方・考え方・文章表現をある程度は客観的に把握・評価し、まとめて説明できる。 日本人の生き方・考え方・文章表現を把握・評価し、まとめて説明しようと試みることができる。   A ・ B ・ C
評価項目3国際社会における日本、また自己の在り方を考察し、それについて論理的に説明できる。 国際社会における日本、また自己の在り方という問題の重要性を、ある程度は理解し説明できる。 国際社会における日本、また自己の在り方という問題の重要性を理解しようとし、それを説明しようと試みることができる。   A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE f 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1、国際的視野をもって考え表現できる能力を拡充するため、翻訳等により世界の諸文献を読解し、それについて考察を加える。
2、日本人および日本社会の日本内外における在るべき将来像を模索するため、日本近代の文献を読解し、それについて考察を加える。
3、上記の目的に対応した自分の意見を論理的に表現できるように、指定された課題に取り組む。


授業の進め方・方法:
1、講義内容を把握するとともに復習に努め、また、試験に対応できるよう、著者や講義内容に関連する文献等に目を通すこと。
2、この講義は学修単位のため、課題作文を課す。そのための構想を十分に立ててから作文に臨むこと。
3、講義の時間以外にも、国際社会に対応すべく常識・教養を身につけ情報収集に努めること。


注意点:
1、課題の提出期限を守ること。
2、課題の達成のため、配付する参考文献を活用すること。また、授業で取り上げた文献以外の関連著作や情報をできるだけ収集すること。
3、国際文化の常識や関連語彙をも習得するよう留意すること。


ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ①授業計画の説明
②西洋・中国の論理と日本
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
プラトン、旧約聖書の思想と、その表現について理解・考察する。
2週 ②同
続き
3週 ②同 続き
課題レポートあり
4週 ②同 続き
5週 ②同 レポート講評
新約聖書の思想と、その表現について理解・考察する。
6週 ②同 老荘思想と、その表現について理解・考察する。
7週 ②同 以上と比較しつつ日本書紀・古事記により日本的感性の特質を理解・考察する
8週 ②同 続き
課題レポートあり
2ndQ
9週
10週
③東洋の論理と日本
レポート講評、ポートフォリオの記入
シャカの思想とその表現について理解・考察する。
11週 ③同 続き
12週 ③同 続き
13週 ③同 『荘子』・朱子の世界観とその表現について理解・考察する。
14週 ③同 続き
課題レポートあり
15週 ③同 以上と比較しつつ日本仏教関係資料により日本的感性の特質を理解・考察する。
16週 レポート講評、ポートフォリオの記入
課題レポートあり
後期
3rdQ
1週 ④西洋の論理と近代日本 デカルトの時代背景・学説の提起した問題など、デカルトへの理解を深める。
2週 ④同 レポート講評
デカルトの方法序説における思考と、その表現について理解・考察する。
3週 ④同 続き
4週
5週 ④同 続き
6週 課題レポートあり
7週 ④同 デカルト後の問題について理解・考察する。
8週
4thQ
9週
④同
レポート講評、ポートフォリオの記入
10週 ④同
パスカル、ニーチェ、フロイトの思想と、その表現について理解・考察する。
11週 ④同
続き
12週 ⑥同
本居宣長の思想とその表現について理解・考察する。
13週 ⑥国際社会と日本文化 / 日本文化・社会の現実と理想(近代化における諸問題、将来の展望)
フランスのジャポニスムを参考に、近代における国際社会と日本文化との関わりについて理解・考察を深める。さらに、夏目漱石に見られる近代日本の現実と理想の葛藤、その表現について理解・考察する。
14週 課題レポートあり
15週
16週 レポート講評、ポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後7,後10,後11,後12,後13
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後7,後10,後11,後12,後13
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前6,前13,前14,後12,後13
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後5,後7,後10,後11,後12,後13
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後5,後7,後10,後11,後12,後13
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前5,前6,前13,前14,後12,後13
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後5,後7,後10,後11,後12,後13
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前3,前8,前14,前16,後6,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000002020
専門的能力000003030
分野横断的能力000005050