安全工学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 安全工学
科目番号 0077 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 第7版 実験を安全に行うために(化学同人)
担当教員 塩盛 弘一郎

到達目標

1) 化学物質に関する危険性・有害性が理解できること.
2) 化学物質の危険性・有害性および安全な取扱い方法を調査出来ること.
3) 事故の回避および事故後の措置方法が修得できること. 



ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1化学物質に関する危険性・有害性に関する演習問題を解くことができる。化学物質に関する危険性・有害性に関する演習問題を教科書等を参照しながら解くことができる。化学物質に関する危険性・有害性に関する演習問題を解法の解説を聞けば理解できる
評価項目2化学物質の危険性・有害性および安全な取扱い方法を調査できる。化学物質の危険性・有害性および安全な取扱い方法を教科書等を参照した上で調査できる。化学物質の危険性・有害性および安全な取扱い方法の解説を聞けば理解できる。
評価項目3事故の回避および事故後の措置方法に関する演習問題を解くことができる。事故の回避および事故後の措置方法に関する演習問題を教科書等を参照しながら解くことができる。事故の回避および事故後の措置方法に関する演習問題を解法の解説を聞けば理解できる

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
化学技術者として企画設計,運転保全,研究開発などの生産活動に携わる場合,化学物質による事故や災害を未然に防止し,災害を最小限に抑止する基礎的知識を熟知しておく必要がある.本講義では,災害,爆発,健康や環境への影響などについて基礎的な知識を身につけることによって,社会に貢献できるエンジニアを養成することを目標とする。
授業の進め方・方法:
化学に関する基礎知識及び物理化学を充分に理解しておくことが望ましい.
配付されている「安全の手引き」を読んでおくこと。JSTWebラーニングプラザの「化学物質の安全」「プラント機器と安全−安全管理」について自己学習を実施すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画の説明
1.安全の基本
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
安全の基本について,化学物質の危険性調査、リスク管理
2週 1.安全の基本 安全の基本について,化学物質の危険性調査、リスク管理
3週 2.危険な物質:危険物 危険物の分類と性質、取扱い方法、事故例
4週 2.危険な物質:危険物 危険物の分類と性質、取扱い方法、事故例
5週 2.危険な物質:危険物 危険物の分類と性質、取扱い方法、事故例
6週 3.危険な物質:高圧ガス 高圧ガスの分類と性質、取扱い方法、事故例
7週 4.有害な物質 毒物と劇物の性質と作用、発がん性物質、放射性物質と放射線装置
8週 4.有害な物質 毒物と劇物の性質と作用、発がん性物質、放射性物質と放射線装置
4thQ
9週 5.環境汚染物質 水質、大気、土壌の環境基準
10週 6.廃棄物の処理 処理の基本的考え方を理解する
11週 7.実験の器具と装置の取扱い 電気器具、ガラス器具、高圧装置、レーザー装置、低温装置、静電気
12週 7.実験の器具と装置の取扱い 電気器具、ガラス器具、高圧装置、レーザー装置、低温装置、静電気
13週 8.応急処置法 薬品による障害、外傷、心肺蘇生法
14週 9.災害対策 火災、地震
15週 学年末試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表レポートその他合計
総合評価割合900100100
知識の基本的理解70010080
思考・推論・創造への適応力2000020
汎用的技能00000
態度・志向性(人間力)00000
総合的な学習経験と創造的思考力00000