分離工学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 分離工学
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 小島和夫ら著「入門化学工学」(培風館)/水科・桐栄 偏「化学工学概論」(産業図書)978-4-563-04545-6
担当教員 塩盛 弘一郎

到達目標

1)蒸留の基本的な原理,操作及び設計法を理解できること.
2)抽出の収支および溶解度曲線を用いた抽出の計算法を身につけること.
3)吸着に関する量的関係が理解できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1蒸留の基本的な原理,操作及び設計法の演習問題を解くことができる。蒸留の基本的な原理,操作及び設計法の演習問題を教科書等を参照しながら解くことができる。蒸留の基本的な原理,操作及び設計法の演習問題を解法の解説を聞けば理解できる  A ・ B ・ C
評価項目2抽出の収支および溶解度曲線を用いた抽出の計算法に関する演習問題を解くことができる。抽出の収支および溶解度曲線を用いた抽出の計算法に関する演習問題を教科書等を参照しながら解くことができる。抽出の収支および溶解度曲線を用いた抽出の計算法に関する演習問題をを解法の解説を聞けば理解できる  A ・ B ・ C
評価項目3吸着に関する量的関係に関する演習問題を解くことができる。吸着に関する量的関係に関する演習問題を教科書等を参照しながら解くことができる。吸着に関する量的関係に関する演習問題を解法の解説を聞けば理解できる  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる

教育方法等

概要:
分離操作は化学工学の中でも重要な役割を担う単位操作である.本講義は3年次の化学工学I及び化学工学IIで授業規格外にあたる分離操作,すなわち蒸留,液液抽出,吸着に関して分離の原理及び操作方法を身につけることを目標とする. 
授業の進め方・方法:
物理化学,化学工学I及び化学工学IIを充分に理解しておくこと。
授業中に与えられた配付プリントおよび教科書章末の問題を自ら解き,理解を深めること.
注意点:

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
1.蒸留
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
単蒸留とフラッシュ蒸留
2週 1.蒸留 単蒸留とフラッシュ蒸留
3週 1.蒸留 連続蒸留とその原理
4週 1.蒸留 連続蒸留とその原理
5週 1.蒸留 理想溶液及び非理想溶液の気液平衡
6週 1.蒸留 理想溶液及び非理想溶液の気液平衡
7週 1.蒸留 マッケーブシーレ法
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験答案の返却及び解説
1.蒸留
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
マッケーブシーレ法
10週
2.液液抽出

液液平衡関係
11週 2.液液抽出 単抽出とその計算
12週 2.液液抽出 多回抽出とその計算
13週 3.吸着 吸着平衡
14週 3.吸着 吸着速度
15週 3.吸着 固定層吸着プロセス
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野物理化学気体の法則を理解して、理想気体の方程式を説明できる。3前1
実在気体の特徴と状態方程式を説明できる。4前1
臨界現象と臨界点近傍の特徴を説明できる。4前1
混合気体の分圧の計算ができる。4前1
純物質の状態図(P-V、P-T)を理解して、蒸気圧曲線を説明できる。4前2
2成分の状態図(P-x、y、T-x、y)を理解して、気液平衡を説明できる。4前2
化学工学SI単位への単位換算ができる。4前3
蒸留の原理について理解できる。4前1,前2,前3,前4,前5
単蒸留、精留・蒸留装置について理解できる。4前4,前5
蒸留についての計算ができる(ラウールの法則、マッケーブシール法等)。4前6,前7,前8
基本的な抽出の目的や方法を理解し、抽出率など関係する計算ができる。4前10,前11,前12
吸着や膜分離の原理・目的・方法を理解できる。4前13,前14,前15

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合1000100
知識の基本的理解80080
思考・推論・創造への適応力20020
汎用的技能000
態度・志向性(人間力)000
総合的な学習経験と創造的思考力000