国際文化論Ⅱ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国際文化論Ⅱ
科目番号 0102 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材  第一学習社 『グローバルワイド最新世界史図表』978484053158
担当教員 田村 理恵

到達目標

1) 現在世界各地で起こっている問題には歴史的背景があり、地域によって考え方が異なることを理解する。
2) 講義で取り扱う宗教の特徴を理解する。
3) 国際問題について自分の意見を述べることが出来るようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1地域によって事象の捉え方も異なっており、それは歴史的に長い時間をかけてつくられてきたものである事が理解できる。地域の特性とその要因となった歴史的事項が結びついている。基本的な歴史的出来事が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目2世界的な宗教が人々に及ぼしている影響と宗教の相互関係を理解する。世界的に広まっている宗教を理解し、それが影響を大きく及ぼす範囲を理解する。基本的な宗教の考え方が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目3国際問題を民族問題、宗教問題を絡めながら解説でき、自分なりの意見を人に分かるように説明できる。国際的な問題を歴史的背景から理解し、それを歴史用語も使用しながら書くことが出来る。基本的な用語が分かり、記述できる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 交通、通信の発達により、現在は海外との交流も活発になってきている。しかし、必ずしもそれが相互理解をともなっているわけではない。そこで、本授業では、日本人にはこれまでなじみの少なかった民族、国家、宗教に焦点をしぼり、それらの言葉がどのような背景をもっているのか、それらがなぜ現在問題となっているのかを理解し、それらについて議論できるようにする。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行うが、ディスカッションも取り入れるので、積極的に参加すること。
注意点:
1) 事前に2年生で行った総合社会 II の復習をしておくこと。
2) 自己学習として、毎回必ず復習を行い、基本的な語句と地理を確認すること。
3) 自己学習として、数回レポートや提出物を課す。提出要項、期限を守って提出すること。
4) 時事問題と歴史の関連を重視するので新聞に目を通し、授業で扱う問題との関連を常に意識することが必要である。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
I 民族と国家
授業計画の説明
民族とはどういうものかがわかる。
2週 1 国民国家
 1 国民国家の起源
国民国家の形成の過程をヨーロッパ特にフランスを例に理解する。
3週  2 日本での国民国家の形成(1)
近世以前の日本と外国との関係を理解する。
4週    日本での国民国家の形成(2) ヨーロッパをモデルとした日本の明治期の国家形成を理解する。
5週 2 多民族国家
 1 多民族国家としてのアメリカの形成(1)
多民族国家としてのアメリカの形成過程を理解する。
6週    多民族国家としてのアメリカの形成(2) アメリカの現在の「人種問題」を理解し、自分の意見を表明できる。
7週  2 移民への対応(1) 多民族国家でも移民への対応は異なることを理解する。
8週  2 国家と民族の関係のまとめ 国民国家、多民族国家を理解し、自分で説明できる。
2ndQ
9週 中間試験
10週 中間試験の解答とレポートの解説
II 宗教と社会  1 宗教とは
試験答案の返却と解説
宗教が人々の生活に関わっていることを理解する。
11週 2 世界の主要宗教
 1 仏教    2 ユダヤ教
仏教とユダヤ教の歴史と特徴を理解する。
12週  3 キリスト教 キリスト教の歴史と特徴を理解する。
13週  4 イスラーム イスラームの歴史と特徴を理解する。
14週 3 バルカン半島諸国
 
バルカン半島では民族や宗教が複雑に絡み合い、それによってさまざまな問題が起こっていることを理解する。
15週 4 中東問題 中東問題の原因と現状を理解し、自分なりの見解を持つ。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却と解説及びポートフォリオの記入)
試験答案の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50005045100
基礎的能力3500502565
専門的能力1500002035
分野横断的能力0000000