概要:
建築のデザイン・設計・計画の基礎的な内容を知ることを目標とする
授業の進め方・方法:
１）本講義はスペースデザイン・インテリアデザイン・コミュニティデザイン等につながる科目である。自らの作品づくり・提案に必要な創造（想像）力や思考力を養う機会とすること。
２）建築デザインのプロセスやデザイン手法などの基礎的な事項を、パワーポイントを用いて事例を参照しながら学習するので、適宜メモやスケッチ等を用いて内容の理解に努めること
３）計画手法と事例を抽象的ではなく具体的に説明するために，ＰＰＴや配布資料などによって著名な建築家や都市の設計例をできる限り多く紹介するので、授業での理解を手掛かりに受講者自らが意識的・自発的に建築空間を体験したり、建築家がデザインした設計例を学習すること。
４）建築設計競技（コンペ）やコンテスト、資格試験（建築士、建築施工管理技術検定、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター等）にチャレンジするための基礎を意欲的に学び、自宅学習など自主的に課題に取り組むことが望ましい。
注意点:
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
1．建築デザインへのアプローチ
（１）建築の分野とは何か① |
建築の分野の広がりを理解する-1
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| 2週 |
（１）建築の分野とは何か② |
建築の分野の広がりを理解する-2
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| 3週 |
（２）建築の原点としての住まい
①様々な住まいや集落のかたち-1 |
「住まう」ために必要な機能について理解する-1
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| 4週 |
（２）建築の原点としての住まい
①様々な住まいや集落のかたち-2 |
「住まう」ために必要な機能について理解する-2
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| 5週 |
（２）建築の原点としての住まい
②気候風土と住まい |
気候風土と住まいの関連を理解する
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| 6週 |
（３）建築の集合としての都市
①古代の都市・中世の都市 |
古代から現代までの都市の変遷と成り立ちの概要を理解する-1
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| 7週 |
（３）建築の集合としての都市
②現代の都市 |
古代から現代までの都市の変遷と成り立ちの概要を理解する-2
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| 8週 |
中間試験
試験答案の返却及び解説 |
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| 2ndQ |
| 9週 |
２．建築の基本用語と基本ルール（１）用語の解説 |
建築の基本用語について理解する-1
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| 10週 |
（２）建築家の仕事 |
建築の分野にはどのような仕事があるのか、建築ができるまでの流れを理解する
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| 11週 |
（３）建築設計のプロセス
①STAGE1・２ 営業・企画 |
建築設計のプロセスを理解する-1
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| 12週 |
（３）建築設計のプロセス
②STAGE3 職種 |
建築設計のプロセスを理解する-2
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| 13週 |
（３）建築設計のプロセス
③STAGE4 設計・管理業務 |
建築設計のプロセスを理解する-3
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| 14週 |
（４）作品研究
①建築家のデザインプロセス |
設計作品の事例分析を通して建築家の「デザイン」とは何かを理解する-1
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| 15週 |
②作品事例分析 |
設計作品の事例分析を通して建築家の「デザイン」とは何かを理解する-2
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| 16週 |
期末試験
試験答案の返却及び解説 |
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
３. 建築生産とプロセス
（１）建築関係の国家技術検定の概要
① 建築士 ②建築施工管理技士 他 |
日本の法律で定める建築関係の国家技術検定について、違いを理解し、その目的等を学ぶ
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| 2週 |
（２）建築関係の国家技術検定の体験
① 建築士 ②建築施工管理技士 他 |
実際に出題された国家験問題に挑戦・体験し、建築専門学習で、最低限必要な内容を学ぶ。
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| 3週 |
（３）建築関係の国家技術検定の現状と課題
① 建築士 ②建築施工管理技士 他 |
本校在校生・卒業生の国家資格取得状況と傾向や他高専との違い等を学び、今後を考える。
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| 4週 |
（４）福祉住環境に関する資格試験の体験 |
バリアフリー新法の内容、その普及を支える福祉住環境コーディネーター試験の概要を学ぶ。
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| 5週 |
（１）建築家とデザイン
➀ 近代建築物のデザイン |
現代建築における近代建築主義的作品のプレゼンテーション手法を理解する。
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| 6週 |
（２）建築家とデザイン
② 古典派主義的建築物のデザイン |
現代建築における古典派主義的作品のプレゼンテーション手法を理解する。
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| 7週 |
（３）自然との共生を考える |
建築・都市と環境共生の在り方について理解する
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| 8週 |
中間試験
試験答案の返却及び解説 |
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| 4thQ |
| 9週 |
4. 建築のプロセス作図を行ってみよう。
作図の表現方法を考える
①平面図の表現方法と作図-1 |
用紙において、作図面のレイアウトの方法、図面表現方法の理解、柱心のドゥローイング、壁と開口部を表現する手法を習得する。
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| 10週 |
作図の表現方法を考える
②平面図の表現方法と作図-2 |
平面図において、開口部の種類・設備・家具類の表現する手法を習得する。
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| 11週 |
初めてのプランニング（1）
簡単な専用住宅 |
学習の目的、プランニングの必要性、設計条件の把握・理解の仕方、試行錯誤とその効果
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| 12週 |
初めてのプランニング（2）
簡単な専用住宅 |
自らが考える、住宅の平面図をエスキスする。
初めてのシンキング、表現、添削
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| 13週 |
初めてのプランニング（3）
簡単な専用住宅 |
自らが考える、住宅の平面図をエスキスする。
初めてのエスキス、表現、添削、修正
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| 14週 |
初めてのプランニング（4）
簡単な専用住宅 |
自らが考える、住宅の平面図をエスキスする。
初めてのエスキス、修正、整理、的確な表現
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| 15週 |
初めてのプランニングを振り返り |
初めてのオリジナルのプランニングを試行錯誤する過程で学んだことを整理する。
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| 16週 |
期末試験
試験答案の返却及び解説 |
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| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 風土と建築について説明できる。 | 2 | 前1,前2,前5,前14,前15 |
| ヒートアイランドの現象について説明できる。 | 2 | 前13 |
| 大気汚染の歴史と現象について説明できる。 | 2 | 前13 |
| 都市環境における緑の役割について説明できる。 | 2 | 前7,前13 |
| 自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。 | 2 | 前13 |
| 省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。 | 2 | 前13 |
| 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 2 | 前7,後1,後2 |
| 近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 2 | 前7,後9 |
| 近代の都市計画論について説明できる。 | 2 | 前7,後9 |
| 現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 2 | 前7,後9 |
| 市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 2 | 後9,後10 |
| 街路計画の手法と理念について説明できる。 | 2 | 後9,後10 |
| 日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 2 | 後9,後10 |
| 市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 2 | 後9,後14,後15 |
| 土地区画整理事業について説明できる。 | 2 | 後9,後14,後15 |
| 市街地再開発事業について説明できる。 | 2 | 後9,後14,後15 |
| 地区計画制度について説明できる。 | 2 | 前10,後13 |
| 建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 2 | 前7,後10,後12,後13,後15 |
| モデュールについて説明できる。 | 2 | 前9,前10,前11,前12,後4,後5 |
| 建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 2 | 前9,前10,前11,前12,後4,後5 |
| 居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 2 | 前4,前5,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後11 |
| 都市と農村の計画について説明できる。 | 2 | 前7 |
| 中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。 | 2 | 前6,前15 |
| 近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。 | 2 | 前6,前15 |
| 原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 2 | 前3,前14 |
| 古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 2 | 前3,前14 |
| 中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 2 | 前6,前14 |
| 近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 2 | 前6,前14 |