居住空間計画

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 居住空間計画
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 建築学教育研究会編:住宅をデザインする―はじめての建築学 建築デザイン基礎編(鹿島出版会)978-4306044838 ,ヴェロニック・ウルス 他編:日本、家の列島(鹿島出版会)978-4306046498, 日本建築学会:コンパクト建築設計資料集成第3版(丸善)978-4621075098
担当教員 中村 孝至

到達目標

1)典型的な住宅建築を通して、居住空間に係る文化、歴史などの基礎的事項を学習し、自学自習の意欲を持ち進めていくことができる。
2)住居の立地条件など基本的な知識を獲得し、諸施設を与えられた敷地で与条件を抽出・整理できる。
3)典型的な住宅建築を通して、居住空間のの基本的な知識を獲得し、空間構成や各部空間の計画がができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1居住空間に係る文化、歴史などの知識を更に深めていくことができる。居住空間に係る文化、歴史などを秩序立てて説明できる。居住空間に係る文化、歴史を分散的だが知っている。  A ・ B ・ C
評価項目2居住空間を与条件を理解し学習した建築事例に照らし合わせ機能構成を考えることができる。居住空間の事例をおおむね機能的に理解することができる。居住空間の様々な機能をおおむね知っている。  A ・ B ・ C
評価項目3居住空間を機能に応じて立体的なデザインを考えることができる。居住空間を機能に応じて立体的なデザインを考えることがおおむねできる。居住空間の立体的なデザインの基本的な知識は得ている。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
典型的な住宅建築を通して、居住空間に係る文化、歴史、機能、立体的なデザインなどの基礎的知識を得ることと、居住空間について調べる方法を学び、自発的な学習が可能となることを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書の内容に沿って、パワーポイント使用した授業を行う。授業の前に教科書の該当する箇所を読んでおくこと。授業中に問題を与えるのでその問題の答えをグループで考えて、結論をまとめレポートすることを求める。
注意点:
レポートは提出期限日までに提出すること。受講前に、教科書を読んでおくこと。また建築の専門雑誌(新建築、a+uなど)に掲載されている最新事例を図書館などで調べておくこと。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明、総論 授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明を聴き理解する。居住空間について概説する。居住空間を取り巻く「ことば」を集め、その意味の違いを考える。
2週 1. 日本の住宅建築の系譜(1) 居住空間の歴史について概説する。竪穴式住居と高床式住居。(1)
3週 1. 日本の住宅建築の系譜(2) 居住空間の歴史について概説する。寝殿造りから主殿造りへ。(2)
4週 1. 日本の住宅建築の系譜(3) 居住空間の歴史について概説する。書院造りと数寄屋建築。農村住宅(3)
5週 2. 近代の住宅 近代建築としての世界の住宅建築。
6週 3. 現代日本の住宅建築(1) 住宅建築のデザイン(戦後日本)ー日本的なるもの。
7週 3. 現代日本の住宅建築(2) 住宅建築のデザイン(戦後日本)ー住宅を芸術として捉える。
8週 3. 現代日本の住宅建築(3) 住宅建築のデザイン(戦後日本)ー感覚的な空間・遊戯性。
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 4. 住宅をデザインする(1) 住宅を地域・都市の中で考える。
11週 4. 住宅をデザインする(2) プログラムを考える。(1)
12週 4. 住宅をデザインする(3) プログラムを考える。(2)
13週 4.住宅をデザインする(4) 平面で住宅を考える。(1)
14週 4.住宅をデザインする(5) 平面で住宅を考える。(2)
15週 4. .住宅をデザインする(6) 立体で住宅を考える。
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備風土と建築について説明できる。2
計画・歴史居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。2前5,前6,前7,前8,前9
建築計画・設計の手法一般について説明できる。2前1,前2,前3,前4
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。2
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。2
施工・法規建築物などの定義について説明できる。1

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力5010000060
専門的能力205000025
分野横断的能力105000015