科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新 高等学校現代文B』(明治書院)ISBN:978-4-625-00420-9、『高等学校 改訂版 標準古典B』(第一学習社)ISBN:978-4-8040-0925-4、新版七訂『新訂総合国語便覧』(第一学習社)ISBN:978-4-8040-3301-3、『音と形で覚える 漢字の演習 改訂版』(明治書院)ISBN:978-4-625-23406-4
担当教員 関 幹雄

到達目標


1.現代文:筆者の主張や文章の構成を的確に把握し、自分の思考や表現に活用することができる。
2.古典:古典に描かれたものの見方を理解し、自分なりの考えを深めることができる。
3.表現:文章の読解を通して身につけた構成・語彙を活かして文章を作成することができる。実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安(可)      C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1 論理の展開・心情や情況の描写を十分に理解し、要旨を把握して、それに対する自分の意見を明快な文章で述べることができる。 読解に必要な知識・語彙力を備え、要旨を把握して、それに対する自分の意見を持つことができる。読解に必要な知識・語彙力をある程度備え、文意を少しは把握することができる。  A ・ B ・ C
評価項目2 古典に学ぶための基本事項を理解し、伝統的な言語文化をふまえつつ日本文化に対して自分なりに評価することができる。 古典に学ぶための基本事項を理解し、伝統的な言語文化への興味・関心を持つことができる。古典に学ぶための基本事項を少しは理解し、古典に親しむ努力をすることができる。  A ・ B ・ C
評価項目3 課題に応じた論理的記述ができ、それをもとに自他のコミュニケーションに積極的に取り組むことができる。 論理的記述のための能力を備え、コミュニケーションを試みることができる。論理的記述のための能力をある程度備え、コミュニケーションの必要性を理解している。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 3-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:

第2学年では標準的な教材に移行する。他科目における活動(文章表現・口頭発表・思考や発想)に繋げるための基礎的な国語力向上への「基礎」と位置づける。現代文と古典の読解を中心としながら言語表現活動の養成にも着手する。

授業の進め方・方法:

現代文・古典教材の読解力を養う。教材に関連した課題において自身の考えを文章で表現する力を育む。併せて漢字小テストを定期的に実施し、語彙力を養成する。小レポート等の課題によって思考を整理し深化を促す。

注意点:

1.本文を事前に読んで授業に臨む習慣をつけること。
2.辞書・国語便覧を持参して授業に臨むこと
3.板書をきちんとノートにとり、試験時の復習などに役立てること。
4.提出課題においては分かりやすい文章の作成に努め確実に提出すること。口頭発表の機会があれば積極的に取り組むこと。
5.単元に関連する情報の収集など、自分でできることには進んで取り組むこと。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
評論:表現の特徴に注意して主張を的確に捉える。(題材)「心の鉱脈」
授業計画・達成目標・成績の評価方法を把握する。
全文を通読し、テーマを概観する。
2週 評論:「心の鉱脈」 漢字・語句の意味を確認して全体の構成をつかみ、自分の文章に活かす。(1)
3週 評論:「心の鉱脈」 漢字・語句の意味を確認して全体の構成をつかみ、自分の文章に活かす。(2)
4週 評論:「心の鉱脈」 漢字・語句の意味を確認して全体の構成をつかみ、自分の文章に活かす。(3)
5週 古典:随筆の読解を通し、平安期の価値観を探る。(題材)『枕草子』 『枕草子』の概略を理解する。
6週 古典:『枕草子』 原文を読解し、筆者の価値観について考察する。
助詞・助動詞について理解する。
7週 古典:『枕草子』
試験内容の確認

試験に向けて学習内容を振り返る。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入
古典:『枕草子』
『枕草子』や四季の持つ価値を再確認する。
10週 小説:現代小説を味わう。(題材)「ナイン」 全文を通読し、構成と概略を理解する。
11週 小説:「ナイン」 漢字・語句の意味を確認し、読解に活かす。表現に即し、場面や登場人物について捉える。(1)
12週 小説:「ナイン」 漢字・語句の意味を確認し、読解に活かす。表現に即し、場面や登場人物について捉える。(2)
13週 小説:「ナイン」
表現:実用文の基礎を理解し実践する。①
(単元)便覧「表現の学習」
漢字・語句の意味を確認し、読解に活かす。表現に即し、場面や登場人物について捉える。(3)
原稿用紙の使い方を確認する。
14週 表現:便覧「表現の学習」 原稿用紙の使い方を確認する。
15週 試験内容の確認
夏期休暇中課題についての説明
試験に向けて学習内容を振り返る。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
後期
3rdQ
1週 漢文:中国古典と日本文化との関わりについて理解を深める。(単元)「漢詩の鑑賞」 漢詩の基礎的な知識を整理する。
2週 漢文:「漢詩の鑑賞」 漢詩から自然や人間に対する深い洞察を読み取る。
3週 漢文:「漢詩の鑑賞」 漢詩から自然や人間に対する深い洞察を読み取る。
4週 評論:作者の視点・観点を捉え、表現することについての考察を深める。(単元)「絵はすべて人の創るもの」 評論の構成を把握し、自分の文章に活かす。漢字・語句の意味を確認し、自分の文章に活かす。 (1)
5週 評論:「絵はすべて人の創るもの」 評論の構成を把握し、自分の文章に活かす。漢字・語句の意味を確認し、自分の文章に活かす。 (2)
6週 評論:「絵はすべて人の創るもの」 評論の構成を把握し、自分の文章に活かす。漢字・語句の意味を確認し、自分の文章に活かす。 (3)
7週 評論:「絵はすべて人の創るもの」
試験内容の確認
試験に向けて学習内容を振り返る。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入
表現:実用文の基礎を理解し実践する。②(単元)便覧「表現の学習」
実用的な文章を、相手や目的に応じて作成する。(1)―手紙・メールの文章について理解を深める。
10週 表現:便覧「表現の学習」 実用的な文章を、相手や目的に応じて作成する。(2)
11週 表現:便覧「表現の学習」 文章の自己点検を行う。
12週 古文:随筆の読解を通し、鎌倉期の価値観を探る。(単元)『徒然草』 『方丈記』『徒然草』の概略を理解する。
13週 古文:『徒然草』 原文を読解し、筆者の価値観について考察する。(1)
14週 古文:『徒然草』 原文を読解し、筆者の価値観について考察する。(2)
引用された漢籍について理解し、日本文化と中国文化の関係について考える。
15週 古文:『徒然草』
試験内容の確認
試験に向けて学習内容を振り返る。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2前1,前2,前3,前4
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2前1,前2,前3,前4
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2前10,前11,前12,前13,前14
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2前1,前2,前3,前4,前10,前11,前12
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2前1,前2,前3,前4,後1,後2,後3,後10,後11
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2前1,前2,前3,前4,前10,前11,前12,後2,後3,後10,後11
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,後1,後2,後3,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2後9,後10,後11
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2後9,後10,後11
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2前14,後9,後10,後11
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2前14,後9,後10,後11
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2前14,後9,後10,後11
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2後9,後10,後11
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2後9,後10,後11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力5000001060
専門的能力3000001040
分野横断的能力0000000