総合社会Ⅱ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 総合社会Ⅱ
科目番号 0027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 近藤和彦他著 『現代の世界史』 山川出版社9784634700369、『ダイアローグ世界史図表』 第一学習社9784804053905
担当教員 田村 理恵

到達目標

1) 現在起こっている問題には歴史的背景があり、地域によって考え方が異なることを理解する。
2) 歴史的経緯に絡んだ基本的な地理を理解する。
3) 基本的な歴史用語を理解し、使用できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C  (学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1地域によって事象の捉え方も異なっており、それは歴史的に長い時間をかけてつくられてきたものである事が理解できる。地域の特性とその要因となった歴史的事項が結びついている。基本的な地域の特性が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目2地球規模での交流を可能としている地理的状況や現在の交流状況を理解している。地域の中心となる文化を理解し、それが影響を大きく及ぼす範囲を理解する。基本的な世界地理が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目3歴史用語は同じでも、時代や地域によって多少の違いがあり、それが地域の特性になっていることを理解する。またそのような用語を使うことで比較の視点が出来ることを分かる歴史的事件が、異なる地域、異なる時代でも、一般的な歴史用語を使うことで同じような出来事であることが理解できる。基本的な歴史用語が分かる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 3-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 世界がどのような過程を経て、現在の姿をとっているのかを理解する。今日世界で起こっている問題はすべて歴史的背景をもっていることを理解し、現在の問題を考える際にはその問題にどのような背景があるのかを検討した上で、自分なりの意見を述べることができるようにする。
授業の進め方・方法:
基本的に講義方式で行う。
注意点:
1) 中学校で学んだ歴史を復習しておくこと。
2) 授業前日に前回の授業部分の復習を行い、分からなかった用語や地理は確認すること。
3) 授業で扱った事象が現在と繋がっていることを理解するために、新聞などに目を通すこと。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
暦、歴史区分
授業計画、達成目標、成績の評価方法等の説明
暦の種類、歴史区分がわかる。
2週 諸地域世界の特色 アジアとヨーロッパの地域区分と特徴を理解する。
3週 大航海と世界の一体化の始まり ヨーロッパの大航海時代を学び、それが世界に与えた影響を理解する。
4週 16世紀の西ヨーロッパ ヨーロッパで起こったルネサンスと宗教改革を理解する。
5週 17〜18世紀の西ヨーロッパ ヨーロッパの近世文化、国家体制を理解する。
6週 16〜18世紀の東ヨーロッパ 啓蒙専制君主を理解する。
7週 イギリス産業革命 産業革命がどのようにして起こったかとその影響を理解する。
8週 アメリカ独立革命 アメリカ独立の経緯を理解する。
2ndQ
9週 前期中間試験 これまでの理解を確認する。
10週 中間試験の解答
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
11週 フランス革命 フランス革命の経過を理解する。
12週 反動と改革(1) ヨーロッパでの改革の進ヨーロッパでの改革に対する反動と社会主義について学ぶ。
13週 反動と改革(2) ヨーロッパでの改革に対する反動と社会主義について学ぶ。
14週 ナショナリズムの時代 展と国民国家形成について理解する。
15週 南北アメリカの道 ラテンアメリカの独立と南北戦争の背景を理解する。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
後期
3rdQ
1週 バルカン・西アジアの動き オスマン帝国の衰退とヨーロッパの進出を理解する。
2週 インド・東南アジアの植民地化 南アジアと東南アジアの植民地化を理解する。
3週 東アジアの動揺 西欧の進出が中国に与えた影響を理解する。
4週 東アジア国際秩序の変容 西欧の進出によって東アジア全体がどのように変わったか理解する。
5週 欧米による世界の植民地化 世界の植民地化と欧米諸国の衝突を理解する。
6週 民族運動と列強の対立 アジアを中心とした各地の民族運動を理解する。
7週 第一次世界大戦とロシア革命 第一次世界大戦の原因と展開を理解する。
8週 後期中間試験 これまでの理解を確認する。
4thQ
9週 後期中間試験の解答
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
10週 ヴェルサイユ体制と欧米諸国 第一次世界大戦後のヨーロッパを理解する。
11週 民族主義の新展開 日本の情勢を中心にアジアの情勢を理解する。
12週 世界恐慌とファシズム 世界各国が世界恐慌にどのように対応したかを理解する。
13週 第二次世界大戦 第二次世界大戦の展開とその結果を考察する。
14週 冷戦の形成と第三世界の登場 冷戦がどのように始まったのかを理解する。
15週 多極化と緊張緩和 多極化し、複雑化した世界を理解する。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。2
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。2
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。2
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85001005100
基礎的能力5500100570
専門的能力300000030
分野横断的能力0000000