総合社会Ⅲ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 総合社会Ⅲ
科目番号 0048 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 東京書籍『地理A』(9784487165193)/ 帝国書院 『標準高等地図-地図でよむ現代社会-』(9784807163472)
担当教員 吉井 千周

到達目標

1) 基本的な地理用語を理解し、使用できるようになる。
2) それぞれの地域の特徴を地理的観点から理解する。
3) 現在起こっている問題には背景があり、地域によって考え方が異なることを理解し、課題の解決を考える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1地理的条件により、そこに住む人々の生活が大きく左右されていることを理解できる。地理用語を使い、地形の特徴を説明することができる。基本的な地理用語が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目2地域によって事象の捉え方も異なっており、それは長い時間をかけてつくられてきたものである事が理解できる。それぞれの地域の特性が地理的条件によって規定されていることが分かる。それぞれの地域の特性が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目3世界で問題となっている事象について、自分なりに考え、実際に行動することができる。世界で問題となっている事象の捉え方が地域で異なっていることを理解できる。世界で問題となっている事象が分かる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 世界がどのような過程を経て、現在の姿をとっているのかを理解する。今日世界で起こっている問題はすべて歴史的背景をもっていることを理解し、現在の問題を考える際にはその問題にどのような背景があるのかを検討した上で、自分なりの意見を述べることができるようにする。
授業の進め方・方法:
逆転学習の方法で授業を勧めるので、毎回前もって授業ノートを完成させておくこと。その上で、授業を展開していきます。
注意点:
1) 事前に2年生で行った総合社会 II の復習をしておくこと。
2) 自分でノートをしっかり取り、自己学習として、毎回必ず復習を行い、基本的な語句などを確認すること。提出物は必ず期限を守ること。
3) 授業で扱った事象が実際の社会と繋がっていることを認識するために、新聞などに目を通すこと。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
地球儀や地図から捉える世界(1)
地図の特徴を知る。
2週 地球儀や地図から捉える世界(2) 時差、季節の仕組みを理解する。
3週 結びつく現代世界(1) 国家間の結びつきの変遷を理解する。
4週 結びつく現代世界(2) 現代社会における国家間のつながりを理解する。
5週 生活の舞台としての地形 地形と人々の生活との関連を理解する。
6週 生活の舞台としての気候 各気候帯と人々の生活との関連を理解する。
7週 生活の舞台としての文化 文化と社会、民族の関係を理解する。
8週 後期中間試験 試験の実施・試験問題の解説及びポートフォリオの記入
2ndQ
9週 生活の舞台としての産業 産業の分布について理解する。
10週 中間試験の解答と復習
東アジアの生活・文化と環境(1)
東アジアの地理的条件を理解する。
11週 東アジアの生活・文化と環境(2) 東アジアの文化と環境を理解する。
12週 東南アジアの生活・文化と環境 東南アジアの地理を理解する。
13週 南アジアの生活・文化と環境 南アジアの地理を理解する。
14週 西アジア・北アフリカの生活・文化と環境 西アジア・北アフリカの地理を理解する。
15週 サハラ以南アフリカの生活・文化と環境 サハラ以南アフリカの地理を理解する。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験の実施・試験問題の解説及びポートフォリオの記入
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパの生活・文化と環境 ヨーロッパの地理を理解する。
2週 ロシアとその周辺諸国の生活・文化と環境 ロシアとその周辺諸国の地理を理解する。
3週 北アメリカの生活・文化と環境 北アメリカの地理を理解する。
4週 中部・南アメリカの生活・文化と環境 中部・南アメリカの地理を理解する。
5週 オセアニアの生活・文化と環境 オセアニアの地理を理解する。
6週 世界の資源・エネルギー問題 世界の資源・エネルギー問題を理解する。
7週 世界の人口問題 世界の人口問題を理解する。
8週 後期中間試験 試験の実施・試験問題の解説及びポートフォリオの記入
4thQ
9週 中間試験の解答と復習
世界の食料問題
世界の食料問題を理解する。
10週 世界の都市問題 世界の都市問題を理解する。
11週 世界の環境問題 世界の環境問題を理解する。
12週 持続可能な社会の実現をめざして 国際的な問題への世界と日本の取り組みを理解する。
13週 身近な地域と地図 さまざまな地図の役割を理解する。
14週 日本列島の自然環境と自然災害 日本列島の特性を理解する。
15週 日本列島の自然災害と防災 各地域の防災の取り組みを理解し、防災意識を高める。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験の実施・試験問題の解説及びポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前1,前2,前5,前8,後6
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前6,前7
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前3,前4,後1,後2,後3,後4,後5
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前4,前15,後13,後14,後15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前10,前11,前12,前13,前14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後7,後9,後10,後11,後12
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。1
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3後12,後15

評価割合

試験事前学習合計
総合評価割合8020100
基礎的能力502070
専門的能力20020
分野横断的能力10010