概要:
交通、通信の発達により、現在は海外との交流も活発になってきている。しかし、必ずしもそれが相互理解をともなっているわけではない。そこで、本授業では、日本人にはこれまでなじみの少なかった民族、国家、宗教に焦点をしぼり、それらの言葉がどのような背景をもっているのか、それらがなぜ現在問題となっているのかを理解し、それらについて議論できるようにする。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、学生同士の討論も行う。
注意点:
1) 自分でノートをしっかり取ること。
2) 提出期限は守ること。
3) 現在の世界情勢に関心を持ち、その事実と背景を知ろうという姿勢で臨むこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業計画の説明 国民国家の起源(1) |
民族とはどういうものかがわかる。
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2週 |
国民国家の起源(2) |
国民国家が形成される以前のヨーロッパにはどのような国家があったのかを理解する。
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3週 |
国民国家の起源(3) |
国民国家の形成の過程をフランスを例に理解する。
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4週 |
日本での国民国家の形成(1)
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近世以前の日本と外国との関係を理解する。
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5週 |
日本での国民国家の形成(2) |
ヨーロッパをモデルとした日本の明治期の国家形成を理解する。
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6週 |
日本での国民国家の形成(3) |
国民国家としての日本と国民や周辺国との関係を理解する。
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7週 |
多民族国家 |
多民族国家にはいくつかのパターンがあることを知る。
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8週 |
多民族国家としてのアメリカの形成(1) |
建国時のアメリカは「国民国家」であったことを理解する。
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2ndQ |
9週 |
多民族国家としてのアメリカの形成(2) |
多民族国家としてのアメリカの形成過程を理解する。
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10週 |
多民族国家としてのアメリカの形成(3) |
アメリカの現在の「人種問題」を理解し、自分の意見を表明できる。
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11週 |
バルカン半島諸国(1) |
中世までのバルカン半島の歴史を見て、様々な民族、宗教、文化があることを知る。
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12週 |
バルカン半島諸国(2) |
近世以降のバルカン半島が置かれた国際情勢を理解する。
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13週 |
バルカン半島諸国(3) |
近年のバルカン半島で起こった国家の分裂過程とその原因を理解する。
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14週 |
国家と民族の関係のまとめ |
国民国家、多民族国家を理解する。
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15週 |
期末試験の解答とレポートの解説 |
これまでの確認
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
宗教の役割 |
宗教の果たす役割を理解する。
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2週 |
仏教 |
仏教の歴史と簡単な教義を理解する。
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3週 |
ユダヤ教(1) |
ユダヤ教の歴史と簡単な教義を理解する。
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4週 |
ユダヤ教(2) |
ユダヤ教の歴史と簡単な教義を理解する。
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5週 |
キリスト教(1) |
キリスト教の歴史と簡単な教義を理解する。
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6週 |
キリスト教(2) |
キリスト教の歴史と簡単な教義を理解する。
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7週 |
イスラム教(1) |
イスラム教の歴史と簡単な教義を理解する。
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8週 |
イスラム教(2) |
イスラム教の歴史と簡単な教義を理解する。
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4thQ |
9週 |
イスラム教(3) |
イスラム教とキリスト教の関係を理解する。
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10週 |
中東問題(1) |
中東での様々な問題に宗教が関係していることを理解する。
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11週 |
中東問題(2) |
シオニズムの考え方を知る。
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12週 |
中東問題(3) |
シオニズム運動の活発化とヨーロッパの関係を理解する。
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13週 |
中東問題(4) |
パレスチナ問題を理解する。
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14週 |
中東問題(5) |
パレスチチ問題が周辺国に与える影響を知る。
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15週 |
学年末試験 |
後期の確認
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16週 |
学年末試験の解答とレポートの評価 |
評価の確認と授業のまとめ
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。 | 3 | |
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。 | 3 | |
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。 | 3 | |
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | |
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。 | 3 | |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。 | 3 | |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。 | 3 | |
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。 | 3 | |
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。
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集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。 | 3 | |
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。 | 2 | |
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。 | 3 | |
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。 | 3 | |
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。 | 3 | |
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。 | 3 | |
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 2 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 2 | |
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。 | 2 | |
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。 | 2 | |