産業財産権法

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 産業財産権法
科目番号 0064 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 なるほど図解特許法のしくみ(第3版),中央経済、「平成27年度知的財産権制度説明会(初心者向け)テキスト」 (特許庁) http://www.jpo.go.jp/oshirase/event/setumeikai/setumeikai-text/index.html、特許庁「平成27年度知的財産権制度説明会(実務者向け)テキスト」 (特許庁)  web同上
担当教員 吉井 千周

到達目標

(1)知的財産制度を理解することができること。
(2)特許情報を検索し,特許書類が読めるようになること。
(3)パテントコンテスト,デザインパテントコンテストに参加すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1知的財産制度を理解し,知的財産に関連する時事の話題について自分で説明することができる。知的財産制度を理解し,知的財産に関連する時事の話題について説明を受けて理解することができる。知的財産制度の一部分は理解できる。その部分についての時事の話題について説明を受けて理解することができる。
評価項目2自分で特許情報を検索し,特許書類記事項の記載目的,意味を理解しながら読むことができる。自分で特許情報を検索し,特許書類を読み,内容を把握することができる。自分で特許情報を検索し,特許書類を読み,補助を受けることによって内容を把握することができる。
評価項目3パテントコンテストまたはデザインパテントコンテストへの応募を独力で行うことができる。パテントコンテストまたはデザインパテントコンテストへの応募を補助を受けて行うことができる。パテントコンテストまたはデザインパテントコンテストへの応募を補助的立場で行う。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
「産業財産権」(特許権、実用新案権、意匠権及び商標権)を中心に知的財産権法制を理解する。
またこれらの権利を取得するのための手段・手続きについて学び,理解を深める。
授業の進め方・方法:
一般科目の「法学」を受講し,法制度に関する基礎的な知識を有していることを履修の条件とする。これに加えて,知的財産に対する関心をもっていることが望ましい。
「法学」で学習した法律の考え方,民法関連知識を復習すること。
知的財産に関連した時事の話題に関心を持ち,自己学習として調べること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
1. 知的財産権の概要
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
知的財産保護制度の必要性,権利の意義と種類,知的財産の性質,知的財産の歴史
2週 2. 特許法
 2-1. 特許法概要
特許法概要
3週  2-2. 発明 発明の定義,発明の対象,発明者,職務発明
4週  2-2. 発明 発明の定義,発明の対象,発明者,職務発明
5週  2-3. 特許手続 特許出願手続,出願審査,出願公開
6週  2-3. 特許手続 特許出願手続,出願審査,出願公開
7週  2-4. 特許権と権利侵害対応 権利の効力,権利の活用,権利の侵害,民事的救済,刑事罰
8週  2-4. 特許権と権利侵害対応
3. 実用新案法
保護対象,手続,特許との相違
2ndQ
9週 前期中間試験
試験答案の返却及び解説
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
10週 4. 特別講義 外部講師による特別講義
11週 5. 特許情報
 5-1. 明細書
明細書の読み方,書き方
12週  5-1. 明細書 明細書の読み方,書き方
13週  5-1. 明細書 明細書の読み方,書き方
14週  5-2. 特許検索 特許検索システムの使い方
15週  5-2. 特許検索 特許検索システムの使い方
16週 試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入
後期
3rdQ
1週 6. 意匠法
 6-1. 保護対象と手続
保護対象,権利取得のための手続
2週  6-1. 保護対象と手続
 6-2. 意匠権
保護対象,権利取得のための手続
意匠権の効力と侵害への対応
3週  6-2. 意匠権 意匠権の効力と侵害への対応
4週 7. 商標法
 7-1. 保護対象と手続
保護対象,権利取得のための手続
5週  7-1. 保護対象と手続
 7-2. 商標権
保護対象,権利取得のための手続
商標権の効力と侵害への対応
6週  7-2. 商標権 商標権の効力と侵害への対応
7週 8. 不正競争防止法 保護対象,救済措置,罰則
8週 9. 種苗法 保護対象,権利の効力
4thQ
9週 後期中間試験
試験答案の返却及び解説
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
10週 10. 著作権法 保護対象,権利の効力
11週 10. 著作権法 保護対象,権利の効力
12週 11. 関連する条約 特許,意匠,商標に関する国際条約の概要
13週 12. 事例検討
 12-1. プログラム,データベースと知的財産権
プログラムとデータベースの保護
14週  12-2. インターネットと知的財産権 インターネット利用に関わる知的財産権
15週 試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験合計
総合評価割合100100
知識の基本的な理解6060
思考・推論・創造 へ の 適 応 力00
汎用的技能2020
態度・志向性 (人間力)00
総合的な学習経験 と創造的思考力2020