到達目標
1)木材および木質系材料の特徴(樹種・製造方法・強度特性・含水率・経年劣化など)について理解できる。
2)木造建築物の構法や構造について理解できる。
3)木造建築物の設計法や耐震診断法について理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安
A | 標準的な到達レベルの目安
B | 未到達レベルの目安
C | (学生記入欄)
到達したレベルに〇をすること。 |
評価項目1 | 建築材料としての木材の長所や短所について詳しく説明できる。 | 木材の強度について、ヤング係数や強さなどの数値を用いて定量的に説明できる。 | 木材の樹種について、色・匂い・重さなど、それぞれの特徴が理解できる。 | A ・ B ・ C |
評価項目2 | 使用材料・壁・接合部など、各構法の構造要素について詳しく説明することができる。 | 使用材料・壁・接合部など、各構法の構造要素について説明することができる。 | 木造建築物の構法の種類について説明ができる。 | A ・ B ・ C |
評価項目3 | 具体的な構造計算ができる。 | それぞれの構造設計法において、どのような手順で計算が行われているのか理解できる。 | 木造建築物の構造設計法について、それぞれの特徴が理解できる。 | A ・ B ・ C |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B
説明
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JABEE c
説明
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JABEE d
説明
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教育方法等
概要:
木造建築物の構法・構造および使用されている材料の特徴について把握し、設計法や耐震診断法について理解することができる。
授業の進め方・方法:
資料を適宜配布し、その内容に沿って授業を実施する。
注意点:
本科の構造関連科目(構造力学・建築材料など)について良く復習しておくこと。
ポートフォリオ
(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
(記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
・前期中間試験まで:
・前期末試験まで :
・後期中間試験まで:
・学年末試験まで :
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
(記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
・前期中間試験 点数: 総評:
・前期末試験 点数: 総評:
・後期中間試験 点数: 総評:
・学年末試験 点数: 総評:
【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
・総合評価の点数: 総評:
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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
・前期中間試験まで:
・前期末試験まで :
・後期中間試験まで:
・学年末試験まで :
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
木材と木質系材料(1) |
木材の樹種と特徴<強度特性・含水率・密度>について理解できる。
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2週 |
木材と木質系材料(2) |
木材の樹種と特徴<強度特性・含水率・密度>について理解できる。
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3週 |
木材と木質系材料(3) |
木質系材料の特徴<製造方法・強度特性>について理解できる。
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4週 |
木材と木質系材料(4) |
木質系材料の特徴<製造方法・強度特性>について理解できる。
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5週 |
木質構造物の構法・構造(1) |
在来軸組構法・枠組壁工法・プレハブ構法・大規模木造について理解できる。
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6週 |
木質構造物の構法・構造(2) |
在来軸組構法・枠組壁工法・プレハブ構法・大規模木造について理解できる。
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7週 |
木造建築物の耐久性 |
虫害・腐朽・紫外線などの劣化概要・対策について理解できる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験答案の返却 木造建築物の耐火性 |
試験の解説及びポートフォリオの記入 火災の特性と対策について理解できる。
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10週 |
構造計算の概要 |
構造計算(壁量計算・許容応力度等計算など)の概要について理解できる。
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11週 |
設計荷重の計算 |
設計荷重(固定荷重・風荷重・地震荷重など)の考え方について理解できる。
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12週 |
部材にかかる力 |
部材の設計(引張・圧縮・曲げ・せん断など)について理解できる。
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13週 |
壁量計算(1) |
壁の設計、壁量計算について理解できる。
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14週 |
壁量計算(2) |
壁の設計、壁量計算について理解できる。
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15週 |
壁量計算(3) |
壁の設計、壁量計算について理解できる。
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16週 |
前期末試験 (17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入) |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
地盤・基礎 |
地盤調査方法、基礎の設計について理解できる。
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2週 |
木質構造の構造設計(1) |
水平構面(床・小屋組)の設計について理解できる。
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3週 |
木質構造の構造設計(2) |
水平構面(床・小屋組)の設計について理解できる。
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4週 |
木質構造の構造設計(3) |
水平構面(床・小屋組)の設計について理解できる。
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5週 |
木質構造の構造設計(4) |
水平構面(床・小屋組)の設計について理解できる
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6週 |
木質構造の構造設計(5) |
接合部の設計(釘・ボルト・金物など)について理解できる。
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7週 |
木質構造の構造設計(6) |
接合部の設計(釘・ボルト・金物など)について理解できる。
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8週 |
木質構造の構造設計(7) |
接合部の設計(釘・ボルト・金物など)について理解できる。
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4thQ |
9週 |
木質構造の構造設計(8) |
接合部の設計(釘・ボルト・金物など)について理解できる。
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10週 |
伝統構法建物の構法・構造(1) |
神社・仏閣、古民家、町家などの構法・構造について理解できる。
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11週 |
伝統構法建物の構法・構造(2) |
神社・仏閣、古民家、町家などの構法・構造について理解できる。
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12週 |
伝統構法建物の耐震要素 |
傾斜復元力、接合部(仕口)のめり込み、土壁のせん断抵抗などについて理解できる。
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13週 |
伝統構法建物の耐震診断(1) |
限界耐力計算などによる耐震診断法の説明・計算について理解できる。
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14週 |
伝統構法建物の耐震診断(2) |
限界耐力計算などによる耐震診断法の説明・計算について理解できる。
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15週 |
伝統構法建物の耐震診断(3) |
限界耐力計算などによる耐震診断法の説明・計算について理解できる。
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16週 |
学年末試験 (17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 木材の種類について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3 |
傷(節など)について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前6,前7 |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 4 | 前7 |
耐火性について説明できる。 | 4 | 前9 |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前6 |
木材の成長と組織形成から、物理的性質の違いについて説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
構造 | 力の定義、単位、成分について説明できる。 | 4 | 前11 |
断面二次モーメント、断面相乗モーメント、断面係数や断面二次半径などの断面諸量を計算できる。 | 4 | 前12 |
弾性状態における応力とひずみの定義、力と変形の関係を説明でき、それらを計算できる。 | 4 | 前1,前2 |
曲げモーメントによる断面に生じる応力(引張、圧縮)とひずみの関係を理解し、それらを計算できる。 | 4 | 前12 |
各種構造の設計荷重・外力を計算できる。 | 4 | 前11 |
木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
木材の接合について説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
基礎形式(直接、杭)の分類ができる。 | 4 | 後1 |
基礎形式別の支持力算定方を説明できる。 | 4 | 後1 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 30 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |