建築防災

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築防災
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 資料を適宜配布
担当教員 大岡 優,浅野 浩平,山本 剛

到達目標

1)各災害の発生メカニズムや過去の被害状況について理解できる。
2)1自由度系及び2自由度系の震動について理解できる。
3)建築物の耐震設計や耐震化について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1災害の発生メカニズムや被害事例について良く理解し、工学的な説明をすることができる。災害について、どのような現象が起点となって起こるのか説明することができる。災害の種類について説明することができる。  A ・ B ・ C
評価項目21自由度系及び2自由度系における発展的な振動現象の運動方程式を導出でき、その微分方程式の解を得ることができる。1自由度系及び2自由度系における基本的な振動現象の運動方程式を導出でき、その微分方程式の解を得ることができる。1自由度系における基本的な振動現象の運動方程式を導出でき、その微分方程式の解を得ることができる。  A ・ B ・ C
評価項目3強震動による建物の応答、耐震設計や耐震化について、詳細な説明をすることができる。強震動による建物の応答、耐震設計や耐震化について説明することができる。建物の耐震化について説明することができる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地震・津波・風水害・地盤災害・火山災害など、建築物に被害を及ぼす災害の発生メカニズムと災害事例、防災対策について学習する。災害の中でも、日本においては大地震が頻繁に発生するため、地震に対する防災が大変重要である。そのため、地震の基本パラメータから強震動の特性、基本的な振動論、現在用いられている耐震設計についても学習する。
授業の進め方・方法:
資料を適宜配布し、その内容について授業を実施する。また、事後学習として授業内容に関する課題を課す。
注意点:
建築構造、数学(行列計算・微分方程式・複素関数)、応用物理(単振動・減衰)などの科目について復習すること。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。

【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 災害の種類 日本における主な災害について理解できる。
2週 地震の発生メカニズムと地震動 地震の発生メカニズムと地震動の特性について理解できる。
3週 振動(1自由度系)(1) 1自由度系の自由震動について理解できる。
4週 振動(1自由度系)(2) 1自由度系の強制振動について理解できる。
5週 振動(2自由度系)(1) 2自由度系の自由震動について理解できる。
6週 振動(2自由度系)(2) 2自由度系の自由震動について理解できる。
7週 振動(2自由度系)(3) 2自由度系の強制震動について理解できる。
8週 建物の耐震(1) 地震動を受ける建物の応答について理解できる。
4thQ
9週 建物の耐震(2) 地震荷重と耐震設計について理解できる。
10週 建物の耐震(3) 地震による建物被害と建物の耐震化について理解できる。
11週 津波防災 津波の発生メカニズムと実例、対策について理解できる。
12週 地盤防災 地盤災害のメカニズムと実例、対策について理解できる。
13週 風水害に対する防災 風災害の発生メカニズムと実例、対策について理解できる。
14週 火山防災
火山災害の発生メカニズムと実例、対策について理解できる。
15週 防災計画 災害に対する課題と防災計画について理解できる。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造マグニチュードの概念と震度階について説明できる。4後1,後2
地震被害を受けた建物の破壊等の特徴について説明できる。4後8,後10
環境・設備火災報知設備について説明できる。4後15
計画・歴史都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。4後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000001565
専門的能力2000001535
分野横断的能力0000000