建築設備

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築設備
科目番号 0088 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「建築設備」 小笠原祥五 川瀬太郎 前島健 共著 市ヶ谷出版社ISBN978-4-87071-174-7、「空気調和衛生工学便覧、第12版」 空気調和衛生工学会 編
担当教員 牟田 諒太

到達目標

建築設備の全容を理解し,用語の理解を全体的に目指す.各建築設備における設計の基礎を学ぶ.
建築設備の種類を理解し,設備内容が説明できるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1建築設備の各方式を理解し,説明することができる建築設備の各方式を理解することができる建築設備に関する用語を知っている  A ・ B ・ C
評価項目2建築設備設計のための計算方法を理解し計算を正確に行うことができる建築設備設計のための計算が,どのような手順で計算が行われているか理解することができる助言があれば,建築設備設計のための計算手順を理解することができる  A ・ B ・ C
評価項目3各建築設備概要を理解し,正誤問題を正確に回答できる各建築設備概要を理解し,正誤問題をある程度解答できる各建築設備概要を理解し,助言があればある程度解答できる  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築物内部の設備について,その概要・構造・機能・基本設計・関係法規を理解し,建築物を計画・設計・施工する際の知識として役立てる.
授業の進め方・方法:
建築設備の基礎知識を中心に学習する.各建築設備の概要を説明後,建築設備設計に関する演習を行う.
建築設備工学の基礎知識として,流体力学の基本を理解しておく必要があるので,最初の授業で流体力学の基本を学習する.
注意点:
各演習は重要な箇所なので,理解するまで復習を行うこと.

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。

【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
給水設備
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
建築設備工学を学ぶための基礎的な知識を理解する
2週 給水設備 給水設備の概要と基本設計を理解する
3週 給水設備 給水設備の基本設計を理解する
4週 給水設備 揚水ポンプ能力や給水管径等の給水設備関係の計算を行うことができる
5週 給湯設備 給湯設備の設備方式や基本設計を理解する
6週 ガス設備,衛生器具設備 ガス設備の種類・用途を理解する.衛生器具設備の種類・用途を理解する
7週 給水・給湯・ガス・衛生器具設備の演習 給水・給湯・ガス・衛生器具設備に関する計算問題を理解する
8週 前期中間試験 7週までの授業内容の理解度を確認する
2ndQ
9週 中間試験答案の返却・解説 試験問題の内容を理解したか確認する,ポートフォリオの記入
10週 排水通気設備 排水通気設備の概要と各配管の役割を理解する
11週 排水通気設備 排水通気設備の概要と各配管の役割を理解する
12週 排水通気設備の演習 排水通気管径や雨水配管径等の決定法等,排水通気設備関係の計算ができる
13週 浄化槽設備 汚水水質,浄化装置,構造法規を理解する
14週 消火設備
消防法,各種消防設備,施工を理解する
15週 その他の設備
1~15週の復習
設備種類、用途を説明することができる
15週までの授業内容の理解度を確認する
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験により第15週までの授業内容の理解度を確認する
後期
3rdQ
1週 建築設備工学の基礎知識
空気調和設備の概要
建築設備工学を学ぶための基礎的な知識を理解する
空気調和設備の概要を理解する
2週 空気調和設備の概要 空気調和設備の概要を理解する
3週 空気の性質と空気線図 空気の性質,湿り空気線図を理解し,空気調和プロセスを説明できる
4週 空気調和機器 空気調和機の概要を理解し,ヒートポンプの原理を説明できる
5週 熱負荷と空調装置容量 冷暖房負荷計算,装置容量計算を理解する
6週 熱負荷と空調装置容量 冷暖房負荷計算,装置容量計算を理解する
7週 空気調和方式と熱源方式 空調方式,種類と概要,熱源種類を理解する
8週 後期中間試験 7週までの授業内容の理解度を確認する
4thQ
9週 中間試験答案の返却・解説 試験問題の内容を理解したか確認する,ポートフォリオの記入
10週 空気調和設備の計画と設計 基本計画,基本設計,各種建物の計画を説明できる
11週 送風系統,空調設備配管 基本設計,ダクト設計について理解する
12週 換気・排煙設備 換気・排煙設備の概要を理解する
13週 換気・排煙設備 住宅・非住宅における換気設備や,自然換気の仕組みを理解する
14週 換気・排煙設備の演習 換気・排煙設備関係の計算を行うことができる
15週 電気設備
1~15週までの復習
電気設備の基礎知識、照明設備の基礎、基本設計を説明することができる
1~15週までの内容を復習し再確認する
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験により第15週までの授業内容の理解度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる。4
給水方式について説明できる。4前2,前3,前4
使用水量について把握できる。4前2
給排水管の管径の決定方法について知っている。4前3,前4,前11,前12
給湯方式について説明できる。4前5
敷地内外の分流式・合流式排水方式について説明できる。4
浄化槽について説明できる。4前13
衛生器具について説明できる。4前6
室内環境基準について説明できる。4後2,後14
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。4後3,後5,後6
空気調和方式について説明できる。4後7
熱源方式について説明できる。4後7
必要換気量について計算できる。4後12,後13,後14
受変電・幹線設備について説明できる。4後15
動力設備について説明できる。4
照明・コンセント設備について説明できる。4
情報・通信設備について説明できる。4
消火設備について説明できる。4前14
排煙設備について説明できる。4後12,後13,後14
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。4
エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。4
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。4
建築設備(配線・管、配線・管スペース、施工法など)を、設備(自然環境・電気・空調・給排水の分野)計画に適用できる。4

評価割合

定期試験レポート・演習その他合計
総合評価割合70300100
知識の基本的な理解400040
専門的能力2020040
思考・推論・創造への適応力1010020
態度・志向性(人間力)0000
総合的な学習経験と創造的思考力0000