概要:
世界各地の感動的な物語をテーマにしたやや長めの英文を継続して読むことで、これまで学んできた読解に必要な語彙や文法知識にさらなる磨きをかけ、より実用的な英語運用能力を養成することを目的とする。
授業の進め方・方法:
1.教科書の本文を読み込み、わからない語句の意味を調べ、確認問題を解いたうえで毎回の授業に出席すること。
2.授業中に理解できなかった部分については、授業後に時間を作り、辞書を引かなくてもある程度意味がとれるまで復習すること。
3.本科目は学修単位科目であるため、事前・事後学習として授業とは別に課題を与える(詳細については初回の授業時に連絡する)。
注意点:
1.前期末の成績評価が45点以上60点未満の者は指定された期間中であれば課題の再提出が認められる。
2.授業はすべて遠隔授業の形態で実施する。課題提出のみで成績評価を行うので、毎回欠かさず提出すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明 Story 1: Seeing with Sound
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授業計画・達成目標・成績評価方法等の説明を聞き、授業概要を理解する。
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2週 |
Story 1: Seeing with Sound |
イルカやコウモリが用いることで知られているエコーロケーションを習得した全盲の少年ベンの生涯について読み取る。
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3週 |
Story 2: Cobra Villages
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ヘビの一種であるコブラが、インドのある村でどのように人間と共生しているのかについて読み取る。
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4週 |
Story 3: Magic or Men?
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イングランドのストーンヘンジの謎について読み取る。
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5週 |
Story 5: The Mystery Word
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"shmily"というゲームに込められた老夫婦の愛の物語について読み取る。
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6週 |
Story 6: Home is Home
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ヨルダンのベドウィンの女性が故郷である岩の町にとどまることを願った物語について読み取る。
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7週 |
Story 7: Mr. Mollah's Birds |
インドの仕立て屋モラー氏がなぜ売り物の鳥を買い取って次々と自由にしていくのかについて読み取る。
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8週 |
第1週から第7週の内容のまとめ① |
第1週から第7週の学習内容のまとめを行い、理解度の確認をする。
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2ndQ |
9週 |
レポート作成① |
英語でレポートを書く際の基礎を学び、第1週から第7週の学習内容に関連するトピックについて実際に書く練習をする。
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10週 |
Story 8: Rising from Rock Bottom
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ハリー・ポッターシリーズの作者J・K・ローリングがいかにして人生のどん底から人生を立て直したのかを読み取る。
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11週 |
Story 9: A Man of Many Hats
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障害を乗り越えて様々な分野で多彩な才能を示すマティアス・ベルクの挑戦について読み取る。
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12週 |
Story 11: From Rags to Riches
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裸一貫から企業経営者として社会的成功を収めた中国の李嘉誠の人生について読み取る。
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13週 |
Story 12: Priceless Courage |
アメリカの消防士ジョン・カーリーが自分の身を危険にさらして火事から女性を救ったエピソードについて読み取る。
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14週 |
Story 15: A Trickle Effect
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アメリカで生活するムスリム、ミリア・イスラム・マジードが目指す「思いやりの共同体」の理想について読み取る。
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15週 |
第10週から第14週の内容のまとめ① |
第10週から第14週の学習内容のまとめを行い、理解度の確認をする。
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16週 |
レポート作成② |
第10週から第14週の学習内容に関連するトピックについてのレポートを作成する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 4 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 4 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |