歴史学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史学
科目番号 0002 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電気工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材  使用しない。必要に応じてプリントを配布する。
担当教員 田村 理恵

到達目標

1) 自分の住んでいる地域の特色を歴史的観点から説明できる。
2) 他の地域、この授業ではイギリスの歴史を尊重し関心をもつことで、国際的感覚を養成する。
3) 自分なりの視点で異なる歴史を比較し、自分の考えを述べる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の住んでいる地域の特色を歴史的経緯から説明でき、他の地域との比較ができる。地域の特性とその要因となった歴史的事項が結びついている。九州の基本的な特色が分かる。
評価項目2地域や国によって考え方は異なっており、それが歴史的に形成されてきたこと、相互理解が必要であることを理解し、他の地域へも応用できる。イギリスの特色が歴史的経緯から説明できることを理解する。イギリスの特色を形成している基本的な考え方が分かる。
評価項目3異なる時代、国を比較することで、その地域の特性が明確になることを理解する。また、実際に自分の視点から異なる地域を比較し、自分の意見を述べることができる。自分なりの視点で、異なる国や地域の歴史を記述することができる。基本的な歴史用語が分かり、異なる地域や時代であっても比較できることを理解する。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 ある地域の歴史及び文化を説明するためには、他の地域との比較が必要である。そこで、本講義ではイギリスを比較対象地域として取り上げ、日本及び九州と比較することで、双方の特色をとらえ、表現できるようにする。国あるいは地域には、独自の歴史とそれに基づく文化があることを理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。
注意点:
1) 自分でノートをしっかり取ること。
2) 提出期限は守ること。
3) 自分の住んでいる地域、および世界に関心をもつこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
暦、歴史区分、地域区分
暦の種類、歴史区分と地域区分を確認する。
2週 古代の九州(1) 古代の九州にはどのような人々が住み、どのような共同体をつくっていたのか理解する。
3週 古代の九州(2) 中国などとの交流から、九州での「くに」のあり方を知る。
4週 古代の九州(3) 九州が「大和政権」の下に統合されていく過程を理解する。
5週 中世の南九州 島津氏のもとで、南九州がどのような歴史をたどったかを見る。
6週 中世の九州 博多の盛衰を通じて、自治のあり方を理解する。
7週 近代の南九州 近世の地域区分が必ずしも近代に引き継がれず、それが現在にも影響していることを知る。
8週 日本人意識 「日本人」という意識を過去の人々は持っていたのかを考える。
2ndQ
9週 中間試験 日本の歴史の確認
10週 試験の解答
イギリスの概要
イギリスの概要を知る。
11週 中世の都市(1) 自治権を持つ中世都市の歴史と機構を知る。
12週 中世の都市(2) 自治権を持つ中世都市の歴史と機構を知る。
13週 都市と王権(1) 自治都市と国王政府との関係を知る。
14週 都市と王権(2) 自治都市と国王政府との関係を知る。
15週 「民族」意識と地域 イギリスの分権傾向を知る。
16週 試験とその解答とレポートの評価 レポートの評価

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80001019100
基礎的能力5500101571
専門的能力250000429
分野横断的能力0000000