中国古典学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 中国古典学
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電気工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 テキストはプリントを配布する。
担当教員 望月 高明

到達目標

1)思想を理解する前提として、論理的に思索する力を育てること。                           2)漢文という厳めしい外装・メッキを剥ぎ落したときに見えてくるものに関心すること。                3)現代的課題・問題意識を持って『孟子』を読むように心掛けること。





ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1原文を返り点の指示に従って正しく書き下し文に直し、正確に日本語訳することができる。 ある程度原文を返り点の指示に従って書き下し文に直し、日本語訳することができる。 一部は原文を返り点の指示に従って書き下し文に直し、日本語訳することができる。
評価項目2孟子や朱子の言説を通して、儒家思想の思惟方法を理解し、更には中国思想・文化について関心を広めることができる。 ある程度は孟子や朱子の言説を通して、儒家思想の思惟方法を理解し、更には中国思想・文化について関心を広めることができる。 一部は孟子や朱子の言説を通して、儒家思想の思惟方法を理解し、更には中国思想・文化について関心を広めることができる。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
中国思想は人格の表現であるとき、最もその偉力を感ぜしめるが、『孟子』についても同様の事態を指摘することができる。『孟子』を読むことを通して、古典を読むことの意義、ひいてはわれわれが人間であることの意味について考え、思索を深めたい。
授業の進め方・方法:
講義は孔子と並び称される儒家の思想家孟子の自著『孟子』を講読する。同書は思想的にも重要な文献であるので、漢文の読解力とともに思想を理解する能力を必要とする。
注意点:
1)訓点の指示に従って事前に『孟子』の本文を読んでくること。   2)常に問題意識を持って授業に臨むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・古典を読むことの意義について。
・孟子について。
古典、しかも中国古典をなぜ読むのかということについて考える。
2週 ・「人皆有不」章 訓点の指示に従って『孟子」の原文を正確に読み、併せて日本語に翻訳できる力を養う。また、孔子・孟子を開祖とする儒学思想の特徴について学ぶ力を養う。
3週 ・「逃墨必帰」章
同上
4週 ・「諸侯之宝」章
同上
5週 ・「孟子之滕」章
同上
6週 ・「人皆有所」章
同上
7週 ・「言禁而指」章
同上
8週 ・「堯舜性者」章
同上
4thQ
9週 後期中間試験 同上
10週 試験問題の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォーリオの記入
11週 ・「説大人則」章
『孟子』の原文を読むことを通して、作者の意図を適格に把握するとともに、それを文章として表現できる力を養う。
12週 ・「養心莫善」章
同上
13週 ・「曾皙嗜羊」章
同上
14週 ・「万章問曰」章
同上
15週 ・「万章問曰」章
同上
16週 試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォーリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
知識の基本的な理解3020000100
思考・推論・創造への適応能力20000000
人間力20000000
総合的な学習経験と創造的思考力20000000