振動工学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 振動工学
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電気工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない.
担当教員 佐藤 浅次

到達目標

1)振動の基礎および強制振動の共振現象を理解し、解析できること。
2)2自由度系の振動の運動方程式を導き,解析できること。
3)ラグランジュの方程式を用いて運動方程式を導くことができること。
4)多自由度系のマトリックスを用いた解析手法を理解し、解析できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1発展的な振動および強制振動の共振現象を理解し、発展問題を解析できる。振動の基礎および強制振動の共振現象を理解し、基本的な解析ができる。振動の基礎および強制振動の共振現象を理解し、一部を説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目22自由度系の振動の運動方程式を導き,発展問題を解析できる。2自由度系の振動の運動方程式を導き,基本的な解析ができる。2自由度系の振動の運動方程式を理解し、一部を説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目3ラグランジュの方程式を用いて複雑な振動系の運動方程式を導くことができる。ラグランジュの方程式を用いて基本的な振動系の運動方程式を導くことができる。ラグランジュの方程式を用いて運動方程式を理解し、一部を説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目4多自由度系のマトリックスを用いた解析手法を理解し、発展問題を解析できる。多自由度系のマトリックスを用いた解析手法を理解し、基本的な解析ができる。多自由度系のマトリックスを用いた解析手法を理解し、一部を説明できる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前半は振動を解析するための基礎となる1自由度系および2自由度系の運動方程式の導出と解法の修得、
後半は複雑な振動系の運動方程式の導出法および多自由度系の取り扱い手法の修得を目的とする。
授業の進め方・方法:
静力学および動力学の各分野、微分方程式の解法を十分自己学習して復習すること。また、図書館の機械力学や振動工学のテキスト等を利用して例題を自力で解いて自己学習すること。自己学習に関する演習課題を課す。
電卓を持参すること。
注意点:

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。

【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・後期中間試験まで: 
                                      
 ・学年末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・後期中間試験まで:  
                                     
  ・学年末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1自由度系の自由振動 
        非減衰系の振動
不減衰系の1自由度振動を運動方程式で表し,固有振動数を説明できる。
2週 1自由度系の自由振動 
        減衰系の振動
減衰系の1自由度振動を運動方程式で表し,系の運動を説明できる。
3週 1自由度系の強制振動
      非減衰系の振動
1自由度系の共振現象を説明できる。
4週 1自由度系の強制振動 
       減衰系の振動
5週 2自由度系の振動 
       非減衰自由振動
2自由度系の自由振動を運動方程式で表し,系の運動を説明できる。
6週 2自由度系の振動
       減衰自由振動
2自由度系の共振現象を説明できる。
7週 2自由度系の強制振動
       
2自由度減衰系の共振現象を説明できる。
8週 前期中間試験
4thQ
9週 試験答案の返却及び解説
ポートフォリオの記入
10週 仮想仕事の原理
仮想仕事の原理を用いて振動系の運動を説明できる。
11週 ラグランジェの運動方程式 ラグランジュの方程式を用いて振動系の運動を説明できる。
12週 ラグランジェの運動方程式 ラグランジュの方程式を用いて振動系の運動を説明できる。
13週 多自由度系の振動 
マトリクスによる運動方程式の表現
多自由度系の振動をマトリクスによる運動方程式で説明できる。
14週 多自由度系の振動 
  トラスの部材方程式
トラスの部材方程式を説明できる。
15週 多自由度系の振動
  トラスの全体方程式と振動
トラスの全体方程式とその振動を説明できる。
16週 試験答案の返却及び解説
ポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学振動の種類および調和振動を説明できる。5
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。5
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。5
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。5
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。5

評価割合

定期試験小テストレポート・課題口頭発表成果品実技その他合計
総合評価割合70030000100
知識の基本的な理解5003000080
思考・推論・創造への適応力200000020
汎用的技能力0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000