歴史学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 歴史学
科目番号 0015 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない。必要に応じてプリントを配布する。
担当教員 田村 理恵

到達目標

1) 自分の住んでいる地域の特色を歴史的観点から説明できる。
2) 他の地域、この授業ではイギリスの歴史を尊重し関心をもつことで、国際的感覚を養成する。
3) 自分なりの視点で異なる歴史を比較し、自分の考えを述べる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1自分の住んでいる地域の特色を歴史的経緯から説明でき、他の地域との比較ができる。地域の特性とその要因となった歴史的事項が結びついている。九州の基本的な特色が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目2地域や国によって考え方は異なっており、それが歴史的に形成されてきたこと、相互理解が必要であることを理解し、他の地域へも応用できる。イギリスの特色が歴史的経緯から説明できることを理解する。イギリスの特色を形成している基本的な考え方が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目3異なる時代、国を比較することで、その地域の特性が明確になることを理解する。また、実際に自分の視点から異なる地域を比較し、自分の意見を述べることができる。自分なりの視点で、異なる国や地域の歴史を記述することができる。基本的な歴史用語が分かり、異なる地域や時代であっても比較できることを理解する。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ある地域の歴史及び文化を説明するためには、他の地域との比較が必要である。そこで、本講義ではイギリスを比較対象地域として取り上げ、日本及び九州と比較することで、双方の特色をとらえ、表現できるようにする。国あるいは地域には、独自の歴史とそれに基づく文化があることを理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。
注意点:
1) 事前に2年生で行った総合社会IIの復習をしておくこと。4年で歴史学概論を履修したものはそれも復習しておくこと。
2) 自己学習として、毎回必ず復習を行い、基本的な語句と地理を確認すること。これに関して、簡単な提出物を課す。
3) 時事問題と歴史の関連を重視するので新聞に目を通し、授業で扱う問題との関連を常に意識すること。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。

【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
暦、歴史区分、地域区分
暦の種類、歴史区分と地域区分を確認する。
2週 I 日本
 1 古代の九州(1)
古代の九州にはどのような人々が住み、どのような共同体をつくっていたのか理解する。
3週    古代の九州(2) 中国などとの交流から、九州での「くに」のあり方を知る。
4週    古代の九州(3) 九州が「大和政権」の下に統合されていく過程を理解する。
5週  2 中世の九州 (1) 島津氏のもとで、南九州がどのような歴史をたどったかを見る。
6週    中世の九州(2) 博多の盛衰を通じて、自治のあり方を理解する。
7週  3 近代の九州 近世の地域区分が必ずしも近代に引き継がれず、それが現在にも影響していることを知る。
8週  4 日本人意識 「日本人」という意識を過去の人々は持っていたのかを考える。
2ndQ
9週 中間試験 日本の歴史の確認。
10週 試験の返却、解説
II イギリス   1 イギリスの概要
試験答案の返却と解説、ポートフォリオの記入。
イギリスの概要を知る。
11週 2 王権と都市(1) 自治権を持つ中世都市の歴史を知る。
12週   王権と都市(2) 自治権を持つ中世都市が歴史的に果たした役割を知る。
13週 3 中世都市と市民(1) 中世都市の構成と都市内部で果たした役割を知る。
14週   中世都市と市民(2) 自治都市と国王政府との関係を知る。
15週 4 「民族」意識 イギリスの分権傾向を知る。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却と解説及びポートフォリオの記入)
試験とその解答とレポートの評価、ポートフォリオの記入。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。4
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合55005040100
基礎的能力4000502570
専門的能力1500001530
分野横断的能力0000000