機能性高分子

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機能性高分子
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 竹本喜一ら共編 「高分子と医療」 (三田出版会)石川欣造ほか編 「最新高分子材料・技術総覧」 (テック出版)
担当教員 福留 功博

到達目標

1)抗血栓性材料、機能性ゲルについて、基礎的な事項を理解する。
2)外科用、歯科用材料について、基礎的な事項を理解する。
3)DDS用高分子基材、固定化酵素について、基礎的な事項を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1抗血栓性材料、機能性ゲルについて説明できる。重要な抗血栓性材料、機能性ゲル、について説明できる。重要な抗血栓性材料、機能性ゲルの一部について説明できる。
評価項目2外科用、歯科用材料、DDS用高分子基材、固定化酵素について説明できる。重要な外科用、歯科用材料、DDS用高分子基材、固定化酵素について説明できる。重要な外科用、歯科用材料、DDS用高分子基材、固定化酵素の一部について説明できる。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE (c) 説明 閉じる
JABEE (d) 説明 閉じる
JABEE B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科で修得した高分子化学、生体高分子、生物化学、有機材料化学、分子生物学の知識を基に機能性高分子の知識を身につける。
授業の進め方・方法:
高分子化学、生体高分子、生物化学、有機材料化学、分子生物学を理解しておくこと。バイオマテリアル、医療と高分子に関する総説に目をとおしておくこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画の説明 授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
2週 1.生体関連材料 抗血栓性材料について学ぶ。
3週 1.生体関連材料 抗血栓性材料について学ぶ。
4週 1.生体関連材料 機能性ゲルについて学ぶ。
5週 1.生体関連材料 機能性ゲルについて学ぶ。
6週 1.生体関連材料 抗血栓性材料、機能性ゲルについての英語論文を読む。
7週 1.生体関連材料 抗血栓性材料、機能性ゲルについて発表する。
8週 1.生体関連材料 抗血栓性材料、機能性ゲルについて発表する。
4thQ
9週 1.生体関連材料 外科用、歯科用材料について学ぶ。
10週 1.生体関連材料 外科用、歯科用材料について学ぶ。
11週 1.生体関連材料 DDS用高分子基材について学ぶ。
12週 1.生体関連材料 DDS用高分子基材について学ぶ。
13週 1.生体関連材料 外科用、歯科用材料、DDS用高分子基材、固定化酵素についての英語論文を読む。
14週 1.生体関連材料 外科用、歯科用材料、DDS用高分子基材、固定化酵素について発表する。
15週 1.生体関連材料 外科用、歯科用材料、DDS用高分子基材、固定化酵素について発表する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野有機化学有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。5後7,後8,後14,後15
代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。5後7,後8,後14,後15
σ結合とπ結合について説明できる。5後7,後8,後14,後15
混成軌道を用い物質の形を説明できる。5後7,後8,後14,後15
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。5後7,後8,後14,後15
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。5後7,後8,後14,後15
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。5後7,後8,後14,後15
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。5後7,後8,後14,後15
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。5後7,後8,後14,後15
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。5後7,後8,後14,後15
高分子化合物がどのようなものか説明できる。5後7,後8,後14,後15
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。5後7,後8,後14,後15
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。5後7,後8,後14,後15
高分子の熱的性質を説明できる。5後7,後8,後14,後15
重合反応について説明できる。5後7,後8,後14,後15
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。5後7,後8,後14,後15
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。5後7,後8,後14,後15
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。5後7,後8,後14,後15
生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。5後7,後8,後14,後15
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。5後7,後8,後14,後15
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。5後7,後8,後14,後15
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。5後7,後8,後14,後15
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。5後7,後8,後14,後15
タンパク質の高次構造について説明できる。5後7,後8,後14,後15
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。5後7,後8,後14,後15
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。5後7,後8,後14,後15

評価割合

試験口頭発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
知識の基本的な 理       解5030000080
汎用的技能020000020
分野横断的能力0000000