到達目標
1)建築計画学の目的、対象領域、研究の方法の概略を説明できる。
2)基本的な建築計画分野の研究事例を知っている。
3)建築計画分野の既往研究論文を自分で読み、理解できる。
4)典型的な研究の方法(研究の流れ)を理解し、学術論文や研究報告の執筆ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安
A | 標準的な到達レベルの目安
B | 未到達レベルの目安
C | (学生記入欄)
到達したレベルに〇をすること。 |
評価項目1 | 建築計画分野の調査研究について理解し、適切な調査対象の選定と独自の調査・分析方法が提案できる。 | 建築計画分野の調査研究について理解し、調査対象にあった調査・分析方法が提案できる。 | 建築計画の対象領域を理解し、調査研究対象の選定ができる。 | A ・ B ・ C |
評価項目2 | 既往研究の内容を深く理解し、新規性・萌芽性等のある論文の執筆ができる。 | 研究対象分野の既往研究を理解し、その研究の独自性や課題について説明できる。 | 研究対象分野の既往研究を概ね理解している。 | A ・ B ・ C |
評価項目3 | 既往の建築計画・都市計画分野の研究内容や研究成果について十分に理解し、自身の設計提案に応用できる。 | 既往の建築計画・都市計画分野の研究内容や研究成果について理解し、建築物の実例の説明ができる。 | 各種施設の基本的な建築計画・設計の要点について理解し、ある程度建築図面を説明できる。 | A ・ B ・ C |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B
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JABEE d
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JABEE e
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教育方法等
概要:
本講義は建築計画学の対象となる研究領域の研究の背景(歴史的経緯)及び研究の目的と方法を、関連する研究論文を用いて理解すると共に、良好な建築空間・都市空間を如何にして計画・デザインするかを学習する。
授業の進め方・方法:
1)紹介する研究事例がどのような問題意識でスタートし、その問題を解くためにどのような方法・プロセスで調査・分析されたかを理解し、かつ、それらが果たして有効であったかを考察することで、一連の研究の流れを学習すると共に、研究に必要な思考力を養う機会とすること。
2)講義内で紹介する計画・設計手法をより深く理解するために、自己学習として、座学のみならず受講者自らが建築・都市空間を体験したり、多くの設計事例を考察すること。
3)教材として使用する日本建築学会等の各論文はページ数が多く内容の密度も高いため、割り当てた授業時間内では読み切れず、説明仕切れない。要点を説明していくので、授業時間外の事前及び事後の自己学習により、各自が理解を深めること。
注意点:
本講義の評価は適宜行うレポートにより行う。
ポートフォリオ
(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
(記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
・前期中間試験まで:
・前期末試験まで :
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
(記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
・前期中間試験 点数: 総評:
・前期末試験 点数: 総評:
【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
・総合評価の点数: 総評:
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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
・前期中間試験まで:
・前期末試験まで :
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明 |
授業の流れを理解し、到達目標を立てる
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2週 |
建築計画学の概要と対象領域 |
建築計画学の概要と対象領域を理解する
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3週 |
研究計画の立て方、調査研究の進め方 |
研究計画の立て方、調査研究の進め方を理解する
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4週 |
データ分析の方法 |
データ分析の方法(多変量解析等)を理解する
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5週 |
論文の構成と執筆方法 |
計画系論文の構成と執筆方法を理解する
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6週 |
独立住宅に関する既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、独立住宅に関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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7週 |
集合住宅に関する既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、集合住宅に関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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8週 |
コーポラティブハウジングに関する既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、コーポラティブハウジングに関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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2ndQ |
9週 |
環境共生住宅に関する既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、環境共生住宅に関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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10週 |
認知症高齢者・知的障害者のグループホームに関する既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、認知症高齢者・知的障害者のグループホームに関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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11週 |
健常高齢者のグループリビングに関する既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、健常高齢者のグループリビングに関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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12週 |
まちづくりとは何か |
建築・都市計画分野で扱われるまちづくりの内容について理解する
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13週 |
まちづくりに関わる調査・研究の方法 |
まちづくりに関わる調査・研究の方法について理解する
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14週 |
コモンスペース(中間領域)に関わる既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、コモンスペース(中間領域)に関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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15週 |
街並み調査に関わる既往研究事例 |
日本建築学会計画系論文集より、街並み調査に関する研究論文を抜粋し、その論文の要点を説明できる
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16週 |
すまいづくり・まちづくりに関する設計競技作品事例 |
建築設計競技の作品を通して、研究内容を設計に展開するための方法論を理解する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | モデュールについて説明できる。 | 5 | 前1 |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 5 | 前1 |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 5 | 前6,前7,前8,前9 |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 5 | 前12,前13 |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 5 | 前12,前13,前14 |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 5 | 前10,前11 |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 5 | 前2,前16 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 0 | 0 | 0 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 30 | 40 |
専門的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 40 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |