建築実務実習

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築実務実習
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 林田 義伸

到達目標

1)規定の期間に与えられた実務を意欲的に行う
2)規定の様式に基づき実習報告書を仕上げる
3)部外者に対しても分かりやすいプレゼンテーションを行う

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実習先で要求される研修内容を正確・確実に履行できること。実習先で要求される研修内容をほぼ確実に履行できること。助言等があれば実習先で要求される研修内容を履行できること。
評価項目2実習先で見聞した実習内容を完全に理解できること。実習先で見聞した実習内容をある程度理解できること。実習先で見聞した実習内容を実習を行う上で最低限理解できること。
評価項目3実習内容を実習報告書に過不足無くわかりやすくまとめられること。実習内容を実習報告書に過不足無くまとめられること。実習内容についていくつか質問をすればわかるような実習報告書をまとめられること。
評価項目4限られた時間内で実習内容を過不足無く,またわかりやすく口頭発表できること。限られた時間内で実習内容を過不足無く口頭発表できること。限られた時間内で実習内容についていくつか質問すればわかるような口頭発表ができること。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
設計事務所や総合建設業,大学等における実習を通して、より実践的で現実的な技術を体験させると同時に、専門的知識や技術の重要性を再認識させ、その後の専攻科での学習研究生活の糧となることを目標とする。
授業の進め方・方法:
実習は夏期休業中の適当な期間に実施し、実務実習において学習した事柄は報告書としてまとめ、担当教員へ提出する。報告書作成用に写真を撮影したり,資料を利用することがあるので,記録および情報の公開に関して研修先の了解を得ること。
注意点:
実務実習のプログラムを確認し、関連する技術・業務について準備学習すること。
事後学習として,実習内容報告書を作成・提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明 授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明。
2週 実務実習1 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
3週 実務実習2 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
4週 実務実習3 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
5週 実務実習4 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
6週 実務実習5 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
7週 実務実習6 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
8週 実務実習7 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
2ndQ
9週 実務実習8 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
10週 実務実習9 設計事務所や総合建設業等、建築に関連する企業や事務所での実習
11週 実務実習報告書の作成のための資料整理1 実務実習報告書の作成に向け、実習で得たデータの整理を行う。
12週 実務実習報告書の作成のための資料整理2 実務実習報告書の作成に向け、実習で得たデータをまとめる。
13週 実務実習報告書の作成 別に定める様式に従い報告書を作成する。
14週 実務実習報告の準備1 実務実習の要旨を作成し、各自実務実習の報告内容を整理する。
15週 実務実習報告の準備2 PowerPoint を用いて、各自実務実習の報告案を作成する。
16週 実務実習報告会 実務実習の要旨を作成し、PowerPoint を用いて、各自実務実習の報告を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化インターンシップインターンシップ企業等における技術者の実務を理解できる。5前16
企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。5前16
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重要性を理解できる。5前16
企業における社会的責任を理解できる。5前16
企業活動が国内外で他社(他者)とどのような関係性を持つかを理解できる。5前16
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを理解できる。5前16
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができ、それを高めようと努力する姿勢をとることができる。5前16
コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。5前16
実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザインを明確化することができる。5前16
社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できる。5前16
実務体験を企業や職種とのマッチングの場として考えて積極的な行動ができる。5前16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。4前16
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。4前16
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。4前16
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。4前16
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。4前16
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。4前16
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。4前16
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。4前16
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。4前16
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。4前16
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 4前16
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。4前16
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。4前16
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。4前16
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。4前16
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。4前16
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。4前16
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。4前16
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。4前16
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。4前16
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。4前16
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。4前16
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。4前16
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。4前16
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4前16
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4前16
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。4前16
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。4前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0250001035
基礎的能力01000032.510
専門的能力0500032.55
分野横断的能力0100001020