建築CAD設計演習

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築CAD設計演習
科目番号 0019 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 中村 裕文

到達目標

1)高度なレンダリングテクニックを活用できること
2)3DCGの作成・アニメーションの作成ができること
3)プレゼンテーションのための動画編集の基本的な操作ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1スケーリングを理解したテクスチュアマッピングを施した3DCGを作成することができる.天空光,放射光を理解し,適切なバランスで配光することができ,レイトレーシング利用した陰影のある3Dレンダリングを実施することができる.グローシェーディング,あるいはコンスタントシェーディングを用いた3DCGレンダリングを実施することが
評価項目2タイムスケールを調整し,適切な長さの一般的なコースを移動するウォークスル−3DCGアニメーションを作成することができる.適切なコースを移動するウォークスルーアニメーションを作成することができる.3DCGアニメーションを作ることができる.
評価項目3複数の動画ファイルを組み合わせて1本の動画ファイルにまとめ,BGMを着けることができる. 動画ファイルのフォーマットを理解して利用目的にあわせて変換できる.複数の3DCG動画ファイルを組み合わせて1本の動画ファイルにすることができる.3DCGの動画ファイルを編集することができる.

学科の到達目標項目との関係

JABEE (c) 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
コンピュータを利用した設計技術を応用した建築物のビジュアルシミュレーション、マルチメディアプレゼンテーション技術を習得する。
授業の進め方・方法:
3年次のCADの基本的な作図機能,編集機能について復習し,理解しておくこと.
授業の進行にあたりCAD/CG用語を使用するため,それらの用語について事前に調べておくこと.
注意点:
共用のCADソフトは学内ネットワーク上でのみ利用可能であるので注意する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
演習の内容を理解する
2週 高度な3Dモデル作成のための技術を実習する(1) レイトレーシング、ラジオシティなどシミュレーション技術利用の修得
3週 高度な3Dモデル作成のための技術を実習する(2) テクスチュアマッピング、バンプマッピングなどの技術利用の修得
4週 マルチメディアシミュレーション技術について(1)
3DCGアニメーションの作成方法の習得
5週 マルチメディアシミュレーション技術について(2)
映像の編集などマルチメディア技術の習得
6週 都市空間の設計(交通計画) 道路計画を作成する
7週 都市空間の設計(交通計画) 道路計画を完成する
8週 都市空間の設計(建築物) 建築物を作成する
2ndQ
9週 都市空間の設計(建築物) 建築物を完成する
10週 都市空間の設計(ストリートファニチュア) ストリートファニチュアを作成する
11週 都市空間の設計(ストリートファニチュア) ストリートファニチュアを完成する
12週 都市空間のプレゼンテーション用マルチメディア素材を作成する. 平面図,透視図,アニメーションなどを作成する.
13週 都市空間のプレゼンテーション用マルチメディア素材を作成する.
プレゼンテーションを作成する.
平面図,透視図,アニメーションなどを完成する.
14週 マルチメディアプレゼンテーション作成 マルチメディアプレゼンテーションを作成する
15週 マルチメディアプレゼンテーション作成 マルチメディアプレゼンテーションを完成する
16週 設計図面の展示とマルチメディアツールを利用した設計プレゼンテーションを行う.設計図書,ファイルの提出.ポートフォリオ記入 マルチメディアプレゼンテーションを実施する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野情報処理プレゼンテーションソフトウェアの基本的な使い方を理解している。5前16
コンピュータを構成するハードウェア・ソフトウェアについて説明できる。5前1
設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。5前1
線の描き分け(3種類程度)ができる。5前1
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。5前1
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。5前1
図面の種類別の各種図の配置を理解している。5前1
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。5前1
建築図面を模写し、模写した図面が理解している。5前1
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。5前1
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。5前5
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。5前11
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。5前11
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。5前1
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。5前1
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。5前5
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる5前5
講評会等において、設計趣旨などをまとめ、プレゼンテーションができる。5前16
美術・デザイン建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。5前16
建築における形態(ものの形)について説明できる。5前16
デザインプレゼンテーションができる。5前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合030002050100
基礎的能力000001010
専門的能力000003030
分野横断的能力03000201060