応用情報工学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用情報工学
科目番号 0024 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 徹底図解 通信のしくみ 改訂版(高作義明、新星出版社)978-4405107090
担当教員 中村 博文

到達目標

 1)初歩的な誤り訂正の方法について理解し、説明できること。
 2)基本的なモバイル通信の技術の概要を理解し、説明できること。
 3)初歩的な暗号化・復号の方法について理解し、説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B最低到達レベルの目安(可)      C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1ハミング符号、ECC、RS符号について、符号化と誤り検出・誤り訂正の主要な概念を正しく説明できる。ハミング符号、ECC、RS符号について、符号化と誤り検出・誤り訂正の関連する概念を正しく説明できる。ハミング符号、ECC、RS符号について、符号化と誤り検出・誤り訂正の一部の概念を正しく説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目2OFDMの概念や、ホームメモリを含む携帯電話がつながる流れを、理解し正しく説明できる。OFDMの概念や、ホームメモリを含む携帯電話がつながる基本的な流れについて、理解し正しさの確認ができる。OFDMの概念や、ホームメモリを含む携帯電話がつながる流れについて、一部を正しさの確認ができる。  A ・ B ・ C
評価項目3RSA暗号について、符号化と復号の手順を正しく用いることができる。RSA暗号について、符号化と復号の手順の正しさが確認ができる。RSA暗号について、初歩的な符号化または復号の手順の正しさが確認ができる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報通信技術において用いられる種々の符号化や通信手段の概要と、それらの性質や機能に基づいている各種応用の仕組みの概要について理解する。
授業の進め方・方法:
10進数と2進数の間の書き換えとフーリエ級数について復習しておくこと。
授業中に提示する課題に自宅等で取り組むこと。
注意点:
選択科目に分類されているが、どの専攻においてもJABEEでは必修科目である。
出身学科等による既学習内容の違いが大きな不公平にならないよう進めるため油断や諦めは禁物である。
本科での十進数と2進数の書き換えとフーリエ級数とについて復習しておくこと。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。

【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                     
 ・前期末試験まで :
                                      
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明、誤りの検出・訂正
バーコード、パリティ符号の初歩的な符号化と誤り検出や誤り訂正方法を理解し、実際のビットパターンで符号化と復号ができる。
2週 誤りの検出・訂正 ハミング符号、ECCの初歩的な符号化と誤り検出や誤り訂正方法を理解し、実際のビットパターンで符号化と復号ができる。
3週 誤りの検出・訂正 RS(リード・ソロモン)符号の、初歩的な符号化と誤り検出や誤り訂正方法を理解し、実際のビットパターンで符号化と復号ができる。
4週 電気信号と電波 (教科書第2章)電波、ケーブル、変調について理解し説明ができる。デシベルの計算ができる。
5週 通信ネットワーク (教科書第2~4章)変調の種類、ルータの働き、IPアドレス、ドメイン名について理解し説明ができる。
6週 無線通信 (第5章)アンテナ、MIMO、OFDMについて理解し説明ができる。
7週 固定電話、情報エントロピー (第5章)MIMO、(第6章) 加入者線、電話番号、交換機について理解し説明ができる。情報エントロピーの定義を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験の返却・解説及びポートフォリオの記入、携帯電話、データ圧縮 試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入。(第7章)基地局、移動端末、位置把握について理解し説明ができる。LZ77とハフマン符号の符号化の手順を辿れる。
10週 IP電話 (第8章)IPネットワーク、VoIP、構内交換機について理解し説明ができる。
11週 暗号 暗号の役割、秘密鍵暗号、公開鍵暗号について理解し説明ができる。
12週 暗号 RSA暗号の符号化の計算が辿れる。
13週 暗号と応用 RSA暗号の復号の計算が辿れる。
ディジタル署名の原理を理解し説明ができる。
14週 暗号と応用 量子暗号が解決する事柄を理解し説明ができる。
量子暗号BB84の計算が辿れる。
15週 通信のこれから (第10章)センサーネットワーク、IoT、5Gについて理解し説明ができる。
16週 期末試験(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入) 期末試験。
試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力5020000070
応用的能力2010000030
0000000