西洋建築デザイン史

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 西洋建築デザイン史
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高階秀爾編・カラー版 西洋美術史, 美術出版社, 2002
担当教員 林田 義伸

到達目標

1) 各時代・各地域を代表する建築の特徴について、おおよそ理解し、説明できること。
2) 各時代・各地域の美術活動と建築活動との関連について、おおよそ理解し、説明できること。
3) 授業内容に関して質問したり、質問に対し、質問の内容を理解し答えたりして、討議できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各時代・各地域における複数の建築において、共通する建築的特徴を概観し、解説できる。各時代・各地域を代表する建築の特徴について理解し、説明できる。各時代・各地域を代表する建築の特徴を示す専門用語を示すことができる。
評価項目2各時代・各地域の美術活動と建築活動との関連性について理解し、説明できる。更にその相違点についても概観できる各時代・各地域の美術活動と建築活動との関連について理解し、説明できる。各時代・各地域の美術活動の特徴を示すことができる。
評価項目3授業内容に関して質問したり、質問に対して、質問の内容を理解し答えたりして、討議できる。討議の中では、明確な根拠に基づいた持論を述べることができる。授業内容に関して質問したり、質問に対し、質問の内容を理解し答えたりして、討議できる。他者の発表に対し、授業内容に関して質疑したり、質疑に対し答えることができる。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
過去の建築には時代や社会を超えて、その建築的価値が認められている物がある。建築的価値は芸術的価値との関連が大きく、建築が建設された時代や地域の美術的活動との関連を知ることは、建築の理解に有用である。そこで、各時代の美術と建築の関連を概観しながら、様々な時代の建築について、意匠上の工夫等に注目し、時代を超えた建築的且つ芸術的価値について考察することを目標とする。
授業の進め方・方法:
テキストを読み、纏め、また、自ら学習し、授業中に発表する。発表用のパワーポイント・ファイルを作成すること。 また、発表後には、授業と自己学習の内容を踏まえて、レポートとして纏めること。
注意点:
準備学習として、西欧建築史及び西洋近代建築しの理解を必要とする。従って、これらに関する授業等の復習をしておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 西欧古代の美術と建築 古代ギリシア及び古代ローマにおける美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
2週 西欧古代の美術と建築 古代ギリシア及び古代ローマにおける美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
3週 西欧中世の美術と建築(その1) 初期キリスト教、ビザンティン、初期中世(プレ・ロマネスク)における美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
4週 西欧中世の美術と建築(その1) 初期キリスト教、ビザンティン、初期中世(プレ・ロマネスク)における美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
5週 西欧中世の美術と建築(その2) ロマネスク及びゴシックにおける美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
6週 西欧中世の美術と建築(その2) ロマネスク及びゴシックにおける美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
7週 西欧近世の美術と建築(その1) イタリア初期ルネサンスにおける美術と建築
15世紀北方美術について、その関連性に注意しながら理解する。
8週 西欧近世の美術と建築(その1) イタリア初期ルネサンスにおける美術と建築
15世紀北方美術について、その関連性に注意しながら理解する。
4thQ
9週 西欧近世の美術と建築(その2) イタリア盛期ルネサンス及びマニエリズムにおける美術と建築及び北方ルネサンスの美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
10週 西欧近世の美術と建築(その2) イタリア盛期ルネサンス及びマニエリズムにおける美術と建築及び北方ルネサンスの美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
11週 西欧近世の美術と建築(その3) バロックおよびロココにおける美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
12週 西欧近世の美術と建築(その3) バロックおよびロココにおける美術と建築について、その関連性に注意しながら理解する。
13週 西欧近代の美術と建築(その1) 古典主義・ロマン主義及び写実主義の美術、新古典主義、ピクチュアレスク等の建築について理解する。
14週 西欧近代の美術と建築(その1) 古典主義・ロマン主義及び写実主義の美術、新古典主義、ピクチュアレスク等の建築について理解する
15週 西欧近代の美術と建築(その2) 印象主義・象徴主義及び後期印象主義の美術、近世初頭における都市と建築について理解する。
16週 西欧近代の美術と建築(その2) 印象主義・象徴主義及び後期印象主義の美術、近世初頭における都市と建築について理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。5後1,後2
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。5後3,後4,後5,後6
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。5後7,後8,後9,後10,後11,後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000050100
基礎的能力0200001030
専門的能力0100002030
分野横断的能力0200002040