技術者倫理

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 技術者倫理
科目番号 0043 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 中村 裕文,山路 哲平,下津 義博,藤原 稔,外山 真也

到達目標

【下津】技術者として生きていくために、基本となる社会との係わりでの義務と責任について理解し、説明できること.
【山路】企業内技術者の社会的責任について理解し、説明できること。
【外山】研究者が高い次元の倫理観および教養を必要とされる。それらの理由を理解し、説明できること。
【藤原】公務員と専門技術者は、社会と実施主体の関係において、類似していることを理解し、説明できること。また、公益の確保と信用失墜行為の禁止、環境倫理など基本的な技術士倫理について説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者として生きていくために、基本となる社会との係わりでの義務と責任について理解・説明でき、更に応用までできる。技術者として生きていくために、基本となる社会との係わりでの義務と責任について理解し、説明できる。技術者として生きていくために、基本となる社会との係わりでの義務と責任について理解できる。
評価項目2企業内技術者の社会的責任について理解し、説明でき、更に応用までできる。 企業内技術者の社会的責任について理解し、説明できる。企業内技術者の社会的責任について理解しできる。
評価項目3研究者が高い次元の倫理観および教養を必要とされる理由を理解し、説明でき、更に応用までできる。研究者が高い次元の倫理観および教養を必要とされる理由を理解し、説明できる。研究者が高い次元の倫理観および教養を必要とされる理由を理解できる。
評価項目4 公務員と専門技術者は、社会と実施主体の関係において、類似していることを理解し、説明でき、更に、公益の確保と信用失墜行為の禁止、環境倫理など基本的な技術士倫理について説明できる。公務員と専門技術者は、社会と実施主体の関係において、類似していることを理解し、説明できる。 公務員と専門技術者は、社会と実施主体の関係において、類似していることを理解できる。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【下津】技術者として、環境問題にどのように向き合っていくか、企業、公益法人、NPO法人等での体験と国際社会での活動を例示し理解する。
【山路】倫理規定、法律や企業倫理違反事例をもとに、企業内技術者の社会的責任を理解する。
【外山】技術者倫理の必要性、倫理問題についての対処方法、評価方法を学習し、理解する。
【藤原】公務員と専門技術者との類似性について概説し、組織活動とステークホルダーとの関係、環境倫理の重要性、政策立案と主体形成について実践的手法の重要性を理解する。
授業の進め方・方法:
1)日頃から新聞,テレビニュース等をよく見ておくこと.
2)授業中は積極的に質問たり,討議に参加すること.
3)技術者とは何かについて熟考し,その使命について自己学習しておくこと.
4)授業で出された課題に的確に応えられるように,題意を踏まえて論理的に記述することを学習すること.
5)授業中に課せられた課題について,授業内容を含み,レポートを作成すること.また,論理的に記述すること.
注意点:
【山路】授業に先立って配布された課題について自己学習し、授業にて学習結果を発表し、それを全員で討議する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明 授業計画の説明
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
2週 1.下津担当分
3週 1-1. 技術者の理念
1-2. 歴史の中の技術者
4週 1-3. 生活者としての技術者
1-4. 具体的事例
5週 2.山路担当分
6週 2-1. 企業に求められる倫理
2-2. 企業が順守すべき法律
7週 2-3. 技術者に求められる倫理
2-4. 企業倫理違反事例
8週 2-5. 課題発表
2-6. 発表内容の討議
2ndQ
9週 3.外山担当分
10週 3-1. 自己の現状分析
3-2. モラルと倫理
11週 3-3. 技術者の責任
3-4.倫理問題解決能力
12週 3-5.倫理問題対処方法
3-6.ヒューマンエラー
3-7.個の確立
13週 4.藤原担当分
14週 4-1. 行政活動の目的
4-2. 公務員と専門技術者の立場
15週 4-3. リスクコミュニケーション
4-4. 住民と行政の協働
16週 4-5. 課題演習
4-6. ナレッジマネジメント
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価レポート/態度小テスト/ポートフォリオその他合計
総合評価割合0007013083
知識の基本的な理解/基礎的能力0005010060
思考・推論・創造への的能力/専門的能力000203023
総合的な学習経験と創造的思考力/分野横断的能力0008.750.757.50