国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 国語Ⅰ
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高等学校 国語総合(数研出版)/国語総合 学習課題ノート(数研出版)/新版六訂 カラー版 新国語便覧(第一学習社)/ 常用漢字ダブルクリア四訂版(尚文出版)/各種辞書
担当教員 松田 信彦

到達目標

国語を的確に理解し、適切に表現する基礎的能力を身に付けるとともに、言語文化に対する関心を高め、言語感覚を豊かにし、国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 代表的な文学作品を読み、表現方法や語句の用いられ方について理解できる。作品中の語句(漢字、熟語)と表現(慣用句、修飾語など)の働きを理解し、講義の概要を踏まえた上で、表現について説明することができ、自己の表現に応用できる。作品中の語句(漢字、熟語)と表現(慣用句、修飾語など)の働きを理解し、講義の概要を踏まえた上で、表現について理解することができる。作品中の語句(漢字、熟語)と表現(慣用句、修飾語など)についての知識が不十分であり、表現について説明することができない。
評価項目2 様々な文章をとおして、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。作品の読解をとおして、そこに表れている人間・社会・自然などについて深く理解した上で、自己の考えを説明することができる。作品の読解をとおして、その内容について十分理解し、そこに表れている人間・社会・自然などについて理解し、説明することができる。作品の読解をとおして、その内容についての知識が不十分であり、そこに表れている人間・社会・自然などについて説明することができない。
評価項目3 様々な文章をとおして言語文化に対する関心を高め、言語感覚を豊かにできる。作品に表れている言語についての知識の十分な理解に基づき、我が国の言語文化の特徴について説明することができ、自己の表現に応用できる。作品に表れている言語についての知識の十分な理解に基づき、我が国の言語文化の特徴について理解することができる。作品に表れている言語についての十分な知識がなく、我が国の言語文化の特徴について説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-a 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 2-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本学国語関係科目の基礎的意義を有する。現代文を中心に古文、漢文の各領域において、基本的な読解能力を養うと同時に、それに基づく考える力を身につけ、国語能力の基礎形成を図る。
授業の進め方・方法:
教科書の音読をとおして、より深く文章の内容理解に努め、教材の中の様々な問題について自分の意見をもち、的確に表現できるようにする。 さらに、常用漢字、重要語句を確実に修得するよう努める。 また、授業に積極的に関わり、教師からの質問にも進んで答えるよう心がける。前後期において中間試験を実施し、学力の確実な定着とその確認を行う。この科目は中間試験を実施する。
注意点:
教科書の内容とは別に、毎時間、読書の時間を作り、読書ノートに記録した上で、毎月ノートのチェックを行う。また、サブテキストを使用し、毎月、漢字の小テストを行う。また、必要に応じ、遠隔授業の教材や小テストを併用する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 評論:コインは円形か
文章の構成や展開を確かめ、筆者の意図をとらえることができる。
「レトリック感覚」がどのようなものであるかを理解し、その必要性が理解できる。
2週 評論:コインは円形か
文章の構成や展開を確かめ、筆者の意図をとらえることができる。
「レトリック感覚」がどのようなものであるかを理解し、その必要性が理解できる。
3週 評論:コインは円形か
文章の構成や展開を確かめ、筆者の意図をとらえることができる。
「レトリック感覚」がどのようなものであるかを理解し、その必要性が理解できる。
4週 評論:評論:ネットが崩す公私の境
文章の構成や展開を確かめ、内容や表現の仕方について評価できる。
インターネットにまつわる現況を正しく把握できる。
メディアの変化に伴い何がどのように変化したかを理解できる。
5週 評論:評論:ネットが崩す公私の境 文章の構成や展開を確かめ、内容や表現の仕方について評価できる。
インターネットにまつわる現況を正しく把握できる。
メディアの変化に伴い何がどのように変化したかを理解できる。
6週 評論:評論:ネットが崩す公私の境 文章の構成や展開を確かめ、内容や表現の仕方について評価できる。
インターネットにまつわる現況を正しく把握できる。
メディアの変化に伴い何がどのように変化したかを理解できる。
7週 小説:羅生門(文学史の確認)
作者についての正しい知識を前提に、作品の成立した背景を十分に理解し、文学史上の位置づけを説明することができる。
8週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
2ndQ
9週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
10週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
11週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
12週 小説:羅生門
小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
13週 短歌と俳句:俳句 五・七・五の定型・季語・切れ(切れ字)など俳句の基礎知識、概念を理解できる。
俳人・俳誌・流派などを確認し、俳句への興味を喚起し、俳句の概要を把握できる。
14週 短歌と俳句:俳句 五・七・五の定型・季語・切れ(切れ字)など俳句の基礎知識、概念を理解できる。
俳人・俳誌・流派などを確認し、俳句への興味を喚起し、俳句の概要を把握できる。
15週 試験答案の返却・解説 授業項目について達成度を確認する。
試験において間違えた部分を理解できる。
16週
後期
3rdQ
1週 奥の細道:文学史の確認
 
作品及び作者の文学史上の価値・位置づけが説明できる。
2週 奥の細道:平泉 句と地の文とが一体になった芭蕉の文章を味わい、俳諧紀行文の文章として理解できる。
俳諧における季語や切れ字の働きについて理解し、説明できる。
日本の故事や漢文など、様々な要素を含んだ文章であることが理解できる。
3週 奥の細道:平泉 句と地の文とが一体になった芭蕉の文章を味わい、俳諧紀行文の文章として理解できる。
俳諧における季語や切れ字の働きについて理解し、説明できる。
日本の故事や漢文など、様々な要素を含んだ文章であることが理解できる。
4週 奥の細道:平泉
句と地の文とが一体になった芭蕉の文章を味わい、俳諧紀行文の文章として理解できる。
俳諧における季語や切れ字の働きについて理解し、説明できる。
日本の故事や漢文など、様々な要素を含んだ文章であることが理解できる。
5週 漢文:入門一 漢文訓読のきまりについて理解し、説明できる。
訓点の基本を理解し、説明できる。
6週 漢文:矛盾 「矛盾」という故事成語の成り立ちに触れ、原文で正しく読解できる。
漢文を正しく書き下し文に直せる。
「莫〜」「無不〜」「弗能〜」などの否定の句法を理解できる。
7週 漢文:論語 東アジアの思想に大きな影響を及ぼした『論語』について理解し、説明できる。
『論語』の代表的な章句を読み、内容を理解できる。
8週 枕草子:文学史の確認
作者及び作品の文学史上の価値・位置づけを説明できる。
4thQ
9週 枕草子:雪のいと高う降りたるを 動詞の活用の種類及び活用形の意味と、基本的な助動詞の意味が説明できる。
敬語の使い方を理解できる。
文章の内容や形態に応じた表現の特色が理解できる。
10週 枕草子:雪のいと高う降りたるを 動詞の活用の種類及び活用形の意味と、基本的な助動詞の意味が説明できる。
敬語の使い方を理解できる。
文章の内容や形態に応じた表現の特色が理解できる。
11週 伊勢物語:文学史の確認 作者及び作品の文学史上の価値・位置づけを説明できる。
12週 伊勢物語:筒井筒 文法・語法に注意して場面や物語の内容・展開を読み取ることができる。
文章中の和歌の役割について説明できる。
13週 伊勢物語:筒井筒 文法・語法に注意して場面や物語の内容・展開を読み取ることができる。
文章中の和歌の役割について説明できる。
14週 伊勢物語:筒井筒 文法・語法に注意して場面や物語の内容・展開を読み取ることができる。
文章中の和歌の役割について説明できる。
15週 試験答案の返却・解説 授業項目について達成度を確認する。
試験において間違えた部分を理解できる。
16週

評価割合

試験提出物小テスト合計
総合評価割合5015350100
基礎的能力5015350100
専門的能力00000