日本語表現

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 日本語表現
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 プラクティカル日本語/図説国語 東京書籍、適宜資料を配付する。
担当教員 宮原 カンナ

到達目標

1.伝達手段としての文字を理解し、日本における文字の獲得から発達の歴史について説明できる。
2.1の歴史的背景を踏まえた上で、日本語の特徴について説明できる。
3.日本語の特徴である敬語を理解し、適切な敬語表現を用いることができる。
4.多様な文章作成を通して、自分の考えを明確に文章化し、正確に伝達することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文字言語と音声言語の比較から文字の働きを理解し、日本人が漢字を輸入し、仮名を発明した経緯と目的を詳細に説明できる。文字言語と音声言語の比較から文字の働きを理解し、講義の概要を踏まえた上で、日本人が漢字と仮名を獲得するに至った経緯について説明することができる。文字言語と音声言語の比較から文字の働きについて説明できない。また日本語を獲得するに至る経緯について説明できない。
評価項目2日本における文字(仮名、漢字、熟語)と表現(慣用句、諺、故事成語、敬語)について、その特徴を十分に理解した上で、正確に使用できる。日本における文字(仮名、漢字、熟語)と表現(慣用句、諺、故事成語、敬語)の特徴を、講義の概要を踏まえた上で説明ができ、また使用することができる。日本における文字(仮名、漢字、熟語)と表現(慣用句、諺、故事成語、敬語)についての知識が不十分であり、日本語の特徴を説明することができない。
評価項目3日本における敬語法の発達とその理由を踏まえた上で、各種文章に応じた敬語法を適切に用いることができる。演習を通して基本的な敬語法の知識が身に付いており、各種文章に応じた敬語法を適切に用いることができる。日本における敬語法の発達とその理由について説明ができず、各種の文章に応じた敬語法の使用が不十分である。
評価項目4実践的な演習により自己分析を深めた上で、意思や目的、感情など、文章に応じた伝達内容を明確に文章化し、正確に伝えることができる。実践的な演習による自己分析を通して、意思や目的、感情など、文章に応じた伝達内容を文章化し、相手に伝えることができる。演習による表現方法や論理構成術の習得が不十分であり、自分の意思や目的、感情を明確に文章化できず、正確に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1-a 説明 閉じる
JABEE 1(2)(a) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(f) 説明 閉じる
教育プログラムの科目分類 (1)① 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(a) 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(f) 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-a 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 2-1 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 2-2 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 2-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
実践的技術者として必要な文章表現能力および口頭表現能力を育成するとともに、進んで表現することによって社会生活を充実させる態度を養う。
授業の進め方・方法:
様々な文章を書くことを通して、文章を表現することに必要な様々な事項の理解に努める。同時に、教材の中の様々な問題について自分の意見をもち、的確に表現できるようにする。
さらに、常用漢字、重要語句、慣用句の習得と、それを正しく使用できるよう努める。
また、授業に積極的に関わり、教師からの質問にも進んで答えるよう心がける。
注意点:
日本語に関心を持ち、種々の課題に対し自ら考える態度が必要である。語彙力を強化し表現技法に習熟するため、様々な文章に触れ、教養を深める。提出物を期限内に出す。なお,本科目は学修単位〔講義Ⅰ〕科目であるため,指示内容について60分程度の自学自習(予習・復習)が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1. 文字と表記 □ 日本語の文字表記のあり様について理解を深める。
2週 1. 文字と表記 □ 日本語の文字表記のあり様について理解を深める。
3週 2. 漢字の構成 □ 漢字の構成について理解を深め、日常生活での運用能力の向上をはかる。
4週 2. 漢字の構成 □ 漢字の構成について理解を深め、日常生活での運用能力の向上をはかる。
5週 3. 語彙・語法・ことわざ・故事成語 □ 日本語の語彙・語法について学び、日常表現としてのことわざ・故事成語の意味を正しく理解し、的確に表現することができる。
6週 3. 語彙・語法・ことわざ・故事成語 □ 日本語の語彙・語法について学び、日常表現としてのことわざ・故事成語の意味を正しく理解し、的確に表現することができる。
7週 4. 文章の種類 □目的に応じた文章様式を理解し、自分の考えを適切に述べることができる。
8週 4. 文章の種類 □目的に応じた文章様式を理解し、自分の考えを適切に述べることができる。
2ndQ
9週 5. 原稿用紙の使い方 □原稿用紙の使い方を身に付け、正確な文章を自ら導く方法を習得する。
10週 5. 原稿用紙の使い方 □原稿用紙の使い方を身に付け、正確な文章を自ら導く方法を習得する。
11週 6. 敬語法 □ 相手や場面に応じた敬語表現を理解し、適切に用いることができる。
12週 6. 敬語法 □ 相手や場面に応じた敬語表現を理解し、適切に用いることができる。
13週 7. 手紙と事務文章・Eメールの書き方 □手紙や通知文に関する基本的な知識を身に付け実践することができる。
14週 7. 手紙と事務文章・Eメールの書き方 □手紙や通知文に関する基本的な知識を身に付け実践することができる。
15週 試験答案の返却・解説 ・試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週
後期
3rdQ
1週 8. 事実と意見の区別 □資料や文献、新聞記事を利用して、事実とそれ以外を区別する力、知る力を身につける。
2週 8. 事実と意見の区別 □資料や文献、新聞記事を利用して、事実とそれ以外を区別する力、知る力を身につける。
3週 8. 事実と意見の区別 □資料や文献、新聞記事を利用して、事実とそれ以外を区別する力、知る力を身につける。
4週 9. 推敲の仕方 □正しい文章を自ら導く方法を身に付けることができる。
5週 9. 推敲の仕方 □正しい文章を自ら導く方法を身に付けることができる。
6週 10. 文章の構成 □目的に応じた文章構成法を学び、効果的に内容を伝えることができる。
7週 10. 文章の構成 □目的に応じた文章構成法を学び、効果的に内容を伝えることができる。
8週 10. 文章の構成 □目的に応じた文章構成法を学び、効果的に内容を伝えることができる。
4thQ
9週 11. 小論文の書き方 □ 課題を的確に把握し、自分の意見を明確に表現することができる。
10週 11. 小論文の書き方 □ 課題を的確に把握し、自分の意見を明確に表現することができる。
11週 12. 文学的文章 □ 作品の読解を通して、文章表現の多様性と可能性を理解する。
12週 12. 文学的文章 □ 作品の読解を通して、文章表現の多様性と可能性を理解する。
13週 13. 履歴書 □ 履歴書の形式・目的を理解し、作成することができる。
14週 13. 履歴書 □ 履歴書の形式・目的を理解し、作成することができる。
15週 試験答案の返却・解説 ・試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力7000(-30)030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000