到達目標
1.歴史学習を通して、先人の業績を正しく評価し、いま自分がどこに位置し、何をなすべきかを考えることができる。
2.日本人として、わが国の歴史に対する的確な視座と誇りをもち、バランスのとれた国際感覚を身につけることができる。
3. 歴史の流れには、概ね人間の感情が大きなウエイトを占めていることを理解し、世の中の仕組みを考えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1 | 先人の業績をよく理解し、自分の立ち位置や、何をなすべきかをしっかりと考えることができる。 | 先人の業績をよく理解し、自分の立ち位置や、何をなすべきかを概ね考えることができる。 | 先人の業績をよく理解し、自分の立ち位置や、何をなすべきかを深く考えることができない。 |
2 | わが国の歴史に対する的確な視座と誇りをもち、国際社会の一員としての自覚と素養をしっかりと身につけることができる。 | わが国の歴史に対する的確な視座と誇りをもち、国際社会の一員としての自覚と素養を概ね身につけることができる。 | わが国の歴史に対する的確な視座と誇りをもち、国際社会の一員としての自覚と素養を身につけることができない。 |
3 | 歴史の流れには、概ね人間の感情が大きなウエイトを占めていることを理解し、世の中の仕組みを考えることができる。 | 歴史の流れには、概ね人間の感情が大きなウエイトを占めていることを理解し、世の中の仕組みをある程度考えることができる。 | 歴史の流れには、概ね人間の感情が大きなウエイトを占めていることを理解し、世の中の仕組みを考えることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-a
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 4-b
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教育方法等
概要:
歴史学習を通して、先人の業績を正しく評価し、いま自分がどこに位置し、何をなすべきかを考える。日本人として、わが国の歴史に対する的確な視座と誇りをもち、バランスのとれた国際感覚を身につける。
授業の進め方・方法:
上記の教科書を主に使い、時には内容を音読をしてもらう。また、プリントを配布し、授業内容の理解補助資料とする。教科書の内容をまとめたものを板書するが、歴史の流れを把握することに重点を置く。歴史は人間の営みの結果であり、生身の人間の感情で動いてきた世の中の仕組みを理解することを重視する。
注意点:
教科書の配列どおり学習することを基本としながらも、本科目の目標をふまえ、テーマを精選する。技術社会史についても適宜扱っていくため、配布する資料等を有効に利用する。評価の7割は学期末試験で確認する。残りの評価のうち、3割はレポートや授業態度等で確認する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.オリエンテーション 古代国家の形成(1) |
□ 時代区分、旧石器時代の日本・縄文文化について説明することができる。
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2週 |
2.古代国家の形成(2) |
□ 弥生文化と小国家の形成、大和政権と古墳文化について説明することができる。
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3週 |
3.古代国家の形成(3) |
□ 推古朝・奈良時代・平安初期の政治、飛鳥・白鳳・天平・平安初期の各文化について説明することができる。
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4週 |
3.古代国家の形成(3) |
□ 推古朝・奈良時代・平安初期の政治、飛鳥・白鳳・天平・平安初期の各文化について説明することができる。
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5週 |
4.古代国家の形成(4) |
□ 貴族文化と摂関政治・国風文化、荘園と武士団の成長・院政と平氏の台頭について説明することができる.
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6週 |
5.武家社会の形成(1) |
□ 鎌倉幕府の成立・執権政治の展開、元寇と御家人社会の変質・鎌倉文化、室町幕府の成立・倭寇と東アジアの交易について説明することができる。
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7週 |
6.武家社会の形成(2) |
□ 下剋上の社会と戦国大名・室町文化について説明することができる。
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8週 |
7.近世社会の形成(1) |
□ ヨーロッパ人の渡来、織豊政権と桃山文化について説明することができる。
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2ndQ |
9週 |
7.近世社会の形成(1) |
□ ヨーロッパ人の渡来、織豊政権と桃山文化について説明することができる。
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10週 |
8.近世社会の形成(2) |
□ 江戸幕府と諸藩、身分制度の確立・鎖国、幕府政治の進展・経済と産業の発達について説明することができる。
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11週 |
8.近世社会の形成(2) |
□ 江戸幕府と諸藩、身分制度の確立・鎖国、幕府政治の進展・経済と産業の発達について説明することができる。
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12週 |
9.近世社会の形成(3) |
□ 学問の興隆と元禄文化、幕藩体制の動揺と対外問題の発生について説明することができる。
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13週 |
10.近世社会の形成(4) |
□ 新しい学問の形成と化政文化について説明することができる。
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14週 |
11.現代の世界と日本 |
□ 激変する世界と日本・現在の日本と世界について説明することができる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。 (非評価項目)
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 2 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 2 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | (-) | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |