到達目標
〔本科目の目標〕 前半では、キリスト教・イスラーム・仏教といった世界宗教に関する基本事項を理解する。また、儒家や道家を中心とした古代中国の思想に関する基本事項を理解する。それによって、自己を客観的にとらえ、自己の生き方を模索するための自覚的態度を養う。後半では、ヨーロッパにおける近代化・民主主義化に寄与した思想に関する基本事項を理解する。これによって、自らもその一員として参画する社会について、どのようなあり方が望ましいのかを考える。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.ユダヤ・キリスト教、イスラム教、などを理解できる。 | ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教に関連した諸概念について、自分の言葉で説明できる。 | ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教に関連した諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。 | ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教に関連した諸概念について、一問一答式で答えることができない。 |
2.儒家や道家を中心とした中国思想を理解できる。 | 中国思想に関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。 | 中国思想に関する諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。 | 中国思想に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。 |
3.近代から現代までの各種科学観について理解できる。 | 近代から現代までの科学観について、自分の言葉で説明できる。 | 近代から現代までの科学観に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。 | 近代から現代までの科学観に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。 |
4.民主主義の成立に関わる社会思想を理解できる。 | 民主主義の成立に関わる社会思想に関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。 | 民主主義の成立に関わる社会思想に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。 | 民主主義の成立に関わる社会思想に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-a
説明
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教育方法等
概要:
〔本科目の位置付け〕 1年次の「世界史」を基礎としつつ、スタンダードな倫理思想史を学び、下記の授業項目にそって個々の問題を考察・検討していく。3年次の「政治・経済」、4年次の「倫理学」「哲学」に関連する基礎知識として位置づける。
授業の進め方・方法:
本科目は、講義形式で授業を進行する。
適宜、レポート課題を課す。授業で学んだ事項に関する現実社会への適用等、主体的な学びの姿勢を発揮してほしい。
注意点:
〔学習上の留意点〕 単になる暗記に終わることなく、自分自身で問題を考え抜く態度を身につけること。教科書や適宜配布するプリントを参考に毎回復習し、60分以上の自学自習を行うこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
旧約聖書の世界 |
旧約聖書の内容を知り、ユダヤ教について理解する。
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2週 |
キリスト教 |
キリスト教について理解する。
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3週 |
キリスト教の展開 |
キリスト教が展開していく過程を理解する。
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4週 |
イスラーム |
イスラームについて理解する。
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5週 |
仏教以前のインド思想 |
仏教以前のインド思想として、ウパニシャッド哲学における死生観やジャイナ教の教えについて理解する。
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6週 |
仏陀の教え |
原始仏教について理解する。
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7週 |
孔子の教え |
孔子の思想について理解する。
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8週 |
孟子の教え |
孟子の思想について理解する。
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4thQ |
9週 |
礼治主義と法家思想 |
礼治主義と法家思想について理解する。
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10週 |
老荘思想 |
老荘思想について理解できる。
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11週 |
ルネサンスと宗教改革および近代哲学の黎明 |
ルネサンスと宗教改革およびベーコンの経験論とデカルトの合理論について学習し、それらによって世俗化が進展したことを理解する。あわせて、近代から現代にいたる様々な科学観について理解する。
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12週 |
社会契約説(1) ホッブズ・ロック |
ホッブズ・ロック・ルソーの社会契約説について理解する。
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13週 |
社会契約説(2) ルソー |
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14週 |
問題演習の時間 |
前期の学習内容について、演習問題をもとに復習する。(非評価項目)
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15週 |
後期期末試験の答案返却・解説 |
これまでの達成度を確認する。 試験において間違えた部分を理解できる。(非評価項目)
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 原子の相対質量が説明できる。 | 3 | |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 3 | |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 3 | |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。 | 3 | |
中和滴定の計算ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |