比較文化論A

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 比較文化論A
科目番号 0070 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 Polite Fictions―異文化間の理解と誤解(金星堂)
担当教員 塚崎 香織

到達目標

グローバルな視点に立ち、また相手の立場に立ってものを考えることができる技術者を目指すために、自文化と異文化について理解し、異文化を受け入れるために必要な知識と価値観を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)
文化・異文化について文化・異文化と社会化の定義と構造について理解し、現実社会や自分の身の回りのことに置き換えて考え、それについて自分の意見を論理的に記述することができる。文化・異文化と社会化の定義と構造について理解し、現実社会や自分の身の回りのことに置き換えて考えることができる。文化・異文化と社会化の定義と構造について理解することができる。
カルチャーショックについてカルチャーショックの定義や関連の言説、カルチャーショックの変容について理解し、現実社会や自分の身の回りのことに置き換え、それについて自分の意見を論理的に記述することができる。カルチャーショックの定義や関連の言説、カルチャーショックの変容について理解し、現実社会や自分の身の回りのことに置き換えて考えることができる。カルチャーショックの定義や関連の言説、カルチャーショックの変容について理解することができる。
現代社会と多文化意識との関連について多文化意識について理解し、現実社会や自分の身の回りのことを多文化許容的な考え方でとらえ、自分の意見を論理的に記述することができる。多文化意識について理解し、現実社会や自分の身の回りのことに置き換えて考えることができる。多文化意識の定義やそれに関連した考え方について理解することができる。
現代社会で起こっている事象との関連について社会で現在起こっている事象について、講義内容の中でとりあげられた視点から理解・分析し、それについて自分の考えを論理的に記述することができる。社会で現在起こっている事象について、講義内容の中でとりあげられた視点から理解し、分析することができる。社会で現在起こっている事象について、講義内容の中でとりあげられた視点から理解することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの学習・教育到達目標 1-1 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 4-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 4-b 説明 閉じる
JABEE 1(2)(a) 説明 閉じる
教育プログラムの科目分類 (1)① 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(a) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本と海外(一例として、アメリカ)の文化を比較することを通して、当たり前と思っていた自国の文化(自文化)を意識・認識するとともに、異文化への理解を深める。異文化の一例としてアメリカを取り上げ、その社会や文化について学ぶことにより、現代のアメリカや国際社会における問題を理解する素養を養う。
授業の進め方・方法:
講義形式。時折グループ活動やペア活動を行う。
注意点:
小レポートを提出すること。国内外の文化や習慣、歴史に興味関心を持って受講することが好ましい。
なお,本科目は学修単位〔講義Ⅰ〕科目であるため,指示内容について60分程度の自学自習(予習・復習)が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 本科目の目的、評価、授業の進め方、自宅学習の方法について理解する。
2週 言語と文化 言語と文化の関係について理解し、文化を定義することができる。
3週 ステレオタイプとカルチャーショック ステレオタイプとカルチャーショックについて理解し、それぞれ定義することができる。
4週 アメリカの歴史的背景 異文化の背景について、歴史的な背景を理解することができる。
5週 異文化理解:距離感 異文化的背景を理解し、異文化接触の具体的な場面における対処法について理解することができる。
6週 異文化理解:礼儀 異文化的背景を理解し、異文化接触の具体的な場面における対処法について理解することができる。
7週 異文化理解:個人に対する考え(1) 異文化的背景を理解し、異文化接触の具体的な場面における対処法について理解することができる。
8週 異文化理解:個人に対する考え(2) 異文化的背景を理解し、異文化接触の具体的な場面における対処法について理解することができる。
2ndQ
9週 異文化理解:会話 異文化的背景を理解し、異文化接触の具体的な場面における対処法について理解することができる。
10週 異文化理解:謝罪 異文化的背景を理解し、異文化接触の具体的な場面における対処法について理解することができる。
11週 文化的背景から学ぶ社会問題:移民
現代社会の問題点と向き合う際の文化的視点について考えをまとめることができる。
12週 文化的背景から学ぶ現代社会の問題:ガラスの天井 現代社会の問題点と向き合う際の文化的視点について考えをまとめることができる。
13週 文化的背景から学ぶ現代社会の問題:銃の規制 現代社会の問題点と向き合う際の文化的視点について考えをまとめることができる。
14週 文化的背景から学ぶ現代社会の問題:エネルギー・環境 現代社会の問題点と向き合う際の文化的視点について考えをまとめることができる。
15週 前期期末試験 上記授業項目について達成度を確認する。
16週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。

評価割合

試験レポート態度合計
総合評価割合70300100
到達度70300100