応用設計

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用設計
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 機械設計製図テキスト 手巻ウインチ 長町 拓夫  コロナ社
担当教員 椎 保幸

到達目標

手巻きウインチの設計作業を通して、座学で学んだことを機械設計にいかに応用するかなどの設計手順を学習するとともに、正確な設計計画図を作図するための技術的な思考、判断能力を養うことを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
3次元CADの基本概念および基本操作が説明できる。3次元CADの基本概念および基本操作を理解し、製品の2次元の図面から独力で3Dモデル化することができる。3次元CADの基本概念および基本操作を理解し、助言を受けながら図面をもとに製品を3Dモデル化することができる。3次元CADの基本概念および基本操作を説明できない。
手巻きウインチの基本構造と設計方法の概要が説明できる。手巻きウインチの基本構造と設計方法の概要を理解し、設計を進めるにあたって適切な作業スケジュールを立て実行することができる。手巻きウインチの基本構造と設計方法の概要が理解でき、設計作業を行うことができる。手巻きウインチの基本構造と設計方法の概要が説明できない
ロープの選定、巻胴の設計、歯車装置の設計ができる。ロープの選定方法、巻胴および歯車装置の設計方法を理解し、適切な製品を設計することができる。ロープの選定方法、巻胴および歯車装置の設計方法を理解し、設計作業を行うことができる。ロープの選定方法、巻胴および歯車装置の設計方法が説明できない。
ブレーキ装置、つめ車装置、軸の設計ができる。ブレーキ装置、つめ車装置および軸の設計方法を理解し、適切な製品を設計することができる。ブレーキ装置、つめ車装置および軸の設計方法を理解し、設計作業を行うことができる。ブレーキ装置、つめ車装置および軸の設計方法が説明できない。
組立図の作図方法が理解でき、組立図を作図することができる。組立図の作図方法が理解でき、適切かつ綺麗な組立図を作図することができる。組立図の作図方法が理解でき、組立図を作図することができる。組立図の作図方法が説明できない。
部品図の作図方法が理解でき、部品図を作図することができる。部品図の作図方法が理解でき、適切かつ綺麗な部品図を作図することができる。部品図の作図方法が理解でき、部品図を作図することができる。部品図の作図方法が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(3) 説明 閉じる
教育プログラムの科目分類 (4)② 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(d)(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
一般科目の数学、物理および専門科目のすべての科目が基礎となり、計算能力および製図能力を統合し且つ創造力を発揮して一つの製品を設計する。
授業の進め方・方法:
設計作業はこれまで修得したことの総合演習であるので、特に材料学、材料力学、機械設計法、機械工作法などの基本的事項を理解していることが必要である。
注意点:
本科目は学修単位〔講義Ⅰ〕科目であるため,指示内容について60分程度の自学自習(予習・復習)が必要である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 手巻きウインチ設計の目的および作業の進め方が説明できる.
2週 巻胴の設計 ロープ選定および巻胴の設計ができる.
3週 巻胴の設計 ロープ選定および巻胴の設計ができる.
4週 歯車装置の設計 減速比および歯車装置の設計ができる.
5週 歯車装置の設計 減速比および歯車装置の設計ができる.
6週 ブレーキ装置の設計 ブレーキ装置の設計ができる.
7週 ブレーキ装置の設計 ブレーキ装置の設計ができる.
8週 つめ車装置の設計 つめ車装置の設計ができる.
2ndQ
9週 つめ車装置の設計 つめ車装置の設計ができる.
10週 軸の設計 ハンドル軸、中間軸、巻胴軸の設計ができる
11週 軸の設計 ハンドル軸、中間軸、巻胴軸の設計ができる
12週 組立図の作成 組立図の描き方を理解し、組立図が作図できる.
13週 組立図の作成 組立図の描き方を理解し、組立図が作図できる.
14週 組立図の作成 組立図の描き方を理解し、組立図が作図できる.
15週 課題図面および計算ノートの確認 図面の描き方および設計計算が説明できる.
16週
後期
3rdQ
1週 CAD使用方法の説明
(1)基本操作の説明
3次元CADの基本的な操作方法が説明できる.
2週 CAD使用方法の説明
(2)例題作成1
3次元CADを用いて基本的な例題が作図できる.
3週 CAD使用方法の説明
(3)例題作成2
3次元CADを用いて基本的な例題が作図できる.
4週 CAD使用方法の説明
(4)例題作成3
3次元CADを用いて応用的な例題が作図できる.
5週 CAD使用方法の説明
(5)例題作成4
3次元CADを用いて応用的な例題が作図できる.
6週 課題の基本設計(1) 与えられた課題を解決するための基本構造を設計できる.
7週 課題の基本設計(2) 与えられた課題を解決するための基本構造を設計できる.
8週 課題の基本設計(3) 与えられた課題を解決するための基本構造を設計できる.
4thQ
9週 課題の詳細設計(4) 基本設計をもとに詳細設計ができる.
10週 課題の詳細設計(5) 基本設計をもとに詳細設計ができる.
11週 課題の詳細設計(6) 基本設計をもとに詳細設計ができる.
12週 課題の構造計算 各部品の強度解析ができる.
13週 課題の動解析 3Dモデルの動解析ができる.
14週 プレゼン資料の作成 3Dモデルのプレゼン資料をつくることができる.
15週 プレゼン資料の作成 3Dモデルのプレゼン資料をつくることができる.
16週

評価割合

試験課題図面計算ノートポートフォリオその他合計
総合評価割合06040000100
基礎的能力0000000
専門的能力06040000100
分野横断的能力0000000