到達目標
機械要素と電子工学の融合を意味するメカトロニクスについてその由来や位置づけを理解することを目的とする.特に、計測の基本と構成要素である各種のセンサの動作原理とメカトロニクス機器を制御するためのインターフェース部分について理解を深めることを目的とする
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
メカトロニクスについて、語源や歴史、構成される技術の概要を説明できる | 語源や歴史、構成される技術の概要を相互の関係も含めて詳細に説明できる | 語源や歴史、構成される技術の概要を説明できる | 語源や歴史、構成される技術の概要を説明できない |
計測の基本と誤差について説明できる | 計測の基本について説明することができ、三つの誤差についてその違いを明確に説明できる | 計測の基本と誤差について説明できる | 計測の基本は理解できるが、誤差については説明できない |
有効数字や誤差に関する基本的な計算ができる | 複雑な関係式における有効数字や誤差に関する基本的な計算ができる | 有効数字や誤差に関する基本的な計算ができる | 有効数字や誤差に関する基本的な計算ができない |
位置・角度を計測するセンサについて、原理を説明できる | 複数の位置・角度を計測するセンサについて、違いを含め動作原理を説明することができる | 一つの位置・角度を計測するセンサについて動作原理を説明することができる | 位置・角度を計測するセンサについて動作原理を説明することができない |
アナログ信号とデジタル信号の違いについて説明できる | アナログ信号とデジタル信号の概念が説明でき、お互いの特徴も説明することができる | アナログ信号とデジタル信号の概念が説明できる | アナログ信号とデジタル信号の概念が説明できない |
A/D変換器、D/A変換器について、代表的な手法の説明ができる | A/D変換器とD/A変換器に用いられる代表的な手法を複数、違いを含めて説明できる | A/D変換器とD/A変換器に用いられる代表的な手法が一つ説明できる | A/D変換器とD/A変換器に用いられる代表的な手法が説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
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JABEE 1(2)(d)(1)
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教育プログラムの科目分類 (4)②
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JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1)
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教育方法等
概要:
本講義では特に(1)計測における誤差と簡単な統計的な処理方法について、(2)センサとオペアンプなどアナログ素子について講義を行うため,基本的な数学(特に確率統計の基礎)・物理の知識はもちろん,前年度までに開講される電子回路や情報処理(C言語),電気回路等の知識を持つことが講義受講の前提となる.また,5年次後期に開講されるメカトロニクスIIとも関連が深い
授業の進め方・方法:
基本的にはノート講義が中心となるが、予習を前提とし、学生に発表を担当してもらうことを予定している。
注意点:
講義の内容については必ず事前に提示される事項についての予習と講義後の復習を行うこと.なお,本講義では原則として追加試験や追加レポート等による再評価は行わない.また,携帯電話のコール音は授業妨害と見なす.このため,本行為があった場合には即時退室とし,授業態度として総合評価点から減点するので注意すること. なお、本講義は学習単位の講義II科目であるため、一回90分の授業につき自学自習を240分必要とする科目である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
メカトロニクスとは? |
メカトロニクスの歴史と役割について説明できる.
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2週 |
計測の基本と誤差 |
計測における基本的な考え方を説明できる
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3週 |
計測の基本と誤差 |
3種類に大別できる誤差について例を挙げながら説明できる
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4週 |
計測の基本と誤差 |
誤差の種類毎に低減方法を説明できる
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5週 |
有効数字と簡単な統計処理 |
有効数字の考え方が理解でき、実験などから得られたデータの有効数字を設定できる
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6週 |
有効数字と簡単な統計処理 |
有効数字の考え方が理解でき、実験などから得られたデータの有効数字を設定できる
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7週 |
有効数字と簡単な統計処理 |
得られたデータを統計学の知識を利用して処理できる
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8週 |
有効数字と簡単な統計処理 |
得られたデータを統計学の知識を利用して処理できる
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2ndQ |
9週 |
センサ基礎 |
位置・角度を計測するセンサについて,その原理と使い方が説明できる
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10週 |
センサ基礎 |
速度・加速度を検出するセンサについて,その原理と使い方が説明できる
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11週 |
メカトロニクスにおけるインターフェース技術 |
アナログ信号とデジタル信号の違いが説明できる.
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12週 |
メカトロニクスにおけるインターフェース技術 |
オペアンプを利用した回路の解析が出来る
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13週 |
メカトロニクスにおけるインターフェース技術 |
A/D変換器の基礎原理が説明できる
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14週 |
メカトロニクスにおけるインターフェース技術 |
D/A変換器の基礎原理が説明できる
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)
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16週 |
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評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |