政治・経済Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 政治・経済Ⅰ
科目番号 2042 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】『政治・経済』(間宮陽介、田中孝彦等)東京書籍
担当教員 熊 華磊

到達目標

・講義で取り上げた経済現象について理解できること
・世の中の経済現象に対し、知的好奇心をもつこと
・世の中の経済現象について、講義を通して学んだ知識を使って自ら分析・解釈できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.経済の本質を理解できる経済の本質を深く理解し、身近にある経済現象について抽象的に思考することができる経済の本質をおおよそ理解し、その要点について講義資料どおり説明できる経済の本質を理解しておらず、説明できない
1.資本主義を理解できる資本主義の歴史と特徴を深く理解し、身近にある資本主義経済を見つけ出し、解釈できる資本主義の歴史と特徴をおおよそ理解し、その要点について講義資料どおり説明できる資本主義の歴史と特徴を理解しておらず、説明できない
2.市場経済を理解できる市場経済の特徴を深く理解し、需給曲線を駆使し、身近な経済現象を分析できる市場経済の特徴をおおよそ理解し、講義で紹介された需給曲線を描くことができる市場経済の特徴を理解しておらず、需給曲線が描けない
3.金融のしくみについて理解できる金融のしくみを深く理解し、自らの言葉で説明できる金融のしくみをおおよそ理解し、その要点について講義どおりに説明できる金融のしくみを理解しておらず、説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「経済=お金のやり取り」という浅い思考から脱却し、より本質的に、より実践的に経済の諸現象や現状について好奇心を育み、理解を深める。
単位取得を目的とせず、生きる力を身につける授業として、学生諸君と共に目指していく。
授業の進め方・方法:
本科目はスライド資料に基づき、講義形式で進行する。
プリント資料を配布するが、ノートPCやタブレット端末での受講を推奨する。ただし、スマホでの受講は不可。
授業中の質問において、学科対決やクラス内奇数・偶数対決を導入し、活発な議論を求める。
中間試験、期末試験ともにやり直しのチャンスを設ける。
注意点:
講義資料に大事なポイントを穴埋めした上で、自分なりの解釈等をつける。
宿題はないが、毎回授業のはじめに10分程度前回の授業内容を復習する。
授業中にスマホ使用や、繰り返し私語、居眠りの場合、態度点から減点する(最大-10)。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「経済」とは(1)  経済の基本要素について理解する
2週 「経済」とは(2)  「経済」と「お金」の関係について理解する
3週 「資本主義」とは(1) 資本主義以前と以降の社会の違いについて理解する
4週 「資本主義」とは(2) 資本主義の展開について理解する
5週 「市場経済」とは(1) 市場を構成する基本要素について理解する
6週 「市場経済」とは(2) 需給曲線を通して、需要と供給および価格の関係について理解する
7週 「市場経済」とは(3) 需給曲線を通して、ミクロ経済について理解する
8週 「市場経済」とは(4) 需給曲線を通して、マクロ経済について理解する
2ndQ
9週 中間試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する
10週 「金融」とは(1) 現代経済における借金の意義について理解する
11週 「金融」とは(2) 銀行のしくみについて理解する
12週 「金融」とは(3) 金融危機のしくみについて理解する
13週 「金融」とは(4) 金融危機発生後の対処法、特に中央銀行について理解する
14週 「金融」とは(5) (映像)リーマンショックについて理解する
15週 期末試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力90001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000