情報処理Ⅳ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理Ⅳ
科目番号 2121 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「新・明解C言語 入門編」 柴田望洋 ソフトバンククリエイティブ
担当教員 前薗 正宜

到達目標

様々なソフトウェアの開発に利用されているプログラミング言語,C言語を修得する.文法の理解し,各種,基本的なプログラムを作成できるようになることを目標とする.
1. ファイルの入出力動作を理解し,基本的なプログラムを作成できる.
2. 構造体の概念を理解し,ユーザー定義関数と組み合わせた基本的なプログラムを作成できる.
3. これまでのプログラミング知識を応用し,科学的事象など実際の問題に関連するプログラムを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ファイルの入出力動作を理解し,応用的なプログラムを作成できる.ファイルの入出力動作を理解し,基本的なプログラムを作成できる.ファイルの入出力動作を理解できず,基本的なプログラムを作成できない.
評価項目2構造体の概念を理解し,ユーザー定義関数と組み合わせた応用的なプログラムを作成できる.構造体の概念を理解し,基本的なプログラムを作成できる.構造体の概念を理解できず,基本的なプログラムを作成できない.
評価項目3科学的事象などの問題に対して関連する原理・アルゴリズムを理解し,解決する手順を独自に構築できる.科学的事象などの問題に対して関連する原理・アルゴリズムを理解し,基本的なプログラムを作成できる.科学的事象などの問題に対して関連する原理・アルゴリズムを理解できず,基本的なプログラムを作成できない.

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2年次の情報処理Ⅲの続きである.2年次の項目の基礎部分を修得していることを前提とする.本科目は今後の電気電子工学実験,4年次の創造実習Ⅰ・Ⅱの基礎となる.
授業の進め方・方法:
本科目は演習を主体となる.積極的に課題に取り組んでもらいたい.本科目は中間試験を実施する.
注意点:
ログラミングは,どれだけ多くのプログラムを作成したかによって上達のスピードが変化する.疑問が生じた場合は直ちに質問し,理解を深めることを要望する.
〔授業(90分)〕×15回.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 C言語の基礎 情報処理1,2,3の内容について振り返り,その内容に関連するプログラムを作ることができる.
2週 コンピュータの構成とOS,ファイル入出力 コンピュータの基本構成やOSの役割について理解でき,ファイルの取り扱いについて説明できる.
ファイルポインタ,およびファイルのオープン,ファイルオープン時のエラーチェック,ファイルのクローズの方法について理解し,応用できる.
3週 ファイル入出力 ファイルからのデータの読み込み方法を理解し,各種,基本的なプログラムを作ることができる.
4週 ファイル入出力 ファイルからのデータの書き込み方法を理解し,各種,基本的なプログラムを作ることができる.
5週 構造体 構造体の宣言,構造体メンバへのデータ代入と参照,構造体配列の宣言と使用方法を理解し,基本的なプログラムを作ることができる.
6週 構造体 複数の関数で利用する構造体を宣言することができる.
構造体を引数として利用する基本的なプログラムを作ることができる.
7週 構造体 複数の関数で利用する構造体を宣言することができる.
構造体を引数として利用する基本的なプログラムを作ることができる.
8週 中間試験,構造体 typedefの意味を理解し,typedefを使った構造体の宣言ができる.
2ndQ
9週 構造体 構造体配列メンバを参照してソートする等,応用的なプログラムを作ることが出来る.
10週 構造体 構造体配列メンバを参照してソートする等,応用的なプログラムを作ることが出来る.
11週 情報システムの利用形態,情報セキュリティ 代表的な情報システムとその利用形態について理解し,関連する情報セキュリティについて説明できる.
12週 プログラミングの演習 これまでのプログラミング知識を応用し,情報セキュリティや科学的な事象など実際の問題に関連するプログラムを作ることができる.
13週 プログラミングの演習 これまでのプログラミング知識を応用し,情報セキュリティや科学的な事象など実際の問題に関連するプログラムを作ることができる.
14週 プログラミングの演習 これまでのプログラミング知識を応用し,情報セキュリティや科学的な事象など実際の問題に関連するプログラムを作ることができる.
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目).
16週

評価割合

試験レポートその他合計
総合評価割合75250100
基礎的能力0000
専門的能力75250100
分野横断的能力0000