現代の国語

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 現代の国語
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高等学校 現代の国語(第一学習社)/新版六訂 カラー版 新国語便覧(第一学習社)/ 常用漢字ダブルクリア四訂版(尚文出版)/各種辞書
担当教員 松田 信彦

到達目標

言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で的確に理解し効果的に表現する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 実社会に必要な国語の知識や技能を身に付けるようにする。
(2) 論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を伸ばし、他者との関わりの中で伝え合う力を高め、自分の思いや考えを広げたり深めたりすることができるようにする。
(3) 言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、生涯にわたって読書に親しみ自己を向上させ、我が国の言語文化の担い手としての自覚をもち、言葉を通して他者や社会に関わろうとする態度を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 本文中に登場する主な常用漢字や語句・語彙、また文章の効果的な組立て方や接続の仕方について、その構造や特色などを理解している。作品中の語句(漢字、熟語)と表現(慣用句、修飾語など)の働きを理解し、講義の概要を踏まえた上で、表現について説明することができ、自己の表現に応用できる。作品中の語句(漢字、熟語)と表現(慣用句、修飾語など)の働きを理解し、講義の概要を踏まえた上で、表現について理解することができる。作品中の語句(漢字、熟語)と表現(慣用句、修飾語など)についての知識が不十分であり、表現について説明することができない。
評価項目2 様々な文章をとおして、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。作品の読解をとおして、そこに表れている人間・社会・自然などについて深く理解した上で、自己の考えを説明することができる。作品の読解をとおして、その内容について十分理解し、そこに表れている人間・社会・自然などについて理解し、説明することができる。作品の読解をとおして、その内容についての知識が不十分であり、そこに表れている人間・社会・自然などについて説明することができない。
評価項目3 自分の意見や考えを論述するために、文章の内容や構成、論理の展開の仕方などを積極的に捉えようとしている。自分の意見や考えを論述するために、文章の内容や構成、論理の展開の仕方などを積極的に捉えることができる。自分の意見や考えを論述するために、文章の内容や構成、論理の展開の仕方などをある程度捉えることができる。自分の意見や考えを論述するために、文章の内容や構成、論理の展開の仕方などを捉えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本学国語関係科目の基礎的意義を有する。現代文を中心に、基本的な読解能力を養うと同時に、それに基づく考える力を身につけ、国語能力の基礎形成を図る。
授業の進め方・方法:
教科書の音読をとおして、より深く文章の内容理解に努め、教材の中の様々な問題について自分の意見をもち、的確に表現できるようにする。 さらに、常用漢字、重要語句を確実に修得するよう努める。 また、授業に積極的に関わり、教師からの質問にも進んで答えるよう心がける。また、サブテキストを使用し、毎月、漢字の小テストを行う。
注意点:
教科書の内容とは別に、毎時間、読書の時間を作り、読書ノートに記録した上で、毎月ノートのチェックを行う。また、提出物の評価を高くしているため、課題の期限を守り、指示されたとおりに提出すること。必要に応じ、遠隔授業の教材や小テストを併用する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 評論:無彩の色 内容や構成、論理の展開を的確に捉え、要旨を把握できる。
文章に含まれている情報を相互に関係づけながら、内容を解釈できる。
2週 評論:無彩の色 内容や構成、論理の展開を的確に捉え、要旨を把握できる。
文章に含まれている情報を相互に関係づけながら、内容を解釈できる。
3週 評論:無彩の色 日本文化について述べた文章を読み、自分の意見や考えを論述できる。
調べたことを整理して、説明資料にまとめることができる。
自分の考えや事柄が的確に伝わるように、根拠の示し方や説明の仕方を工夫できる。
4週 論理推論:AIは哲学できるか
文章中の情報の扱い方について理解し、得られた知識を活用できる。
現代社会におけるAIの活用例を踏まえ、文章をとおしてAIにとっての得意・不得意を理解できる。
5週 論理推論:AIは哲学できるか
文章をとおし、人間の思考とAIとの共通性や相違点を理解できる。
帰納法で推論する評論を粘り強く読み、学習課題に沿って論理の展開を分析しようとしている。
6週 言語活動:情報の探索と選択 必要な情報を探す方法を理解し、情報やデータの信頼性や妥当性の吟味の仕方が理解できる。
情報探索の重要性を理解し、学習課題に沿って情報を探すことができる。
7週 言語活動:情報の探索と選択 情報の妥当性を具体的に検討し、学習課題に沿ってインターネットを活用し、情報を探すことができる。
8週 言語活動:情報の明示 データを引用する目的とその効用を理解できる。
引用の具体的な方法を理解できる。
引用を適切に活用できる。
2ndQ
9週 小説:羅生門(文学史の確認)
作者についての正しい知識を前提に、作品の成立した背景を十分に理解し、文学史上の位置づけを説明することができる。
10週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
11週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
12週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
13週 小説:羅生門 小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
14週 小説:羅生門
小説特有の表現を踏まえ、人物・情景・心情などに注意しながら、作者の表現したい意図(主題)を説明することができる。
語句の意味を理解し、語彙を豊かにできる。
15週 試験答案の返却・解説 授業項目について達成度を確認する。
試験において間違えた部分を理解できる。
16週

評価割合

試験提出物小テスト合計
総合評価割合402535100
基礎的能力402535100
専門的能力0000