比較文化論B

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 比較文化論B
科目番号 0015 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 プリントで配布(資料や執筆したレポート等のファイリングが必要)、読書案内等は随時授業中に行なう
担当教員 保坂 直之

到達目標

1.異文化が共存する欧州の実情を理解した上で自分の意見が言える。
2.労働市場の開放の問題について、日本の現状も踏まえながら意見が言える。
3.自国の将来の問題を欧州と比較しながらディスカッションできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1異文化が共存する欧州の実情を理解した上で自分の意見が言える。異文化が共存する欧州の実情を理解できている。異文化が共存する欧州の実情を理解できていない。
評価項目2労働市場の開放の問題について、日本の現状も踏まえながら意見が言える。日本の労働市場の開放の現状を理解できている。日本の労働市場の開放の現状を理解できていない。
評価項目3自国の将来の問題を欧州と比較しながらディスカッションできる。自国の将来の問題を欧州と比較しながら自分の意見が言える。自国の将来の問題を欧州と比較できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本と欧州の文化を比較しながら、戦後欧州の社会と文化について学び、それによって異文化を理解するための方法・他者に自国文化を理解してもらう感覚を養う。特に「B・欧州」では文化の構造的(全体的)理解に焦点をあわせている。映画やニュース映像などの資料も導入するが、「グローバル化による構造的変化は可能か」という問題設定がつねに授業の背景をなしている。
授業の進め方・方法:
外国語の学習の目的は、本来言葉を知ることを通してその背後にある文化を学ぶことにある。本科目は通常の外国語授業では十分に時間が割けないこうした側面にのみ集中して講義する。英語・ドイツ語等の基礎的知識があると理解がしやすい場合があるであろう。比較文化論Aと並行して開講する。
注意点:
ディスカッションやグループワークを実施する場合もある。受身的な知識を得ることよりも、他国の人と中身のある話題で話し合えるようになることが、本来のこの科目の目的である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1 イントロダクション:多民族社会としての欧州 1 「多民族社会」という言葉で表わされる欧州の実情を踏まえて意見を言える。
2週 1 イントロダクション:多民族社会としての欧州 1 「多民族社会」という言葉で表わされる欧州の実情を踏まえて意見を言える。
3週 2 異文化の構造的理解1:食文化 2 日常生活について、異文化としての欧州文化を構造的に理解して意見を言える。
4週 3 異文化の構造的理解2:学校での授業とディスカッションの伝統 3 日常生活や社会のありようについて、異文化としての欧州文化を構造的に理解して意見を言える。
5週 4 異文化の構造的理解3:ドイツの政治と社会と弁論術 4 日常生活や社会のありようについて、異文化としての欧州文化を構造的に理解して意見を言える。
6週 5 労働市場の開放:
移民の問題
5 労働市場の開放の問題について、日本の現状も踏まえながら意見が言える。
7週 5 労働市場の開放:
移民の問題
5 労働市場の開放の問題について、日本の現状も踏まえながら意見が言える。
8週 5 労働市場の開放:
移民の問題
5 労働市場の開放の問題について、日本の現状も踏まえながら意見が言える。
2ndQ
9週 6 日本と比較する:音楽・美術・モード 6 自国の状況と比較しつつ、欧州の現代の文化や社会の問題を理解して意見を言える。
10週 6 日本と比較する:音楽・美術・モード 6 自国の状況と比較しつつ、欧州の現代の文化や社会の問題を理解して意見を言える。
11週 7 日本と比較する:戦争責任問題と徴兵制 7自国の歴史問題を欧州と較しながらディスカッションできる。
12週 7 日本と比較する:戦争責任問題と徴兵制 7自国の歴史問題を欧州と較しながらディスカッションできる。
13週 7 日本と比較する:戦争責任問題と徴兵制 7自国の歴史問題を欧州と較しながらディスカッションできる。
14週 8 まとめに代えて:
自国を説明するための25の質問と回答
8自国の将来の問題を欧州と比較しながらディスカッションできる。
15週 定期試験、答案返却 第14週までの項目の達成度を確認する。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力5000(-10)0050
専門的能力0000000
分野横断的能力5000(-10)0050