電気回路Ⅵ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気回路Ⅵ
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 「電気回路」 大下眞二郎著  共立出版 授業時、配布資料 / 「電気回路(2)回路網・過渡現象編」 安部鍼一 他著 コロナ社
担当教員 枦 健一

到達目標

1.カール展開、フォスター展開を説明できる。
2.フィルタの概要について説明できる。
3.線形回路の基本法則を用いて解析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1リアクタンス関数をカール展開またはフォスター展開してリアクタンス回路を設計でき、共振・反共振周波数について説明できる。リアクタンス関数をカール展開またはフォスター展開してリアクタンス回路を設計できる。リアクタンス関数をカール展開またはフォスター展開してリアクタンス回路を設計できない。
評価項目2フィルタ回路の通過域と減衰域における位相定数や減衰定数について説明できる。フィルタ回路の通過域と減衰域を説明できる。フィルタ回路の通過域と減衰域を説明できない。
評価項目3対象となる回路に対して幾つかの線形回路の基本法則を駆使して解析ができる。各種回路に対して適切な線形回路の基本法則の現象を説明でき、各法則を用いて解析ができる。各種回路に対して線形回路の基本法則の現象が理解できず、適切な法則を用いて解析ができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気回路理論の中の、受動2端子回路、フィルタ回路、線形回路の基本法則を学び、各種回路における現象や定理を理解したうえで計算ができることを目標とする。
授業の進め方・方法:
電気回路をより良く理解し、修得するためには、できるだけ多くの演習問題を解くことが大事である。
注意点:
毎回、60分以上の予習復習を必ず行い、よく考えた上で不明な点は、速やかに質問に来ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 受動二端子回路の性質 2端子回路網とインピーダンス、アドミタンスについて説明できる。
2週 受動二端子回路の性質 2端子回路網とインピーダンス、アドミタンスについて説明できる。
3週 受動二端子回路の性質 2端子回路網とインピーダンス、アドミタンスについて説明できる。
カール展開、フォスター展開を説明できる。
4週 受動二端子回路の性質 カール展開、フォスター展開を説明できる。
5週 受動二端子回路の性質 カール展開、フォスター展開を説明できる。
6週 受動二端子回路の性質 逆回路、定抵抗回路について説明できる。
7週 受動二端子回路の性質
フィルタ回路
逆回路、定抵抗回路について説明できる。
フィルタの概要について説明できる。
8週 フィルタ回路 フィルタの概要について説明できる。
4thQ
9週 フィルタ回路 フィルタの概要について説明できる。
10週 線形回路の基本法則と
解法
網目解析、節点解析を用いて回路の解析ができる。
11週 線形回路の基本法則と
解法
重ねの理、相反定理を用いて回路の解析ができる。
12週 線形回路の基本法則と
解法
鳳-テブナンの定理を用いて回路の解析ができる。
13週 線形回路の基本法則と
解法
その他の定理を用いて回路の解析ができる。
14週 線形回路の基本法則と
解法
その他の定理を用いて回路の解析ができる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週

評価割合

試験小テスト・レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力2010000030
専門的能力5020000070
分野横断的能力0000000