| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | なし | 電荷間に働く力が電場を介して作用することを認識し、重ね合わせの理により電場の強さを計算できる。 | 電荷間に働く力が電場を介して作用することを認識していない。また、重ね合わせの理により電場の強さを計算できない。 |
評価項目2 | 標準的到達レベルに加えて、電場と電位との関係について説明できる。また、一様な電場や点電荷周りの電場から電位を計算できる。 | 電気力線と電束の定義を理解し、帯電体から出ていく「電気力線の数」と「電束の強さ」を導出できる。 | 電気力線と電束の定義を理解できない。また、帯電体から出ていく電気力線の数や電束の強さを導出できない。 |
評価項目3 | 標準的到達レベルに加えて、外部電場に置かれた物質中の電場と電位の様子を説明できる。また、誘電体を含む平行板コンデンサの電場と電気容量/静電容量の関係式を導出できる。 | 磁力線、磁束(磁束密度)の定義を理解し、ガウスの法則を説明できる。 | 磁力線、磁束(磁束密度)の定義が分からない。また、ガウスの法則を説明できない。 |
評価項目4 | 標準的到達レベルに加えて、磁場の中で直線電流が受ける力をローレンツ力によって説明できる。また、順(逆)方向の平行電流同士が互いに及ぼす力を計算できる。 | 磁力線と磁束線の定義を理解し「磁場に関するガウスの法則」を説明できるが、当法則を特定の条件下に対して適用し磁場の強さを計算できる。 | 磁場の発生要因が電流であることを知らない。また、直線電流、円電流、ソレノイドがつくる磁場の強さの式を導出できない。 |
評価項目5 | 標準的到達レベルに加えて、外部磁場の中で物質が常磁性体、反磁性体、強磁性体に変化することを説明できる。 | コイル内部の磁場の変化によって生じる誘導起電力を理解し、その誘導起電力や磁束を計算できる。 | コイル内部の磁場の変化によって生じる誘導起電力を理解していない。また、その誘導起電力や磁束を計算できない。 |