到達目標
三角関数は、物理や専門科目などで幅広く使われる。本科目では、三角関数の基本的性質を理解し、グラフがかけることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
三角比とその応用 | 三角比の相互関係が説明でき、基本的な問題を解くことができる。
ヘロンの公式が説明でき、三角形の面積を求めることができる。
正弦定理・余弦定理を用いて、問題を解くことができる。 | 鈍角・鋭角の三角比を説明し、主な角の三角比を求めることができる。
三角比を用いて、高さや水平距離を求めることができる。
正弦定理・余弦定理を用いて、三角形の辺の長さや角の大きさを求めることができる。
三角形の面積を求めることができる。 | 主な角の三角比を求めることができない。
三角関数表を用いて三角比を求めることができない。
正弦定理・余弦定理が説明できない。 |
三角関数 | 三角関数の性質を用いて、問題を解くことができる。
三角関数のグラフを用いて、問題を解くことができる。
三角関数を含む方程式や不等式を解くことができる。 | 一般角の三角関数が説明でき、主な角の三角関数の値を求めることができる。
三角関数の性質が説明でき、基本的な問題を解くことができる。
三角関数のグラフを描くことができる。
三角関数を含む基本的な方程式や不等式を解くことができる。 | 三角比の一般角への拡張が説明できない。
弧度法が説明できない。
三角関数の周期が説明できない。
三角関数を含む基本的な方程式を解くことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目は、高専数学および物理や専門科目の基礎として位置付けられる。
授業の進め方・方法:
前半に三角比とその応用、後半に三角関数を講義形式で行う。
注意点:
(1)予習として、教科書にある新しい言葉や記号を確認しておき、例や例題を解いておくこと。
(2)毎日30分以上問題を解くこと。授業中に先生が解いた問題でも、もう一度自力で解いてみること。
(3)日頃から問題集や教科書の章末問題などをノートに解く習慣をつけること。
(4)問題をノートに解くときは、メモ書きではなく、試験の答案のつもりで正確に書くようにすること。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
三角比とその応用 |
鋭角の三角比を説明できる。
|
2週 |
同上 |
同上
|
3週 |
同上 |
鈍角の三角比を説明できる。
|
4週 |
同上 |
同上
|
5週 |
同上 |
正弦定理を説明できる。
|
6週 |
同上 |
余弦定理を説明できる。
|
7週 |
同上 |
三角比を用いて三角形の面積が求められる。
|
8週 |
三角関数 |
一般角を説明できる。 一般角の三角関数の定義を説明できる。
|
2ndQ |
9週 |
同上 |
弧度法の定義を説明できる。
|
10週 |
同上 |
三角関数の性質を説明できる。
|
11週 |
同上 |
同上
|
12週 |
同上 |
三角関数のグラフがかける。
|
13週 |
同上 |
三角関数を含む方程式を解くことができる。
|
14週 |
同上 |
三角関数を含む不等式を解くことができる。
|
15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。 | 3 | |
一般角の三角関数の値を求めることができる。 | 3 | |
角を弧度法で表現することができる。 | 3 | |
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | |
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 75 | 25 | 100 |
前期成績 | 75 | 25 | 100 |