エネルギー工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 エネルギー工学Ⅰ
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 〔参考書・補助教材〕「流体の力学計算法」, 森田泰司著, 東京電機大学出版局  「水力学(基礎と演習)」,北川 能監修,井田 晋・他5名共著,パワー社
担当教員 江崎 秀司

到達目標

1.パスカルの原理,アルキメデスの原理を理解し,油圧機器の計算および浮揚体の安定性について説明できる
2.層流と乱流およびレイノルズ数との関係を説明でき,連続の式,エネルギーの式の理解と計算ができる
3.速度境界層が説明でき,直管の摩擦係数と摩擦損失の計算ができる
4.円管の周りの流れが説明でき,ピトー管など流量計の測定原理を理解し,計算できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 1アルキメデスの原理を理解し,浮揚体の安定性について説明できる圧力とその測定方法を説明できるとともに,パスカルの原理を理解し,油圧機器の計算ができる圧力とその測定方法,パスカルの原理,アルキメデスの原理を理解し説明できない
到達目標 2先細ノズルおよび末広ノズルを理解し,臨界速度およびマッハ数を計算できる層流と乱流およびレイノルズ数との関係について説明できるほか,連続の式,エネルギーの式を理解し,計算できる層流と乱流およびレイノルズ数との関係について説明できないほか,連続の式,エネルギーの式を理解し,計算できない
到達目標 3管路の形状変化による圧力損失の計算ができる速度境界層が説明でき,直管の摩擦係数と摩擦損失の計算ができる速度境界層が説明できないほか,直管の摩擦係数と摩擦損失の計算ができない
到達目標 4抗力と揚力について理解し,抗力と揚力の算出ができる円管の周りの流れが説明でき,ピトー管など流量計の測定原理を理解し,計算ができる円管の周りの流れやピトー管など流量計の測定原理を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの科目分類 (4)② 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
エネルギー工学に関する分野のうち,主に流体工学についての基礎知識を理解し,各種エネルギー機器の取扱いや設計等に応用できる能力を養う.
授業の進め方・方法:
各種エネルギー機器に関連する流体工学の基礎的な分野について学習する科目である.物理および微分・積分の予備知識が必要である.
注意点:
講義の内容をよく理解するために,毎回,予習や演習問題等の課題を含む復習として,1時間以上の自学自習が必要である.理解状況を把握するために適宜小テストを行うので,講義内容をよく理解すること.疑問点があれば,その都度質問すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験演習&レポート授業態度合計
総合評価割合75250100
基礎的能力0000
専門的能力75250100
分野横断的能力0000