設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 設計製図Ⅱ
科目番号 0043 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 初心者のための機械製図(第5版) 藤本元 森北出版
担当教員 谷口 康太郎

到達目標

1年次に学習した「設計製図Ⅰ」の知識をもとに,三面図から立体形状を読み取る能力,立体形状から三面図を描く能力を養い,手描きによる部品のスケッチができるようになる.また,コンピュータ支援による製図(2次元CAD)について,基本操作を学習し,基礎的な製図ができるようになることを目的とする.

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル要学習レベル
製図の基礎知識を説明でき,立体形状や立体図を見て三面図を手描きで正確に描くことができる.製図の基礎知識を理解し,立体形状や立体図を見て三面図を手描きで描くことができる. 製図の基礎知識を理解しておらず,立体形状や立体図を見て三面図を手描きで描くことができない.
製図の基礎知識を説明でき,三面図を正確に読み取り,立体図を手描きで正確に描くことができる.製図の基礎知識を理解し,三面図を読み取り,立体図を手描きで描くことができる.製図の基礎知識を理解しておらず,三面図を読み取り,立体図を手描きで描くことができない.
CADシステムに関する基礎知識と基本的操作を説明できる.CADシステムに関する基礎知識と基本的操作を理解している.CADシステムに関する基礎知識と基本的操作を理解していない.
与えられた課題に応じて立体形状をイメージし,2次元CADを用いて製図できる.与えられた課題を2次元CADを用いて製図することができる.与えられた課題を2次元CADを用いて製図することができない.

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は,企業で自動車設計開発業務を担当していた教員が,その経験を活かし,コンピュータ支援による製図(CAD)等について講義・演習形式で授業を行うものである.
1年次に学習した「設計製図Ⅰ」の知識をもとに,三面図から立体形状を読み取る能力,立体形状から三面図を描く能力を養い,手描きによる部品のスケッチができるようになる.また,コンピュータ支援による製図(2次元CAD)について,基本操作を学習し,基礎的な製図ができるようになることを目的とする.
授業の進め方・方法:
本学科の設計製図Ⅰと設計製図Ⅱは、モデルコアカリキュラムVA1「製図」の習得を目的とした科目である.
2次元CADの授業はCAD教室のPCを利用して授業を行う.座学や小テストは教室で行う.
注意点:
CAD教室での授業となるため,早めに移動すること.また,サインインできるようにIDやパスワードをしっかり管理すること.
作成したCADデータを保存するために,USBメモリを持参するか,学内の個人フォルダやmoodle等を利用すること.
2次元CADについてはWindowsのフリーソフト(Jw_cad)を利用するため自宅でも利用でき,遠隔授業の場合は各自のPCで課題を行ってもらう.
正当な理由なしに提出期限を過ぎて提出した課題は大幅に減点する.また,提出期限を大幅に過ぎた課題は評価しない.
演習課題はテストと同じ扱いであり,支援なしに課題を遂行してもらい,時間内に提出されたものを評価する.
〔授業(90分)〕×15回

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製図基礎・三面図演習 製図の基礎知識を説明でき,立体形状や立体図を見て三面図を手描きで正確に描くことができる.
2週 小テスト1,製図基礎・三面図演習 製図の基礎知識を説明でき,立体形状や立体図を見て三面図を手描きで正確に描くことができる.
3週 製図基礎・立体図演習 製図の基礎知識を説明でき,三面図を正確に読み取り,立体図を手描きで正確に描くことができる.
4週 製図基礎・立体図演習 製図の基礎知識を説明でき,三面図を正確に読み取り,立体図を手描きで正確に描くことができる.
5週 小テスト2,製図基礎・立体図演習 製図の基礎知識を説明でき,三面図を正確に読み取り,立体図を手描きで正確に描くことができる.
6週 2次元CAD製図基礎1 2次元CADシステムの役割と構成を説明できる.2次元CADシステムの基本機能を理解し,利用できる.
7週 2次元CAD製図基礎2 2次元CADシステムの役割と構成を説明できる.2次元CADシステムの基本機能を理解し,利用できる.
8週 小テスト3,三面図演習 2次元CADシステムの役割と構成を説明できる.2次元CADシステムの基本機能を理解し,利用できる.立体形状や立体図を見て三面図を手描きで正確に描くことができる.
2ndQ
9週 2次元CAD製図演習1 与えられた課題を2次元CADを用いて製図することができる.
10週 2次元CAD製図演習2 与えられた課題を2次元CADを用いて製図することができる.
11週 2次元CAD製図演習3 与えられた課題を2次元CADを用いて製図することができる.
12週 2次元CAD製図演習4 与えられた課題に応じて立体形状をイメージし,2次元CADを用いて製図できる.
13週 演習課題(実技試験) 与えられた時間内に支援なしに,課題に応じて立体形状をイメージし,2次元CADを用いて製図できる.
14週 演習課題の解説,三面図演習 演習課題でできなかった部分を理解する.
立体形状や立体図を見て三面図を手描きで正確に描くことができる.
15週 試験答案の返却・解説 試験においてできなかった部分を自分の課題として認知する(非評価項目).
16週 なし なし

評価割合

定期試験小テスト課題演習課題(実技試験)合計
総合評価割合30203020100
基礎的能力00000
専門的能力30203020100
分野横断的能力00000