文学概論

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 文学概論
科目番号 0070 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントで配布(資料や執筆したレポート等のファイリングが必要)
担当教員 保坂 直之

到達目標

1.文学作品の表現・文体・構成を主観を入れず観察して特徴を指摘できる。
2.1.で指摘した表現方法の狙いを説明できる。
3.2.で指摘した狙いの成否を判断できる。
4.時代・社会・作家論などの背景知識を入れて文学作品を解釈できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文学作品の表現・文体・構成のそれぞれについて主観を入れずに観察して特徴を指摘できる。文学作品の表現・文体・構成のいずれかを主観を入れずに観察して特徴を指摘できる。文学作品の表現・文体・構成を主観を入れずに観察することができない。
評価項目2文学作品の特徴的な表現方法の狙いを根拠を明らかにして説明できる。文学作品の特徴的な表現方法の狙いを説明できる。文学作品の特徴的な表現方法の狙いを説明できない。
評価項目3文学作品で意図された表現方法の成否を根拠を明らかにして判断できる。文学作品で意図された表現方法の成否を判断できる。文学作品で意図された表現方法の成否を判断できない。
評価項目4時代・社会・作家論などの背景知識を十分に入れて文学作品を解釈できる。時代・社会・作家論などの背景知識を入れて文学作品を解釈できる。時代・社会・作家論などの背景知識を入れて文学作品を解釈できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近代・現代の韻文・ドラマ・散文作品を鑑賞・分析・批評し、文芸作品を味わうための方法を養いながら、日本語の豊かな表現力を身に付けることを目指す。
授業の進め方・方法:
国語の授業の延長線上にあるだけではなく、批評という行為には歴史・経済・文化へのさまざまな知識の有無が問われるという意味で、本科目は語学を含めたさまざまな基礎教養科目の結節点でありうる。同時に説得力のある文章を書く、という演習的要素(作文指導)も加えて、実践的な言語表現力の養成も図る。
注意点:
概論ではあるが、演習的要素も加味されている。つまり、鑑賞や分析(方法の例示)においては受身的な講義になろうが、授業時間でのディスカッションやそれをもとにしたレポート執筆においては受講生(=批評者)の主体的な発言・発表も求められる。文学を通して自らを主張する楽しさも味わってほしい。鑑賞には日本語だけでなく英語・ドイツ語の基礎的知識が必要な場合もある。読書などの自習が重要で、240分/1Wの自学自習が必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験課題ワークシート態度-10合計
総合評価割合100000100
基礎的能力5000050
専門的能力00000
分野横断的能力5000050