到達目標
1.組織で仕事をするにあたって,品質管理の基本を含めて企業活動の基本常識を理解している。
2.企業等で行われている改善活動も言葉としては理解できる。
3.社会人として最低限知っておいてほしい仕事の進め方や品質管理に関する用語の知識は有している。
4.工程能力指数を理解し、相関係数のrを求め、判断ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 右記の標準的な到達レベルに加え、工程能力指数を理解し、相関係数のrを求め、判断ができる。 | 組織で仕事をするにあたって, 品質管理の基本を含めて企業活動の基本常識を理解してお り,企業等で行われている改善活動も言葉としては理解で きる。社会人として最低限知っておいてほしい仕事の進め方や品質管理に関する用語の知識は 有している。(日本規格協会 品質管理検定4級レベルより) | 組織で仕事をするにあたって, 品質管理の基本を含めて企業活動の基本常識を理解してお り,企業等で行われている改善活動も言葉としては理解で きていない。社会人として最低限知っておいてほしい仕事の進め方や品質管理に関する用語の知識は 有していない。 |
評価項目2 | 国際規格ISO9001の認証制度と規格の概要を理解し説明できる。 | 国際規格ISO9001の認証制度と規格の概要を理解できる。 | 国際規格ISO9001の認証制度と規格の概要を理解できない。 |
評価項目3 | 品質管理の基本を理解し説明出来る。品質管理の地域での実用例を理解し説明出来る。経営品質の概要について理解し説明出来る。経営品質の事例を通して本質を理解し説明出来る。 | 品質管理の基本を理解し説明出来る。品質管理の地域での実用例を理解し説明出来る。経営品質の概要について理解出来る。経営品質の事例を通して本質を理解出来る。 | 品質管理の基本を理解し説明出来ない。品質管理の地域での実用例を理解し説明出来ない。経営品質の概要について理解出来ない。経営品質の事例を通して本質を理解出来ない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
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教育プログラムの科目分類 (4)②
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JABEE(2012)基準 1(2)(d)
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教育方法等
概要:
この科目は、企業で半導体や真空装置、給水製品の品質管理を担当していた教員が、その経験を活かし、品質管理に必要な諸手法についての基礎知識や地元企業での実践例等について講義(実習、実験)形式で授業を行うものである。
品質管理に必要な諸手法についての基礎的知識を理解、習得させ、これを活用するための技能の習熟を図る。また、地域企業での実用例についても把握する。
授業の進め方・方法:
講義の内容をよく理解するために,毎回,予習や演習問題等の課題を含む復習として,60分以上の自学自習が必要である。
注意点:
品質管理・品質改善手法についての全般的な講義となるので、参考書等を利用して、よく整理して理解してほしい。なお,本科目は学修単位〔講義Ⅰ〕科目であるため,指示内容について60分程度の自学自習(予習・復習)が必要である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1、品質管理とは(組織におけるよい製品つくりー) (1)品質管理とは (2)品質優先の考え方
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□品質の定義、ねらいの品質、品質に関する問題と課題、品質管理活動の基本などを理解する。 □品質優先とは、マーケットインの考え方を理解する。
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2週 |
(3)管理活動 (4)仕事に進め方 (PDCA)
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□維持活動、改善活動を理解する。 □PDCAのサイクル、SDCAのサイクルを理解する。
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3週 |
(5)改善とQCストーリー (6)重点指向の考え方、標準化
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□QCストーリー、小集団改善活動(QCサークル活動)を理解する。 □重点指向の考え方、標準化を理解する。
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4週 |
各企業での改善活動内容 (1)品質管理の基本、事例 (2)品質改善、手法 |
□生産工程で品質を管理、保証する上での基本を理解する。 □品質改善手法を事例から理解する
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5週 |
各企業での改善活動内容 (1)改善事例、進め方 (2)統計的手法の活用 |
□改善事例をもとに改善の進め方を理解する。 □統計的手法を用いた品質管理の考え方を理解する。
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6週 |
経営品質の概要説明 |
□経営品質の基本的な考え方を理解する
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7週 |
経営品質の基本理念 |
□4つの基本理念(顧客本位、独自能力、社員重視、社会との調和)と9つの重視する考え方について理解する
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8週 |
ISO9001とは |
□国際規格ISO9001の認証制度を理解し説明できる。
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4thQ |
9週 |
ISO9001活用事例 |
□国際規格ISO9001の活用事例を通じて、規格の概要を理解し説明できる。
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10週 |
2、品質管理活動に関連する基本知識 (7)標準化、検査 (8)工程とプロセス |
□標準化、検査を理解する。 □工程とプロセスを理解する。
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11週 |
(9)事実とデータに基づく判断 (10)QC七つ道具 |
□ 品質管理の基本を理解し説明できる。
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12週 |
(11)工程能力指数 (12)相関係数 |
□工程能力指数(両側規格、片側規格)を理解する。 □相関係数のrの求め、判断ができる。
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13週 |
(13)まとめ |
□上記(1)~(10)のまとめ (品質管理検定4級内容)
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14週 |
(14)まとめ |
□上記(1)~(10)のまとめ (品質管理検定4級内容)
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15週 |
試験答案の返却・解説 紙コプター実験
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試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。(非評価項目)
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |