情報通信ネットワーク

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報通信ネットワーク
科目番号 0139 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 なし
担当教員 福添 孝明

到達目標

・モデルコアカリキュラムVD6情報通信ネットワークの「階層化プロトコル」と「ローカルエリアネットワークとインターネット」で示される知識を説明できるようになること。
・モデルコアカリキュラムVD7情報数学・情報理論の「情報理論」について、概要を理解すること。
・「K-SEC」サイバーセキュリティに関する専門的な事項を説明出来ること。

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル要学習レベル
情報通信ネットワークネットワークシステムが階層化されている理由と各層の役割ならびに代表的なプロトコルを説明することができ、問題発生時には解決方法を推測することが出来る。ネットワークシステムが階層化されている理由と各層の役割ならびに代表的なプロトコルを説明することができる。ネットワークシステムについて、階層化が適用されている理由を説明することが出来ない。
情報理論授業で扱っていない符号化や暗号化についても説明することができる。符号化と暗号化について説明することが出来る。符号化と暗号化について説明することが出来ない。
サイバーセキュリティ最新の脆弱性情報を自ら修得し、対応策を身につけている。脆弱性を説明することが出来る。脆弱性が何であるか説明することが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる
教育プログラムの科目分類 (4)② 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会インフラの一つである情報通信ネットワークの仕組みや関連する技術について学習する科目である。前半はモデルコアカリキュラムVD6情報通信ネットワークの階層化プロトコル、ローカルエリアネットワークとインターネットを取扱う。後半はK-SECカリキュラムに基づくサイバーセキュリティに関して、より専門的な領域を扱い、それらについて説明ならびに対処出来るようになることを目標とする。この内容の一部はVD7情報理論に該当する。
授業の進め方・方法:
パソコン教室での配信システムを活用した講義を主として実施する。また知識定着を目的としたMoodle小テストを実施する。
注意点:
パソコンのアカウントを忘れると、授業資料の閲覧が出来ない。Moodleのアカウントを忘れると小テストの受験が出来ない。これらのアカウント忘れに関しては対応しない。本科目は講義Ⅱであるので、各週の授業90分に加えて自学自習240分が必要である。そのため、レポート課題を課すので、指定日時までに目標を達成することが求められる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 階層化プロトコル プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。
2週 ローカルエリアネットワークとインターネット ネットワークの概念を説明できる。
3週 ローカルエリアネットワークとインターネット 各層の役割や、関係する規約や技術を説明できる。
4週 ローカルエリアネットワークとインターネット 各層の役割や、関係する規約や技術を説明できる。
5週 ローカルエリアネットワークとインターネット 各層の役割や、関係する規約や技術を説明できる。
6週 ローカルエリアネットワークとインターネット 各層の役割や、関係する規約や技術を説明できる。
7週 ローカルエリアネットワークとインターネット 各層の役割や、関係する規約や技術を説明できる。
8週 サイバーセキュリティ(発展) 機密性、完全性、可用性について説明できる。
4thQ
9週 サイバーセキュリティ(発展) 情報へのアクセス制限やパスワード認証について説明できる。
10週 サイバーセキュリティ(発展) 基礎的な暗号技術(暗号化、復号、VPN)とその必要性について説明できる。
11週 サイバーセキュリティ(発展) 主要な攻撃方法について説明することができる。
攻撃に対する防御方法(予防と対処)について説明することができる。
12週 サイバーセキュリティ(発展) 情報を取り扱う上でのリスクを洗い出すことができ、危険度の評価を行うことができる。
13週 サイバーセキュリティ(発展) インシデント発生時にとるべき行動を提案することができる。
14週 サイバーセキュリティ(発展) 脅威(意図的脅威、偶発的脅威)を洗い出し、危険度と対策を説明できる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として認知する。
16週

評価割合

定期試験小テストレポート合計
総合評価割合403030100
専門的能力403030100