情報基礎

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報基礎
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新・コンピュータ解体新書,清水忠昭他,サイエンス社
担当教員 堂込 一秀

到達目標

本科目の目標は、情報工学科の専門科目を学ぶための基礎を固めることである。本科目の受講生は、コンピュータに関する目標として、基数変換法や論理回路を始めとする専門領域について基礎的な意思疎通ができるようになることが求められる。また、電気回路に関する目標として、キルヒホッフの法則を利用して直流回路の計算ができるようになることが求められる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できるプログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡し、変数の追加や変更を行えるプログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できるプログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できない
浮動小数点数や近似計算のしくみを示せる浮動小数点数や近似計算のしくみを示せ、実際に計算できる浮動小数点数や近似計算のしくみを示せる浮動小数点数や近似計算のしくみを示せない
任意の基数法による四則演算ができる任意の基数法による四則演算ができる10,2,8,16数法による四則演算ができる2進数による四則演算ができない
負数を2の補数で表せる2の補数を使った減算処理ができる負数を2の補数で表せる負数と2の補数の結びつきができない
アセンブリ言語を機械命令に変換できる機械命令で書かれたプログラムをアセンブリ言語に直し、プログラムの機能を説明できるアセンブリ命令を機械命令に変換できるアセンブリ命令を機械命令に変換できない
真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる基本的な論理ゲートを組み合わせた回路の真理値表と機能を示せる真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せない
半加算器,全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示し、機能や応用方法を示せる半加算器,全加算器,エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作がわからない
直並列接続された抵抗の合成抵抗値を求められる直並列接続された抵抗の合成抵抗値を求められ、分圧則,分流速を用いて電圧・電流を求められる直並列接続された抵抗の合成抵抗値を求められる直並列接続された抵抗の合成抵抗値を求められない
電流則と電圧則を適用して回路の解析ができるキルヒホッフの法則とオームの法則を用いて電流側と電圧則を説明することができる電流則と電圧則を適用して回路の解析ができる電流則と電圧則を適用して回路の解析ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報工学科の専門科目を学ぶための基礎を固める。
授業の進め方・方法:
特に予備知識は必要としない。本科目では、情報工学科の専門科目につながる最も基本的な事項を取り扱う。
注意点:
情報の表現やコンピュータの構造を中心として、これらの実現技術として直流回路の基礎についてもふれる。いずれも基本的な事項なので、定着度の高い修得が求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラム プログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できる。
2週 プログラム プログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できる。
3週 プログラム プログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できる。
4週 プログラム プログラム実行に伴う変数の値の変化を追跡できる。
5週 コンピュータの限界 浮動小数点数や近似計算のしくみを示せる。
6週 コンピュータの限界 浮動小数点数や近似計算のしくみを示せる。
7週 コンピュータの限界 浮動小数点数や近似計算のしくみを示せる。
8週 基数変換と四則演算 任意の基数法による四則演算ができる。
負数を2の補数で表せる。
2ndQ
9週 基数変換と四則演算 任意の基数法による四則演算ができる。
負数を2の補数で表せる。
10週 基数変換と四則演算 任意の基数法による四則演算ができる。
負数を2の補数で表せる。
11週 基数変換と四則演算 任意の基数法による四則演算ができる。
負数を2の補数で表せる。
12週 基数変換と四則演算 任意の基数法による四則演算ができる。
負数を2の補数で表せる。
13週 アセンブリ言語と機械命令 アセンブリ言語を機械命令に変換できる。
文字と文字コードの関係を示せる。
14週 アセンブリ言語と機械命令 アセンブリ言語を機械命令に変換できる。
文字と文字コードの関係を示せる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
16週
後期
3rdQ
1週 コンピュータの基本動作 命令フェッチと命令実行の動作を示せる。
2週 コンピュータの基本動作 命令フェッチと命令実行の動作を示せる。
3週 論理回路 真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる。
半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる。
4週 論理回路 真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる。
半加算器,全加算器,エンコーダ,デコーダ,フリップフロップ,カウンタの動作を示せる。
5週 論理回路 真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる。
半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる。
6週 論理回路 真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる。
半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる。
7週 論理回路 真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる。
半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる。
8週 論理回路 真理値表と基本的な論理ゲートの機能を示せる。
半加算器、全加算器、エンコーダ、デコーダ、フリップフロップ、カウンタの動作を示せる。
4thQ
9週 合成抵抗値 直並列接続された抵抗の合成抵抗値を求められる。
10週 合成抵抗値 直並列接続された抵抗の合成抵抗値を求められる。
11週 キルヒホッフの法則 電流則と電圧則を適用して回路の解析ができる。
12週 キルヒホッフの法則 電流則と電圧則を適用して回路の解析ができる。
13週 キルヒホッフの法則 電流則と電圧則を適用して回路の解析ができる。
14週 キルヒホッフの法則 電流則と電圧則を適用して回路の解析ができる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
16週

評価割合

試験自学自習態度合計
総合評価割合60400100
基礎的能力60400~-40100