多変量解析

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 多変量解析
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 〔教科書〕 「音響・音声工学入門」,幸田晃・斯文堂㈱ 〔参考書・補助教材〕 「多変量解析のはなし」,有馬哲/石村貞夫 東京図書
担当教員 幸田 晃

到達目標

音声分析/・多変量解析の理解を通して、ディジタルデータに対する簡単な信号処理を説明できるようにする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1重回帰式の検定、および係数の意味づけができる。重回帰係数を求めることができる。重回帰係数を求めることができない。
評価項目2音声を使って、音声認識要領を0から説明できる。信号波形の周波数分析ができる。信号波形の周波数分析ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの科目分類 (4)② 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
統計数学的基礎知識・プログラミング能力が必要.応用実験・ディジタルフィルタ・卒業研究に関連する.
授業の進め方・方法:
前回授業内容を覚えておくこと.授業j中の小テストに集中しレポート等十分(90分以上)に取組む.
疑問点は絶対に残さないこと.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.重回帰分析の概要
2.分散共分散・逆行列
□ 概要を理解し、重回帰係数等の用語を説明できる.
□ 係数算出に必要な分散共分散・逆行列を計算できる.
2週 継続
3.重回帰係数・
相関係数・検定等
継続
□ 重回帰係数・相関係数・検定等計算を計算できる.
3週 継続
4.重回帰分析
継続
□ 重回帰分析検討の方法例を説明できる.
4週 5.EXCELによる重回帰 □ EXCELにより重回帰の検定までできる.
5週 継続 継続
6週 6.応用 □ グループ毎収集したデータにより評価ができる.
7週 7.発表 □ グループ毎分析結果を発表できる.
8週 8.音の強さ・音圧レベル
9.プログラムによる音の
作成
□ 音のレベル計算できる.
□ 振幅・パワ・dB間の計算ができる.
□ 任意の周波数・サンプリング周波数・でWAVファイルを作成できる.
4thQ
9週 継続
10.周波数分析
継続
□ フーリエ変換前後の波形とスペクトルとの対応が説明できる.
□ パーシバルの定理を説明し、計算できる.
10週 11.周期・非周期音 □ 各波形とスペクトル、線スペクトルと連続スペクトル、オクターブ表現、ピッチ、スペクトログラムの各意味を説明できる.
11週 12.窓関数の効果 □ ハニン窓関数について、その効果を説明できる.
12週 継続
13.音声とは
継続
□ 音源・フィルタ理論を説明できる.
13週 14.音声の分析 □ 音声の生成、音声と言語、子音と母音、音声の仕組み、各母音のスペクトル、フォルマント分布の各意味を説明でき、自らの音声を目視で母音認識できる.
14週 15.マハラノビスによる判別
分析
□ マハラノビスによる判別分析ができる.
15週 16.音声認識への判別応用
分析
□ 母音判別分析ができる.

16週 試験答案の返却・解説 各試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目).

評価割合

試験小テスト・レポート等合計
総合評価割合7525100
7525100
000