情報技術実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報技術実習Ⅰ
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 講義時に提示
担当教員 磯川 幸直

到達目標

1.二次元図形を描くことができる
2.座標軸を設定することができる
3.マウスとキーボードのイベントハンドリングをすることができる
4.三次元図形を描くことができる
5.アニメーションを行うことができる
6.隠面消去処理を行うことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
二次元図形を描くことができる線に色を付けて描くだけでなく、図形を塗りつぶすこともできる関数 glBegin(GLnum mode) の引数である mode を適切に指定できるmode を適切に指定できない
座標軸を設定することができるウィンドウの位置やサイズを指定した上で、ビューポートを適切に指定することもできる関数 glOrtho( を用いて、ビューポートを適切に指定できるビューポートを適切に指定できない
マウスとキーボードのイベントハンドリングをすることができるマウスのボタンクリックのみならず、ドラッグのイベントハンドリングもできるマウスのボタンクリックのイベントハンドリングができるエスケープキーのイベントハンドリングすらできない
三次元図形を描くことができる視点の位置を変更することもできる透視投影を行って、線画を表示することができる線画を表示することすらできない
アニメーションを行うことができる関数 glutTimerFuncを用いて、タイマーを利用することもできる関数 glutIdleFunc を用いて、アニメーションを行うことができアニメーションを行うことができない
隠面消去処理を行うことができるカリングを行うこともできるデプスバッファを使用して、隠面消去処理を行うことができる隠面消去処理を行うことができない

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの科目分類 (2)② 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(c) 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-2 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)の基本原理を理解し、基本的な技術を修得する。
授業の進め方・方法:
(1) 資料に沿ってプログラム例を解説する。そのあと授業時間内では、(2) 例と類似の簡単な問題を各自が解く。
(3) 数回の授業の後、少々高度な問題をレポートに課す。(4) 学期末には、かなり高度な問題を試験問題の例として提示する。
注意点:
「習うより慣れよ」という勉強法が推奨されることが多いが、この勉強法は誤りで、本当に大事な事は自力で問題を解きながら、基本的な考え方を徹底的に理解することである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 2次元グラフィックス GLUTのインストール、コンパイルの仕方、ウィンドウを開く、2次元図形を描く
2週 2次元グラフィックス GLUTのインストール、コンパイルの仕方、ウィンドウを開く、2次元図形を描く
3週 2次元グラフィックス GLUTのインストール、コンパイルの仕方、ウィンドウを開く、2次元図形を描く
4週 2次元グラフィックス GLUTのインストール、コンパイルの仕方、ウィンドウを開く、2次元図形を描く
5週 3次元グラフィックス 座標軸を設定する、マウスとキーボード、3次元図形を描く。
6週 3次元グラフィックス 座標軸を設定する、マウスとキーボード、3次元図形を描く。
7週 3次元グラフィックス 座標軸を設定する、マウスとキーボード、3次元図形を描く。
8週 3次元グラフィックス 座標軸を設定する、マウスとキーボード、3次元図形を描く。
2ndQ
9週 3次元グラフィックス 座標軸を設定する、マウスとキーボード、3次元図形を描く。
10週 アニメーション アニメーション、隠面消去処理、陰影付け
11週 アニメーション アニメーション、隠面消去処理、陰影付け
12週 アニメーション アニメーション、隠面消去処理、陰影付け
13週 アニメーション アニメーション、隠面消去処理、陰影付け
14週 アニメーション アニメーション、隠面消去処理、陰影付け
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する
16週

評価割合

試験実習レポート合計
総合評価割合6040100
専門的能力6040100