科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 倫理
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 〔教科書〕 『新倫理 最新版』(菅野覚明・熊野純彦・山田忠彰 ほか8名、清水書院、平成29年) 〔参考書・補助教材〕 必要な資料や文献は適宜プリントして配布する。
担当教員 町 泰樹

到達目標

〔本科目の目標〕 青年期の特質と課題を理解すると同時に、先達の思想について、その基本事項を理解する。それによって、自己を客観的にとらえ、自己の生き方を模索するための自覚的態度を養うことが本科目の目標である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.人間の特質を理解できる。人間の特質を示す諸概念について、自分の言葉で説明できる。人間の特質を示す諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。人間の特質を示す諸概念について、一問一答式で答えることができない。
2.心理的離乳やモラトリアムといった青年期特有の問題について理解できる。青年期特有の問題を示す諸概念について、自分の言葉で説明できる。青年期特有の問題を示す諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。青年期特有の問題を示す諸概念について、一問一答式で答えることができない。
3.アイデンティティや自己実現の重要性を理解できる。アイデンティティや自己実現に関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。アイデンティティや自己実現に関する諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。アイデンティティや自己実現に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。
4.自然哲学やソフィストの特質を理解できる。自然哲学やソフィストに関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。自然哲学やソフィストに関する諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。自然哲学やソフィストに関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。
5.ギリシア・ヘレニズム・ローマの特質を理解できる。ギリシア・ヘレニズム・ローマの特質について、自分の言葉で説明できる。ギリシア・ヘレニズム・ローマの特質に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。ギリシア・ヘレニズム・ローマの特質に関して、一問一答式で答えることができない。
6.ユダヤ・キリスト教、イスラム教、などを理解できる。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教に関連した諸概念について、自分の言葉で説明できる。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教に関連した諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教に関連した諸概念について、一問一答式で答えることができない。
7.儒家や道家を中心とした中国思想を理解できる。中国思想に関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。中国思想に関する諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。中国思想に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。
8.近代から現代までの各種科学観について理解できる。近代から現代までの科学観について、自分の言葉で説明できる。近代から現代までの科学観に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。近代から現代までの科学観に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。
9.民主主義の成立に関わる社会思想を理解できる。民主主義の成立に関わる社会思想に関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。民主主義の成立に関わる社会思想に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。民主主義の成立に関わる社会思想に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。
10.カントの思想や功利主義について理解できる。カントの思想や功利主義に関する諸概念について、自分の言葉で説明できる。カントの思想や功利主義に関する諸概念に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。カントの思想や功利主義に関する諸概念について、一問一答式で答えることができない。
11.現代社会におけるさまざまな問題を理解できる。現代社会におけるさまざまな問題について、自分の言葉で説明できる。現代社会におけるさまざまな問題に関する複数の説明文から、適切なものを選択することができる。現代社会における様々な問題について、一問一答式で答えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
〔本科目の位置付け〕 1年次の「歴史」を基礎としつつ、スタンダードな倫理思想史を学び、下記の授業項目にそって個々の問題を考察・検討していく。3年次の「政治・経済」、4年次の「倫理学」「哲学」に関連する基礎知識として位置づける。
授業の進め方・方法:
本科目は、講義形式で授業を進行する。
注意点:
〔学習上の留意点〕 単になる暗記に終わることなく、自分自身で問題を考え抜く態度を身につけること。教科書や適宜配布するプリントを参考に毎回復習し、60分以上の自学自習を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人間とは何か 人間の特質を理解できる。
2週 青年期の課題と自己形成(1) 心理的離乳やモラトリアムといった青年期特有の問題について理解できる。
3週 青年期の課題と自己形成(2) アイデンティティや自己実現の重要性を理解できる。
4週 青年期の課題と自己形成(3)
5週 人生における哲学①(1) 自然哲学やソフィストの特質を理解できる。
6週 人生における哲学①(2)
7週 人生における哲学②(1) ギリシア・ヘレニズム・ローマの特質を理解できる。
8週 人生における哲学②(2)
2ndQ
9週 人生における哲学②(3)
10週 人生における哲学②(4) ユダヤ・キリスト教、イスラム教、などを理解できる。
11週 人生における宗教(1)
12週 人生における宗教(2)
13週 人生における宗教(3)
14週 人生における宗教(4)
15週 前期期末試験の答案返却・解説 これまでの達成度を確認する。
試験において間違えた部分を理解できる。
16週
後期
3rdQ
1週 人生の知恵(1) 儒家や道家を中心とした中国思想を理解できる。
2週 人生の知恵(2)
3週 人生の知恵(3)
4週 人生の知恵(4)
5週 自然や科学技術と人間とのかかわり(1) 近代から現代までの各種科学観について理解できる。
6週 自然や科学技術と人間とのかかわり(2)
7週 民主社会における人間のあり方(1) 民主主義の成立に関わる社会思想を理解できる。
8週 民主社会における人間のあり方(2)
4thQ
9週 民主社会における人間のあり方(3)
10週 自己実現と幸福(1) カントの思想や功利主義について理解できる。
11週 自己実現と幸福(2)
12週 現代社会の諸問題(1) 環境倫理や情報化社会、グローバル化といった現代社会におけるさまざまな問題を理解できる。
13週 現代社会の諸問題(2)
14週 現代社会の諸問題(3)
15週 後期期末試験の答案返却・解説 これまでの達成度を確認する。試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。(非評価項目)
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000